NEWS&DATA 2013年
13年12月配信ニュース
■キッズステーション、ターゲット別接触率でF1、F2、4~12歳男子、未就学児(0~6歳)がいる世帯で全チャンネル中1位を獲得(13.12.27)
こども・アニメ専門チャンネル「キッズステーション」((株)キッズステーション、東京・渋谷区、宮内康行社長)は、(株)ビデオリサーチが12月2日~5日に実施した「機械式ペイテレビ接触率調査」のターゲット別平均接触率で、F1、F2、4~12歳男子、未就学児(0~6歳)がいる世帯で全チャンネル中1位を獲得したと発表した。
キッズステーションでは、未就学児と母親が一緒に楽しめる視聴ゾーン「ハピクラタイム」(月曜~金曜 7時30分~12時)で放送中の『それいけ!アンパンマン』『チャギントン』などの番組加え、オリジナル子ども番組『ハッピー!クラッピー』や『ゴーゴー!のりものタウン』『ピポンザABC』『おやこでクッキング』などが、未就学児と随伴視聴者である母親が含まれるF1、F2層から支持されたと分析している。
■ムービープラス、世帯年平均接触率で2年連続映画チャンネル中1位に(13.12.26)
映画専門チャンネル「ムービープラス」(ジュピターエンタテインメント(株)、東京・千代田区、宮田昌紀社長)は、機械式ペイテレビ接触率調査(12月2日~15日実施)において、世帯平均接触率が映画チャンネル中1位となった。同チャンネルは12年2月以降の同調査全てで映画チャンネルトップを維持し、世帯年平均接触率が2年連続映画チャンネル中1位となった。
また12月の世帯リーチ(%)も参加全チャンネル中1位となり、13年6月の調査から4期連続で参加全チャンネル中1位となっている。
■NexTV-F、HEVCで4K60p映像をリアルタイム伝送するでもを実施(13.12.26)
一般社団法人 次世代放送推進フォーラム(須藤修理事長、以下NexTV-F)は12月26日に、2014年度からの4K衛星放送開始に向けた実証トライアルを行なった。
実証トライアルを行なったのは、スカパー東京メディアセンター。同内に14年の124/128度CS衛星での4K試験放送と同様の環境を整えた。スタジオ内にカメラを設置し、撮影。その映像を4K60pの映像をH.265 / HEVCでリアルタイム・エンコードし、放送で想定している復調処理、および疑似衛星回線を通じて、テレビ画面上に再生。これまでも4K映像の配信実験は行われてきたが、それはH.264でのもの。4K60p H.265/HEVCでは日本初となり、海外でも類をみないという。
また、HEVC対応LSIの利用を想定してソフトウエアで符号化と復号化を行った映像を展示した。
■イッツコム、月額525円「とことんサポート」サービス開始(13.12.25)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)は、14年1月1日から利用者向けに、テレビ・PCを中心としたデジタル機器に関する問題全般を解決する「とことんサポート」サービスを開始する。デジタル機器の普及と複雑化で、接続や設定に関する問い合わせが多くなっていることを受けて新設する。
「とことんサポート」に加入すると、専用フリーダイヤルで利用方法や接続に関する問題や疑問をいつでも問い合わせ可能なほか、希望に応じて専門アドバイザーが訪問しトラブルに対応する。これまで出張費用として3,150円、技術費として2,100円かかっていたものが、月3回まで無料で訪問サポートを受けられる。利用料は月額525円。
■Hulu、NHKのコンテンツ配信を開始(13.12.25)
フールージャパンLLC(東京・港区、バディ・マリーニ マネージング・ディレクター、以下Hulu)は、NHKおよび(株)NHKエンタープライズとのコンテンツ・パートナーシップを通じて、12月25日からNHKの番組をHuluで配信を開始した。
配信されるコンテンツは、『タイムスクープハンター』『プロジェクトX~挑戦者たち~』『おしりかじり虫』『スタンフォード白熱教室』『サラリーマンNEO』『NHK おかあさんといっしょ ファミリーコンサート』『もしドラ』『N響コンサート』『おじゃる丸』など。
■J:COM、11月末の総加入世帯数は381万5,700件(13.12.20)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は、13年11月末時点の連結ケーブルテレビ子会社(11社50局)の加入世帯数を発表した。
総加入世帯数は381万5,700件。サービスごとの内訳はケーブルテレビが312万3,700件、高速インターネット接続が210万300件、電話が264万100件。
■WOWOW、自己株式を買い付け(13.12.20)
(株)WOWOW(東京・港区、和崎信哉社長)は、自己株式の取得および自己株式立会外買付取引(ToSTNeT‐3)による自己株式の買い付けを行う。
同買い付けは、経営環境の変化を踏まえ、機動的な資本政策を遂行するために行うもの。取得株式は当面金庫株として保有する予定。
買い付けは12月20日の東京証券取引所第1部のWOWOW普通株式の終値3,325円で、12月24日8時45分にToSTNeT-3において買い付けの委託を行う。取得する株式の総数は100万株を上限としている。結果は取引終了後に公表される。
同買い付けに際し、パナソニック(株)および(株)日立製作所から、保有する株式の売付注文を行う予定との意向表面を受けているという。
■アリアンスペース、科学衛星ガイアの打ち上げに成功(13.12.19)
アリアンスペース社(本社フランス・パリ、ステファン・イズラエル会長兼CEO)は、欧州宇宙機関の科学衛星ガイアの打ち上げに成功した。
同衛星は南米フランス領ギアナ、クールーのギアナ宇宙センターより、ソユーズで打ち上げられた。
ガイアは今後5年間で10億個の天体の位置や動き、距離、スペクトルなどを観察し、精度の高い天体地図作成などのミッションに利用される。
■米Hulu、2013年の業績を発表(13.12.19)
米Huluは、13年の業績を発表した。
発表によると、総収入は10億ドルを達成(12年は6億9,500万ドル)。7.99ドルの月額定額サービス「Hulu Plus」は会員数が500万人を突破した。
コンテンツは488のコンテンツ・パートナーより、8万6,000のテレビエピソード、2,900のテレビシリーズ、6万8,000時間分の動画を提供。また20のHuluオリジナル作品も提供した。14年以降は数年間で倍程度のオリジナル作品を提供する予定。
広告は1,000以上のブランドが出稿(前年比+15%)。各四半期あたりの再生回数は10億回を突破した。
社員数は1年間でグローバルで260名以上増え、725名となっている。
■NHK、ハイブリッドキャストのセカンドスクリーン向けサービスを開始(13.12.18)
NHK(東京・渋谷区、松本正之会長)は12月16日より、「NHK Hybridcast」(以下ハイブリッドキャスト)のセカンドスクリーンサービスを開始した。
ハイブリッドキャストは放送とインターネットを融合したサービス。これまではテレビ上でインターネットより取得した各種コンテンツなどを閲覧できていた。利用にはハイブリッドキャスト対応テレビが必要となる。
セカンドスクリーン向けサービスではスマートフォンやタブレット端末に「Hybridランチャー」というアプリをインストールすることで、それらモバイル端末とハイブリッドキャスト対応テレビを連携させ、番組に関する多彩な情報を取得できるようになる。
主なセカンドスクリーン向けサービスとしては、双方向クイズ番組など、双方向番組にハイブリッドキャストを利用して参加できるようになるサービス、番組に関連したキーワードをモバイル端末に次々と表示し検索しやすくする「キーワードコネクト」、放送中の番組のwebサイトがモバイル端末上に表示される「番組サイト閲覧サービス」がある。
またハイブリッドキャストでは、テレビ向けサービスとして「みのがしなつかし」を提供開始。過去のニュースや1~3分程度の番組ダイジェストなどのビデオクリップ約800本を視聴できる。ビデオクリップは放送中の番組に関連したもののほか、放送年やジャンル、地域などさまざまな検索機能で探すことができる。
■JCN大田、市民レポーター「大田ビデオリポータークラブ」発足。映像で地域活性化促進(13.12.18)
(株)JCN大田ケーブルネットワーク(東京・大田区、市川和夫社長、以下JCN大田)は、NPO法人市民がつくるTVFと協働し、「大田ビデオリポータークラブ」(大田VRC)を14年1月に発足する。
大田VRCは、JCN大田とつくるTVFが大田区をテーマに身の回りの出来事を市民の目線で制作し、情報発信することで、地域社会の文化向上と映像による街づくりの発展に寄与していくことを目的としたもの。ビデオ制作とテレビ放映を活用した大田区初の地域情報発信事業。
大田VRCは、ビデオ作品の制作のための実践講座を開講する。開講に向けて第1期生を12月20日まで15名を募集した。講座は14年1月~15年1月まで、毎月2回行われる。校長は成安造形大学客員教授。ビデオ作家の小林はくどう氏が務める。参加費は3万円。作品は、JCN大田の番組『デイリー大田』(毎日18時~18時20分)内で放送される予定。
■「第2回ヒストリーアワード~地方の歴史から日本を紐解く~」開催。番組部門グランプリに、アドバンスコープ(13.12.16)
歴史エンターテイメントチャンネル「ヒストリーチャンネル」((株)ヒストリーチャンネル・ジャパン、東京・港区、鈴木秀明、アラン・ホッジス代表取締役)は、「第2回ヒストリーアワード~地方の歴史から日本を紐解く~」と題した番組アワードを開催し、このほど受賞作品を決定した。
番組部門グランプリを受賞したのは、アドバンスコープ(三重県)の『夭折の歌人 稲森宗太郎~三十一文字(みそひともじ)に託した心~』、同準グランプリは長崎ケーブルメディア(長崎県)の『果てしない祈り』。また、企画部門グランプリを受賞したのは、アドバンスコープ(三重県)の『北原白秋の妻 俊子ー波瀾に満ちた愛の軌跡ー』。
同アワードは、全国のケーブルテレビ局制作のご当地歴史番組を募集し、その中から地方の歴史への想いが伝わる番組を表彰し、ヒストリーチャンネルで全国放送する企画。今年からグランプリに輝いた企画をヒストリーチャンネルが番組化する企画部門を新設した。
審査委員長の松平定知氏らによる選考の結果、80の応募(番組部門:60作品、企画部門:20企画)の中から上記作品が受賞した。
番組部門グランプリと準グランプリ作品は、2月22日他で放送され、企画部門グランプリは2月28日に放送される予定。
入選作品は下記の通り。
▼ジェイコム九州 福岡局(福岡県) 『発見!時空の旅人豊臣秀吉と博多~太閤町割り~』▼唐津ケーブルテレビジョン(佐賀県) 『唐津が生んだ建築界の巨匠たち』▼キャッチネットワーク(愛知県) 『東海の肖像天誅組草莽の志士たちにいま思う』▼ケイ・オプティコム(大阪府)『大阪大空襲~焼失した大阪・失われた命と平和の記録~』▼CAC(愛知県)『文学に人生を捧ぐ新美南吉の生涯前編・後編』
■フジテレビ、無料動画配信ポータルサイト「フジテレビ+」を開始(13.12.12)
(株)フジテレビジョン(東京・港区、亀山千広社長、以下フジテレビ)は14年1月下旬より、無料動画配信ポータルサイト「フジテレビ+」を提供開始する。
同サービスはフジテレビの制作するさまざまなコンテンツを無料で提供するサイト。同社が11年4月よりサービスを開始したポータルサイト「見参楽(みさんが!)」で集積してきたコンテンツ制作やwebサイト運営のノウハウおよび技術を昇華し、よりリッチなコンテンツの配信やソーシャルメディアとの連携を行うための新たなコンテンツプラットフォームとなる。
サービス開始にあたり、オリジナルドラマ『世界一即戦力な男』とトークバラエティ『イイ女の条件』も制作・配信する。『世界一即戦力な男』はインターネットを利用した奇抜な就職活動で話題となった大学生・菊池良氏の実際の就活の模様をドラマ化したもの。『イイ女の条件』では大久保佳代子がMCを務め、美女たちと対談をしていく。
■ひかりTVとスペシャ、千原ジュニアがMCの音楽情報番組のスピンオフをひかりTVで独占放送(13.12.12)
IPTVサービス「ひかりTV」((株)NTTぷららおよび(株)アイキャスト、ともに東京・豊島区、板東浩二社長)は14年1月9日より、音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」((株)スペースシャワーネットワーク、東京・港区、清水英明社長)で放送中の音楽情報番組『音楽ヒミツ情報機関 MI6』のスピンオフ番組『音楽ヒミツ情報機関 MI6~千原ジュニアのコレやろ!~』を、「ひかりTVチャンネル1」で独占放送開始する。また1月17日よりVODサービス「ビデオサービス」にて無料配信を開始する。
『音楽ヒミツ情報機関 MI6』は、芸人の千原ジュニアがメインMCを務める番組。ゲストミュージシャンのヒット曲の秘密や視聴者から寄せられた疑問などを独自の視点でリサーチする。
スピンオフ番組の『音楽ヒミツ情報機関 MI6~千原ジュニアのコレやろ!~』では、芸人のタケトが出演し、千原ジュニアにもっと音楽に親しんでもらうために、裏情報などを含めながらお勧めの曲を紹介していく。
また、ひかりTVの音楽配信サービス「ひかりTVミュージック」とも連携し、取り上げるテーマごとに、楽曲のプレイリストを提供する。
■イッツコムとCueform、プッシュ型テレビ向け生活情報配信サービスの実証実験を開始(13.12.12)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)と(株)Cueform(神奈川・横浜市、山田武生社長)は12月16日~14年1月20日に、「プッシュ型テレビ向け生活情報配信サービス」の実証実験を実施する。
「プッシュ型テレビ向け生活情報配信サービス」は、緊急時にテレビの電源を自動的にオンにし、緊急地震速報や特別刑法などを音声とテレビ画面で知らせるもの。テレビとインターネットに接続された実験用のIP STBが防災情報の信号を受信すると、アラーム音とともにテレビ電源を自動的にオンにし、テレビ画面に防災情報を表示する。また、防災情報以外にも鉄道運行情報や雨雲接近アラームなどの各種生活情報も自動的にアラーム音やテレビ画面で報せることも可能。
実験ではCueformが提供する各種生活情報を、実験モニター約20世帯のテレビにプッシュ配信し、配信情報の内容や配信タイミング、ユーザーインターフェイスなどの検証を行う。
実験にはパナソニック(株)、パナソニック システムネットワークス(株)、(株)アドバンスト・コミュニケーションズが技術協力する。
■NHK、ハイブリッドキャストのセカンドスクリーン向けサービスを開始(13.12.12)
NHK(東京・渋谷区、松本正之会長)は12月16日より、放送・通信連携サービス「NHK Hybirdcast」(以下ハイブリッドキャスト)のセカンドスクリーン向けサービスを開始する。
同サービスはスマートフォンやタブレット端末の専用アプリ「Hybridcastランチャー」をインストールすることで利用可能となる。タブレットやスマートフォンからの双方向番組への参加や、番組情報の取得、無料動画クリップサービスを利用できるようになる。
「Hybridcastランチャー」は当初、Android端末にのみの提供となる。
■三菱総合研究所、民放キー局ら、スマートテレビ実証実験「Hybridcast2014」を実施(13.12.11)
(株)三菱総合研究所、日本テレビ放送網(株)、(株)テレビ朝日、(株)TBSテレビ、(株)テレビ東京、(株)フジテレビジョン、北海道テレビ放送(株)、一般社団法人マルチスクリーン放送協議会は、合同で、平成25年度総務省「放送・通信連携によるスマートテレビのアーキテクチャ確率に向けた実証実験の請負」の一環として、ハイブリッドキャスト技術を活用したスマートテレビ実証実験「Hybridcast2014」を実施する。
同実験ではハイブリッドキャスト技術を活用し、ユーザー視点に立った使いやすいユーザーインターフェイスの実現や、安全・安心な新しいサービスの普及促進を目指し、参加各局が実際の放送番組を通してスマートテレビサービスの検証を行う。
またハイブリッド技術仕様によるセカンドスクリーン連携を対象として、複数の放送局が共通のハイブリッドキャストアプリケーションや簡易コンテンツ制作システムを共有。それにより各局が簡便にハイブリッドキャスト技術仕様によるスマートテレビサービスを視聴者に提供できるかも検証していく。
■電通と電通テック、FLNと業務提携し、次世代ケーブル用STB向けに地域情報配信アプリ開発(13.12.6)
(株)電通(東京・港区、石井直社長)および(株)電通テック(東京・中央区、堀宏明社長)は、全国各地で地域情報サイト「まいぷれ」を運営する(株)フューチャーリンクネットワーク(千葉・船橋市、石井丈晴社長、以下FLN)と業務提携し、ケーブルテレビ用次世代STB、ハイブリッドボックスに対応した地域情報配信アプリの開発を共同で行い、配信サービスを展開していくことを発表した。
ケーブルテレビ局向けに地域商店のチラシ情報やクーポンなどを配信するとともに、地元ニュースや天気、自治体や自治会からのお知らせなどを提供する。また、将来的には地方自治体やローカル局と地域専用ICカードによる通貨(ポイント)の運営、各種キャンペーンの地域別展開、モニターやサンプリング募集などを行なっていく予定。同サービスは、ケーブル局のサービスエリアごとに合わせてカスタマイズした情報を配信することができる。
■スカパー、自己株式立会外買付取引による自己株式取得(13.12.5)
(株)スカパーJSAT(東京・港区、高田真治社長)は、12月5日に自己株式立会外買付取引による自己株式を取得した。取得した株式の総数は、2,833万5,800(株)、取得金額は152億4,460万400円(1株につき538円)。
今回の自己株式取得について、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。
■ラボ、ケーブルDLNA仕様改定、高度リマックス仕様改定ほか(13.12.4)
(一社)日本ケーブルラボ(東京・港区、奥村博信理事長、以下JLabs)は12月4日、記者説明会を開催し、8月以降の活動状況について、次のように報告した。
(1) ケーブルDLNA仕様改定
各種モバイル機器の普及、無線回線利用の増加等TV Everywhereの環境が整う中、ケーブルDLNA認定のモバイル機器も増加し、屋外から自宅の機器にアクセスして視聴できる機能が求められている。そこで、ラボでは、リモートアクセス(DTCP +)、RUI(リモート・ユーザ・インタフェース)を実現するため、「ケーブルDLNA運用仕様(JLabs SPEC-020)」を2.0版に改定した。
(2) 高度リマックス仕様改定
ケーブル事業者より、メニュー上に放送中映像を縮小表示(マルチビュー)し、放送曲選択をより視覚的にわかりやすくする機能が求められ、「デジタル放送高度リマックス運用仕様(JLabs SPEC-020)」を2.1版に改定した。
また、Hulu、Netfilx等最近急展開しているOTTについて、米国と日本の状況、ハイブリッドBOXとの性能比較等をまとめた「OTT調査報告書」の12月中刊行を予定している。
■イー・アクセスとウィルコム、来年4月に合併(13.12.3)
イー・アクセス(株)(東京・港区、エリック・ガン社長)と(株)ウィルコム(東京・港区、宮内謙社長)は、2014年4月1日(予定)を効力発生日として、合併を行うことについて基本合意書を締結した。
合併はイー・アクセスを存続会社とする吸収合併方式で行われる。合併後の存続会社の社長にはエリック・ガン氏が、副社長には寺尾洋幸氏(現ウィルコム 執行役員 営業統括 マーケティング本部長)が就任する予定。
両社はともにソフトバンク(株)のグループ企業として通信事業を展開。合併後はイー・アクセスの契約数約440万とウィルコムの契約数約570万を合わせ、1,000万件以上の移動体通信サービスの顧客基盤を持つこととなる。イー・アクセスの展開する無線事業と固定通信事業、ウィルコムの展開するPHS事業を引き続き発展させるとともに、スマートフォン分野にも注力していく。
■となみ衛星通信テレビ、コミチャンIP-VODを提供開始(13.12.3)
となみ衛星通信テレビ(株)(富山・南砺市、河合常晴社長)は12月1日より、加入者向けにコミュニティチャンネル番組をVODで提供する「TST9チャンオンデマンド」を開始した。
同サービスではIP-VOD方式を採用。IP-STBを必要とせず、ネット接続対応テレビ等をインターネットに接続することで視聴可能となる。基本利用料や番組ごとの利用料課金はなく、加入者に無料で提供される。サービスへのアクセスはコミュニティチャンネルのデータ放送からアクセスする方式となっている。
同システムの採用は高岡ケーブルネットワーク(株)、射水ケーブルネットワーク(株)に続き、富山県内では3局目となる。
■アクトビラとケーブルテレビ山形、「がんばれ東北チャンネル」をアクトビラで提供開始(13.12.2)
(株)アクトビラ(東京・港区、香西卓社長)と(株)ケーブルテレビ山形(山形・山形市、吉村和文社長)は、16社18局で構成される広域ネットワーク「東北ケーブルテレビネットワーク」のオリジナルコンテンツなどを配信する「がんばれ東北チャンネル」を、アクトビラで提供開始した。
「がんばれ東北チャンネル」は、コンテンツの力で東北全体を盛り上げ、東北から新たなメディア発信点を生み出すことを目的に開設されたもの。第1弾として行定勲監督のVOD初配信作品『kamome』や、山形国際映画祭スカラシップ作品など全16作品を配信する。今後は24社のコンテンツプロバイダーと提携してコンテンツを配信していく。
「がんばれ東北チャンネル」の配信で得られた売上のうち、1%を東日本大震災 災害義捐金「ラブ アンド ピース募金」に寄付していく。
またケーブルテレビ山形は年明けにアクトビラのケーブル局向けIP-VODサービス「ケーブルアクトビラ」を提供する予定となっている。
■WOWOW、筆頭株主がフジ・メディア・ホールディングスに(13.12.2)
(株)WOWOW(東京・港区、和崎信哉社長)は、(株)フジ・メディア・ホールディングスが新たに筆頭株主となったと発表した。
フジ・メディア・ホールディングスが、(株)東芝よりWOWOWの普通株式700,000株を取得したことによるもの。これによりフジ・メディア・ホールディングスの所有株式数は2,142,200株となり、総株主の議決権の数に対する議決権数の割合は、14.85%となる。
WOWOWでは筆頭株主異動による業績への影響はないとしている。
■CCN、光サービスを岐阜・瑞穂市全域に提供開始(13.12.1)
シーシーエヌ(株)(岐阜・岐阜市、小原徹社長、以下CCN)は、FTTHサービス「CCN光」サービスの提供エリアを拡大し、2014年4月1日より岐阜県瑞穂市内全域で提供を開始する。申し込みは1月4日より受け付ける。
「CCN光」は、瑞穂市ではこれまで一部地域でのみ提供されていた。エリア拡大後は瑞穂市を含め5市3町と各務原市川島で提供されることになる。
13年11月配信ニュース
■財団法人 東京ケーブルビジョン、11月30日に解散(13.11.30)
財団法人 東京ケーブルビジョンは、11月30日をもって解散した。
東京ケーブルビジョンは1970年に設立。東京都の高層建築物等によるアナログ放送の電波障害対策を実施するほか、新宿区等のケーブルテレビにて多チャンネル放送やインターネット接続、プライマリー電話等を提供してきた。2011年にアナログ放送が終了し、電波障害が大幅に削減されたこととなり、電波障害対策事業は事実上終了していた。他の事業においても大手ケーブル局に譲渡することが最良との判断から、JCNグループである、(株)JCNみなと新宿に11月1日付で事業を譲渡した。
■スペースシャワーTV、開局25周年。12月から1年間、さまざまな企画実施へ(13.11.29)
音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」((株)スペースシャワーネットワーク、東京・港区、清水英明社長)は、25周年となる12月1 日からさまざまな企画を実施する。
24年前の12月1日に日本初の音楽専門チャンネルとして誕生。25周年を迎えて、“俺たちは、スペシャか! NEW WORLDS,NEW PASSION”を掲げ、サンライズと虹をイメージしたアニバーサリー・ロゴを作成し、1年間をかけてさまざまな企画を展開する。
開局日となった12月1日には、特別番組を多数編成。また毎月アーカイブ番組を放送、そして同社主催のオーディション「DayDreamBeliver」の第2回目、人気ロックバンド[Champagne]初の番組イベントの開催などを計画している。夏に開催する同社主催の野外フェス「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER」をさらにパワーアップして開催するほか、25周年感謝祭&25時間テレビも計画している。
毎月15日にオフィシャルサイト(http://www.spaceshowertv.com/25th/)で順次企画を発表していく。
■ベイ・コミュニケーションズ、マンション向け電力提供サービスを開始(13.11.28)
(株)ベイ・コミュニケーションズ(大阪・大阪市、佐野正社長、以下ベイコム)は12月1日より、原則50世帯以上のファミリータイプマンションに対して、電気料金が割安となるマンション向け電力提供サービス「Baycom電力サービス」を提供開始する。
同サービスはベイコムがマンション単位で地域電力会社と高圧電力一括契約を締結することで、従来よりも割安の料金でマンション居住者に対し電力を供給するもの。マンション全体で削減した電気料金については、「居住者への還元プラン」「管理組合(またはオーナー)への還元プラン」「居住者と管理組合(またはオーナー)双方への還元プラン」の3つの還元プランを用意。またベイコムのサービスをセット契約することで、ベイコムサービスが割安となるプランもある。その他契約期間は10~15年のほか、8年からの契約も可能となっている。
サービス導入時の設備の設置・切り替え工事のコストはベイコムが全て負担。保守も24時間365日のフルサポート体制で行う。
■衛星放送協会、不正視聴防止キャンペーン新TVCMを放送開始(13.11.26)
一般社団法人衛星放送協会(東京・港区)は12月1日より、不正視聴防止キャンペーンの新TVCM「時間が戻せたら」篇を、会員各社が運営するチャンネルで放送開始する。
同CMは改ざんB-CASカードによる有料放送不正視聴行為を諌める内容。同行為が犯罪行為であり、5年以下の懲役または50万円以下の罰金に処される点を強く訴求する内容となっている。制作に当たっては(株)ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズの協力も得ている。制作は(株)アニマックスブロードキャスト・ジャパンが担当した。
■J:COM、牧俊夫氏が新社長に就任へ(13.11.26)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、以下J:COM)は、取締役会において2014年1月1日付の会長および社長に関する人事を決議した。これにより牧俊夫・現会長が社長に就任することとなった。人事の詳細は以下の通り。※氏名後ろ( )内は旧職
▼代表取締役社長=牧俊夫(代表取締役会長)▼代表取締役会長=森修一(代表取締役社長)
両者は引き続き共同CEOとして同等の権限を持ち、協力してJ:COMの運営に当たる。
■J:COM、JCNの役員人事を内定(13.11.26)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は、12月2日に連結子会社化を予定しているジャパンケーブルネット(株)(以下JCN)の役員人事を取締役会で内定した。新任取締役候補者および新任監査役候補者の人事詳細は以下の通り。※名前後ろ( )内は重要な兼職先
▼代表取締役会長=森修一(J:COM 代表取締役社長)▼代表取締役社長=牧俊夫(J:COM 代表取締役会長)▼取締役副社長=野崎健(住友商事(株) ケーブルテレビ事業部長付)▼社外取締役=澁谷年文(住友商事(株) 執行役員 メディア事業本部長)
▼社外監査役=藤本邦雄(J:COM 常勤監査役)▼社外監査役=足立好久(住友商事(株)ケーブルテレビ事業部長)
■スターチャンネルと日本映画専門チャンネル、クロスプロモーション「ハリウッドvs日本映画」を実施(13.11.25)
「スターチャンネル」((株)スター・チャンネル、東京・港区、木田由紀夫社長)と「日本映画専門チャンネル」(日本映画衛星放送(株)、東京・千代田区、杉田成道社長)は、ハリウッドと日本映画の傑作を、それぞれのチャンネルで同日同時間帯に無料放送するクロスプロモーションを「ハリウッドvs日本映画」を12月7日に実施する。
同施策は、映画を専門とするチャンネルがタッグを組んでプロモーションを行うことで、新規加入獲得や有料放送業界全体の活性化を狙うもの。
当日スターチャンネルは10時より『タイタニック』『スターゲイト』『フェイス/オフ』を放送。一方日本映画専門チャンネルも10時より『羅生門[デジタル完全版]』『地獄門[デジタル復元版]』『おとうと』『HANA-BI』を放送する。
■JCTAとJ:COM、「AJC-CMS」とVOD「milplus」をシステム連携、本格運用開始(13.11.22)
一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟(東京・中央区、西條温理事長、以下JCTA)と(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)およびジュピターエンタテインメント(株)(東京・千代田区、宮田昌紀社長、以下JE)は、ケーブルテレビ事業者間の全国番組配信システム「AJC-CMS」と、ネット経由の一般視聴者向けVODサービス「milplus(みるプラス)」をシステム連携させ、11月25日から本格運用を開始した。
「AJC-CMS」は、JCTAが2010年から開発を行い、現在285のケーブル局と番組供給事業者7社(8チャンネル)が使用している。月間1,000~2,000の番組が、同システムを利用してケーブルテレビ事業者間で配信されている。
「milplus」はJ:COMとJEが共同開発し、映画やドラマ、アニメ、スポーツ中継などのコンテンツや、ケーブル局が制作するコミュニティチャンネル向け番組を、PCやスマートフォンなどのマルチデバイスで視聴できる、ケーブルテレビ加入者向けのIP-VODサービス。
■FOX、「NICS 234時間ぶっとおし放送」でギネスに挑戦(13.11.20)
海外ドラマ・エンターテイメント専門チャンネル「FOX」(FOXインターナショナル・チャンネルズ(株)、東京・渋谷区、小泉喜嗣社長)は12月29日23時より、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』のシーズン1から10の全234話を234時間連続放送する。234時間連続放送は「ギネス世界記録」における「1つの番組が連続放送された最長時間」の新記録となり、放送完了後、ギネス世界記録として審査される予定。
『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』はアメリカ海軍を舞台にした犯罪捜査ドラマ。アメリカではニールセンTV視聴率調査において、ドラマ年間視聴率1位を4年連続で獲得している。
■J:COMとJCNが経営統合を実施。2014年4月に合併へ(13.11.19)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は取締役会において、KDDI(株)(東京・千代田区、田中孝司社長)よりジャパンケーブルネット(株)(東京・中央区、藤本勇治社長、以下JCN)の全株式を取得することを決議し、J:COMとKDDIとの間でJCNの株式譲渡契約を締結した。これによりJ:COMとJCNは経営統合される。J:COMによるJCNの株式譲受けの実行は12月2日になる予定。
今後は2014年4月を目標に、J:COMとJCNの合併準備を進めていく。
■J.COTT、インターネットラジオディレクトリーサービスTuneInと提携(13.11.19)
(株)J.COTT(東京・千代田区、遠藤昌男社長)と米TuneIn Inc.(アメリカ・カリフォルニア州、ジョン・ドンハム代表)は、J.COTTが来春サービスインを予定しているケーブル局向けスマートTVサービス「COTT」において、TuneInのインターネットラジオディレクトリーサービスを提供することで合意し、業務提携を行なった。
TuneInは全世界規模でインターネットラジオのディレクトリーサービスを展開する企業。全世界10万以上のラジオ局を網羅しており、TuneInのスマートフォンアプリ等を利用することで、これらを検索・聴取することができる。日本のラジオ局では現在NHK系列ラジオ局やコミュニティFMなどを聴取可能となっており、プロ野球チームの東北楽天ゴールデンイーグルスのホームゲームにおけるインターネットラジオ中継も、TuneInプラットフォームで全世界に中継された。
今回の提携により、J.COTTは「COTT」サービスにTuneInのインターネットラジオアプリを標準搭載し、ユーザーはテレビでTuneInのサービスを利用可能となる。
■アルカテル・ルーセント、となみ衛星通信テレビにGPONソリューションを提供(13.11.19)
アルカテル・ルーセント(本社フランス・パリ、ミシェル・コンブCEO)は、SIパートナーである伊藤忠ケーブルシステム(株)と共同で、となみ衛星通信テレビ(株)(富山・南砺市、河合常晴社長)にGPONソリューション「7360 ISAM FX」「5220 Access Management System」を提供した。
となみ衛星通信テレビはこれらの機器を利用し、HFCネットワークのGPON FTTH化を図っていく。アルカテル・ルーセントの「7360 ISAM FX」を導入した日本のケーブル事業者はとなみ衛星通信テレビが初となる。
■ケーブルキャスト、有料放送管理事業者の届出を実施(13.11.15)
ジャパンケーブルキャスト(株)(東京・千代田区、田中慶彦社長)は、11月14日に放送法第125条に基づく「有料放送管理事業者」としての届出を行なった。
放送法第125条では、有料放送管理業務を行う者に対して、有料放送管理事業者としての届出ならびに、同法第155条による業務の実施方針および公表が義務付けされている。同社のケーブルテレビ事業者向けデジタル多チャンネルプラットフォームサービス「JC-HITS」では、C-CAS視聴制御機能を提供しており、今回、放送法第125条に規定する有料放送の契約手続きの媒介業務等を一部実施することになったため、届出を行なった。
■連盟、『けーぶるにっぽん』第4 シリーズ ラインナップ決定!制作開始(13.11.15)
一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟(東京・中央区、西條温理事長、以下連盟)は、全国ふるさとコンテンツ配信プロジェクト「けーぶるにっぽん」第4シリーズとなる12本の企画を決定した。2014年1月から全国のケーブルテレビに配信できるように番組制作を開始した。
今作では、毎月2本の配信を行い、1月~6月にかけて放送する。11月28日に連盟コンテンツ特別委員会のサブワーキングメンバーで「けーぶるにっぽん制作委員会」を立ち上げて、第4シリーズの制作を本格化する。
決定した12企画は、9月に募集を行い、各地から寄せられた60本から選ばれたもの。作品は下記の通り。日時は放送開始日。
▼ジャパンケーブルネット(株)神奈川・鎌倉『受け継ぐ友禅から新たなる世界へ』:1月11日▼(株)一関ケーブルネットワーク (岩手・一関)『男子シンクロ 10年目の挑戦』:1月25日▼(株)ケーブルメディア四国(香川・高松)『日本一の電車再生工場 ことでん』:2月8日▼グリーンシティケーブルテレビ(株)(愛知・瀬戸)『世界に誇る『セト・ノベルティ』:2月22日
▼姫路ケーブルテレビ(株)(兵庫・姫路)『The 日本の革。姫路黒桟、参上』:3月8日▼(株)ジュピターテレコム 西日本メディアセンター『福岡 博多発祥の伝統芸能~博多独楽~』:3月22日▼(株)ジュピターテレコム 関東メディアセンター『埼玉・三芳 町を照らす、車人形の灯』:4月12日▼(株)長崎ケーブルメディア(長崎)『海の底から見た「長崎」』:4月26日
▼(株)エヌ・シィ・ティ(新潟・長岡)『雪国の絆 ほだれ祭』:5月10日▼(株)広域高速ネット二九六(千葉・神崎)『継承される発酵の知恵と技』:5月24日▼中部ケーブルネットワーク(株)(岐阜・本巣)『300年後も満開「淡墨桜(うすずみざくら)」』:6月14日▼イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京)『つなげひアニメの技とココロ』:6月28日
7月以降は第5シーズンとして継続する予定で、2014年には年間と通して24本を配信する計画。
■CNCI、コミチャンの編成強化に向けて制作担当者による合宿を11月末に、経営者等を対象としたセミナーを12月上旬開催(13.11.15)
(株)コミュニティネットワークセンター(愛知・名古屋市、大石菊弘社長)では、13年度より共同制作番組や番組コンテンツの流通、広域広告営業を目的としたメディア事業グループを設置し、事業参加局14局のコミュニティチャンネルの編成強化に取り組んでいる。その活動の一環として、各局の編成制作担当者(参加11局11名)を対象とした、1泊2日の合宿を11月26・27日に開催する。
合宿ではコミチャンを取り巻く環境(経営面・制作現場・市場・環境)を整理し、参加局の課題・問題・事例などを交えて、「明日のコミchはどうあるべきか」を検証していく予定。
また、CNCIは、各局の経営者および編成責任者を対象とした「メディア戦略」セミナーを12月6日に実施する。
東京メトロポリタンテレビジョン(東京MXテレビ)編成局編成部長の芽根由希子氏を講師に迎え、キー局がしのぎを削る東京で前年比3倍の営業利益を達成した東京MXテレビの番組編成や独自性の高い事業事例についての講演を企画している。名古屋国際センターの会議室で14時~16時で行われる。セミナー参加者は、東海地方20局の経営者および編成責任者となっている。
■CRI、「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2013」の受賞者を決定(13.11.13)
一般社団法人ケーブルテレビ情報センター(東京・中央区、大島精次代表理事)は、「ケーブルマン・オブ・ザ・イヤー2013」の受賞者を決定した。
受賞者は高橋孝之氏((株)中海テレビ放送 代表取締役専務)、森修一氏((株)ジュピターテレコム 代表取締役社長)、滝山正夫氏((株)アニマックスブロードキャスト・ジャパン 代表取締役社長)の3名。
贈呈式は12月12日に日本記者クラブホール(東京・日比谷)にて開催。当日はITジャーナリスト・作家の佐々木俊尚氏による特別講演も行われる。
■スカパー、J.COTTに「スカパー!オンデマンド」を提供決定(13.11.11)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長、以下スカパー)は、(株)J.COTT(東京・千代田区、遠藤昌男代表取締役)が12月にサービス開始予定のケーブルテレビ向けOTTサービス「COTT」を経由して「スカパー!オンデマンド」を提供することを決定した。
提供開始時期、提供コンテンツ等については、放送事業者との協議を踏まえた上で決定する。今後スカパーとJ.COTT、およびJ.COTTへの出資会社であるジャパンケーブルキャスト(株)(東京・千代田区、田中慶彦社長)の3社は、ケーブルテレビ加入者が「スカパー!オンデマンド」のコンテンツをマルチデバイスで利用できるよう、連携・協力していく考え。
■スカパー、ベトナムのテレビ局VTCと「コンサドーレ札幌戦」の放送権許諾契約に合意(13.11.7)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長、以下スカパー)は、ベトナム本土をカバーする大手テレビ局、VTC Digital Television Station(VTC)と、11月17日に開催される「FC岐阜vsコンサドーレ札幌」および11月24日に開催される「コンサドーレ札幌vsギラヴァンツ北九州」の放送権許諾契約に合意した。
今回合意したVTCとの放送権許諾契約は、東南アジア・ベトナムから初のJリーガーとなったレ コン ビン選手のコンサドーレ札幌への移籍を受けて締結したもので、北海道観光振興機構/道央地域部会および北海道新聞社の協力のもと実現した。今回のVTCでの放送は、スカパーで放送予定のJリーグ中継映像に英語字幕を付加して提供する。また、番組内では北海道を伝える映像を放送する。
スカパーでは、今後もベトナム国内に向けたJリーグの継続的な放送に向けて調整を行なっていく。また、北海道の情報を付加した映像制作も行う予定。
■キヤノン、4K映像制作ディスプレイ市場に新規参入。業務用の30型4Kディスプレイ「DP-V3010」を14年1月発売(13.11.7)
キヤノン(株)は、業務用の30型4Kディスプレイ「DP-V3010」を14年1月下旬から発売する。4K映像制作ディスプレイ市場に新規参入する。
新製品は、独自開発のディスプレイ用映像エンジン、独自設計のRGB LEDバックライトシステム、IPS液晶パネルを採用することで、忠実な色再現・高解像度・高コントラストを実現。卓上に設置可能な30型で、編集室やスタジオでの画質の最終確認など、映像編集に適している。
RGB LEDバックライトシステムとIPS液晶パネルを搭載することで、DCIが定めるデジタルシネマ向け色域表示に適し、高性能なディスプレイ用映像エンジンを搭載することで、画面内の色むらを防ぐ。4096×2560ピクセルを有する高解像度IPS液晶パネルの採用により、DCI規格の解像度に準拠した4K動画(4096×2160ピクセル)を拡大・縮小処理をせずにそのまま表示することが可能。オープン価格となっている。
■東京多摩地区のケーブル局8社が、ゴルフの大会番組を共同制作し、放送(13.11.7)
東京多摩地区にサービスエリアを持つケーブルテレビ局の8社は、11月19日に開催される「第13回多摩シニアオープンオノフカップ」を共同制作し、12月13日より各ケーブルテレビ局で放送する「多摩シニアオープンオノフカップ」は2000年からPGA多摩プロゴルフ会主催で開催され、往年の名プレーヤー、シニアカップで活躍中のプロらとアマチュアとが一緒にラウンドをする大会。今大会では、杉本英世、安田春雄らが出場する。今回放送するケーブル局は、下記の通り。
多摩ケーブルネットワーク(株)(東京・青梅市)、JCN日野ケーブルテレビ(株)(東京・日野市)、(株)JCN武蔵野三鷹(東京・三鷹市)、(株)JCNマイテレビ(東京・立川市)、(株)JCNテレメディア八王子(東京・八王子市)、(株)ジェイコム東京(東京・練馬区)、(株)ジェイコムイースト(東京・千代田区)、(株)多摩テレビ(東京・多摩市)。
■J.COTT、IPリニア放送伝送実験を実施(13.11.7)
(株)J.COTT(東京・千代田区、遠藤昌男代表取締役)は、IPリニア放送の伝送実験を同社オフィスにて行なった。
同実験では、JAXAより提供された、若田光一宇宙飛行士がソユーズで国際宇宙ステーションに打ち上げられる様子を映した生中継映像をライブで伝送。映像SDI信号をKDDI大手町ビル内のエンコーダーを用いてH.264にエンコードした上で、IP伝送、デコード/再エンコード、トランスコード等の工程を通して、最終的にHLS形式でジャパンケーブルキャスト(株)に設置されたwebサーバーに蓄積。視聴者はスマートTVサービス「COTT-BOX」を用いて同サーバーにアクセスし、オープンインターネットを介して映像を視聴する形となっていた。今回は急な実験であったため、機材準備等の関係から特殊なセッティングだったという。
映像視聴はAndroid標準ブラウザの機能を用いて行われた。映像ビットレートは2Mbps。実際にIP伝送された映像は十分テレビ視聴に堪えうるレベル。YouTubeでのライブ配信映像との比較も行われたが、YouTubeではブロックノイズが走る場面でもなめらかに映像が再生されていた。
遠藤昌男J.COTT代表取締役は今回の実験の狙いについて「IP放送に関してはVODだけではなくリニア放送が今後重要なサービスとなる。無料のライブ中継はもちろん、ペイチャンネルのように有料のイベント中継を行えば、ケーブル局の収益の柱の1つになるかもしれない。ライブ映像をIPリニア放送で提供することは重要になると思う。そこへ向けた布石として実験を行なった」と語った。
J.COTTでは「COTT-BOX」を約120局のケーブル局などに、合計約400台を試用として貸し出し中。これらを利用して今回の実験映像を視聴することも可能だった。「IPリニア放送を経験したことのある人はまだ少ない。まずはIPリニア放送でどういった映像が見られるのか経験してもらいたかった」と遠藤氏。今後もIPリニア放送の実験を進める予定で、放送チャンネルやイベント中継と連携した実験も行なっていきたい考えだ。
■イッツコム、「お得パック with タブレット」を提供開始(13.11.6)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)は11月7日より、「お得パック with タブレット」の提供を開始する。
同サービスは、サービスを組み合わせて複数年単位で契約することで利用料金が安くなる割引パッケージ「お得パック」にAndroidタブレット端末をセットにしたもの。タブレットにはイッツコム専用のアプリがインストールされているほか、放送中の番組やSTBに録画した番組のリモート視聴、おススメ番組情報の視聴、EPGを使っての録画予約などができる。さらに降雨予測や緊急地震速報、電車運行情報を伝えるプッシュ通知機能、災害時置ける家族の安否確認機能なども有している。
■NexTV-Fとスカパー!、アリスの武道館コンサートを4Kライブビューイング実施(13.11.2)
一般社団法人 次世代放送推進フォーラム(東京・港区、須藤修理事長、NexTV-F)とスカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長、以下スカパー)は、11月2日に『アリスコンサート2013 It’s a TIME ファイナル in 武道館』の衛星伝送による4Kライブビューイングを開催した。 NexTV-Fとスカパーが日本武道館で行われたアリスのコンサートを衛星経由でお台場シネマメディアージュに伝送し、ライブビューイングとして上映した。同時に4Kでの番組収録も行なった。
今回は7台の4Kカメラを駆使して撮影。映像解像度は3840×2160/59.94p。衛星はJCSAT-5Aを使用、回線容量は最大123Mbps。映像圧縮符号化方式はH.264/MPEG-4 AVC。
映画用の大画面には、HDの4倍の画素数を持つ高解像度映像によって、ギターの弦が振動する様子、メンバーの汗までを映し出し、武道館を彩った照明の色彩も鮮明に再現。臨場感あふれる映像が映し出された。
今回の伝送実験では、フジテレビが技術協力し、キヤノン(株)、アストロデザイン(株)、ソニー(株)、富士フィルム(株)、JVCケンウッド(株)、日本ビデオシステム(株)、(株)テレビカメラ研究所、(株)共同テレビジョン、富士通(株)、(株)理経の機材(4K撮影&伝送)が使用された。
■Hulu、TBSテレビと包括的コンテンツ・パートナーシップ締結、配信開始(13.11.1)
フールージャパンLLC(東京・港区、バディ・マリーニ マネージング・ディレクター、以下Hulu)は、(株)TBSテレビと包括的コンテンツ・パートナーシップを締結した。TBSが運営する動画配信サービス「TBSオンデマンド」からコンテンツ提供を受けて、TBSの作品3,000エピソード以上を、11月1日から動画配信サービス「Hulu」で順次配信する。配信作品は『SPEC』ドラマシリーズや、『新参者』『ハンチョウ』シリーズ、『高校教師』など。
13年10月配信ニュース
■MTV Networks Japan、「MTV」媒体説明会を笹塚ボウルで開催(13.10.31)
MTV Networks Japan(株)(東京・渋谷区、沼倉重夫社長)は、「MTV」の媒体説明会を10月31日に、東京・笹塚の笹塚ボウルで開催した。
MTVは10月に大幅改編を実施。太田秀樹 クリエイティブ&コンテンツ本部長が、改編のポイントと狙いを紹介。MTVの強みを改めて分析し、視聴者属性や視聴習慣を考慮し、番組強化とゾーン編成を取り入れたと説明。
その後、10月から開始された新番組『MTV WORLD GROOVE!!!』(毎週水曜日21時~他)、『MUSIC PLATE』(毎週金曜日21時~他)、『MTV81』(毎週木曜日21時~他)を、各担当プロデューサーが映像を交えて紹介した。
『MTV WORLD GROOVE!!!』は、MTVでしか見ることができない100%洋楽バラエティ番組。MTVのネットワークを駆使した洋楽の最新情報、来日アーティストのインタビューやライブシーンを放送。また、日本のアーティストによる洋楽への思い入れなどを語るコーナーなどを放送し、洋楽ビギナーでも楽しめるものになっている。『MUSIC PLATE』は、国内の音楽情報を中心に旬の情報を放送。『MUSIC 81』は、日本の文化や音楽を海外へ発信するプロジェクトとして、webサイトから開始されたものを番組化。日本以外でもアジア圏、そしてフランスでも放送されることが発表された。
新番組&改編によるさらなるコンテンツ強化を図っていくとともに、MTV Network Japanは、MTVのネットワークを活かし、日本のアーティストの海外進出をバックアップしていくことも発表した。
■アクトビラ、山形国際ムービーフェスティバル2013」表彰式の模様ライブ配信(13.10.31)
(株)アクトビラ(東京・港区、香西卓社長)は、11月9日に行われる「山形国際ムービーフェスティバル2013」(以下YMF)の表彰式の模様をMOVIE ONやまがたよりライブ配信する。あわせて、期間限定で「山形国際ムービーフェスティバル 2013」ノミネート作品をアクトビラのVODサービスで無料配信する。
YMFは、東北のケーブルテレビ 16社18局および、山形県興行生活衛生同業組合等が主催運営し、2005 年から開催している映画祭。「才能よ、山に埋もれるな」をテーマに、劇場公開を目的とした作品を手掛けたことのない方を対象に作品を募集し、一流の選考委員による厳選なる審査を経て、グランプリなどの各賞を決定する。YMF の開催期間中は、ノミネート作品の上映、そしてグランプリをはじめとした受賞作品の発表・表彰式のほか、招待作品としてプロの監督が制作した話題作の上映や舞台挨拶、最新映画の紹介などが行われる。
アクトビラでのライブ配信は、11 月9 日(17 時40 分~18 時30 分)を予定。アクトビラの『山形国際ムービーフェスティバル 2013』特設ページの視聴ボタンを押せば視聴できる。
■J:COM、Smart TV Boxでのサービスを開始。関西・九州エリアから(13.10.28)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は、11月からスマートテレビサービスを開始する。
第一弾として、11月からAndroid4.0を搭載した「Smart TV Box」が利用可能な「スマートお得プランEX」と、同STBとタブレット端末を合わせてレンタルで提供する「スマートお得プランEX with タブレット」の2サービスを開始する。また、同STBに接続できる外付けHDDの販売も開始する。
まずは、関西・九州・山口エリアから開始し、順次提供エリアを拡大していく。
Smart TV Boxは地デジ、BS/CSのほか、ネットを通じてさまざまなサービスが利用できる。また、Wi-Fi搭載しており、タブレットやスマートフォンなどとの連携も。auが提供するVODや音楽、アプリなども楽しめる。
「スマートお得プランEX」(ネット・放送(スタンダード)・電話)は月額利用料9,975円、タブレット付きが月額1万1,550円。タブレットはXperia TabletZ SGP311JK/B<Smart TV Box仕様>。端末初期費用、タブレットレンタル料がかかる。
■アドビ、「Adobe Premiere Pro」が映像編集ツール国内導入シェア1位に(13.10.25)
アドビ システムズ(株)(東京・品川区、クレイグ・ティーゲル社長、以下アドビ)は、第3者機関に委託し実施した市場調査において、「Adobe Premiere Pro」が2010年以降にリリースされた映像編集ツール5社の中で国内トップシェアとなった。
調査は約800名のアンケート回答者のうち、業務で映像編集を行うユーザー約300名を対象に実施されたもの。これによるとAdobe Premiere Pro CS5.xが19.9%、CS6が26.3%、CCが20.5%、合計で66.7%となり、国内トップシェアという結果となった。
■工学院大学、4Kを8Kへと変換可能な超解像技術を開発(13.10.24)
工学院大学(東京・新宿区、高田貢理事長) 情報学部情報デザイン学科 合志清一教授の研究グループは、(株)計測技術研究所(神奈川・横浜市、田中忠雄社長)との共同で、4Kのテレビ信号を8K表示へとリアルタイム処理する超解像度技術の開発に成功した。
同技術はテレビ信号のナイキスト周波数を超える高精細成分の画像を再生可能にすることにより実現されたもの。独自の非線形信号処理方式を採用し、ボケ感のないクリアな8K変換映像生成を可能とした。
この超解像技術は11月13日~15日に幕張メッセで開催される「InterBEE 2013」の計測技術研究所ブースで展示される。
■Hulu、東映アニメーションとパートナーシップを提携(13.10.24)
オンライン動画配信サービス「Hulu」(フールージャパンLLC、東京・港区、バディ・マリーニ マネージング・ディレクター)は、東映アニメーション(株)(東京・練馬区、高木勝裕社長)とコンテンツ・パートナーシップを提携した。
これにより10月25日から、東映アニメーションのアニメがHuluにて配信開始。『北斗の拳』『北斗の拳2』『スラムダンク』が視聴可能となる。
■メディアキャスト、BMLオーサリングツールの新バージョン発売開始。ハイブリッドキャストとの連携を支援(13.10.21)
(株)メディアキャスト(東京・渋谷区、杉本孝浩代表取締役)は、デジタルデータ放送用BMLオーサリングツール「Foliage typeA (フォーリッジタイプエー)」の新バージョン「Foliage typeA Version3.2」を、10月21日から販売を開始した。
「Foliage typeA」は、高度な技術を必要とせずマウスで直観的に操作できる国内唯一の汎用BMLオーサリングツール。地上波、BSデジタル局、ケーブル事業者、コンテンツ制作会社などに多数の導入実績がある。
最新版の「Foliage typeA Version3.2」は、ARIB(電波産業会)で規格されたハイブリッドキャストと連携するための関数や機能をサポートし、次世代放送サービスのひとつ、ハイブリッドキャストと連携したデータ放送コンテンツの効率的な開発を支援する。
「Foliage typeA Version3.2」の販売価格は、新規購入で59万8,000円(1ライセンス/税別)、旧バージョン(Version2以前)からのアップグレードは24万8,000円(1ライセンス/税別)で、Version3ユーザーは無償でダウンロード可能。
■J:COM、9月末加入世帯数を発表。総加入世帯数は380万超に(13.10.21)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は、9月末におけるサービス加入世帯数を発表した。
ケーブルテレビの加入は312万700、インターネットは208万2,700、電話は261万3,800となり、RGU合計では781万7,200、総加入世帯数は380万3,700となった。
■シティーケーブル周南、IPカメラのライブ映像等を活用した地域情報番組を開始(13.10.18)
(株)シティーケーブル周南(山口・周南市、岡田幹矢代表取締役)は、第2コミチャンで情報カメラを活用した地域情報番組の放送を開始する。
新番組は文字情報に加え、周南市内に設置したIPカメラのライブ映像を表示するもの。また周南市の提供する「しゅうなんメール」が配信されると、自動的に取り込んで表示する。
新番組のシステム構築には(株)サテライトコミュニケーションズネットワーク(鳥取・米子市、高橋孝之代表取締役)の「コミネット マルチ画面ソリューション」が採用されている。最大32台のHDカメラと各種コンテンツを自由にレイアウトし、HD-SDIで送出することができる。
■エイベックスとサムスン、サムスンのスマホ端末向けにレコメンド型音楽配信開始(13.10.16)
エイベックス・エンタテインメント(株)(東京・港区)は、サムスンとパートナーシップを結び、サムスン社製Android端末GALAXYシリーズ向け、レコメンド型音楽配信サービス「GAmusic」(ジーエーミュージック)を、10月17日から開始すると発表した。対応機種は、Android4.0以降のサムスン社製。月額利用料金は350円(税込)。
GAmusicは、年代別特集やジャンル別特集、アーティストによるレコメンド特集など特集チャンネルを多数設け、ユーザーはチャンネルを選択して聞く。また、ユーザーの再生履歴データから、好みに応じた楽曲を選曲し、紹介するほか、その時の気分やシチュエーションに応じた楽曲レコメンドも可能。SNS連動で楽しめる機能も搭載している。
■JCNグループ局で実施したCMコンテストのグランプリ作品決定(13.10.15)
ジャパンケーブルネット(株)(東京・中央区、藤本勇治社長、以下JCN)のグループケーブル局では、地域の魅力をPRし、活性化につなげることを目的にしたCMコンテストなどを実施。このほど、各局のグランプリ作品が決定した。受賞作品は下記の通り。
◎JCN市川(いちかわイイネ!CMコンテスト)グランプリ受賞作:「I (※ハート印) LOVE いちかわ」(受賞者:山口茂)◎JCN小田原(小田原市小・中学校CMコンテスト)グランプリ受賞作:「小田原大好き」(小田原市立新玉小学校3年1組)
◎JCN関東(CMコンテスト ~大好きな街の未来に残したいもの~)グランプリ受賞作:「なまずの親子 吉川家「親子で山登り」編」(受賞者:飯塚大和)◎JCN北(第2回北区大好き!CMコンテスト)グランプリ受賞作:「I LOVE(※ハート印) Kita-ku」(受賞者:金澤祐希)
◎JCN熊谷(あついぞ!熊谷CMコンテスト)最優秀作品:「あついぞ、熊谷」(受賞者:志村登男)◎JCNコアラ葛飾(みんなで歌おう♪ 彩ろう♪松戸市民の歌♪)グランプリ作品 歌唱部門:合唱団コール・メイ、フォト部門:「新坂川沿いの桜と流山線」(受賞者:若園建)
◎JCNマイテレビ(じもと大好き!マイテレビCMコンテスト)グランプリ作品:「立川で叶える夢」(受賞者:加藤友里恵)◎JCN武蔵野三鷹(どんなもんだいっ!むさしのみたかCMコンテスト)グランプリ作品:「彼女は吉祥寺ひきこもり」(受賞者:坪井ユウサク)
■J:COM、いきいきウォーク2013を全国9コースで開催(13.10.15)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長)は、10月から11月にかけて、地域の歴史や自然と親しむウォーキングイベント「いきいきウォーク2013」を全国9コースで開催する。
J:COMは、06年から地域コミュニティ活動への参加を支援する「いきいきプロジェクト」を実施。このプロジェクトの一環として、ウォーキングイベントを全国のJ:COMエリアで行なっている。J:COMグループ全体での同イベント開催は、2010年から本格的に開始し、今年で4回目を迎える。10月27日に札幌エリアで、11月16日の東京エリアをはじめ、開催日等はエリアごとに異なる。
■女子美術大と高山村と須高ケーブル、産学官連携事業を実施(13.10.12)
学校法人女子美術大学(東京・杉並区、横山勝樹学長)、高山村(長野・高山村、久保田勝士村長)、須高ケーブルテレビ(株)(長野・須坂市、丸山康照代表取締役)は、10月12日・13日に高山村にて、産学官連携事業の活動を実施した。
同事業は2006年より実施されているもの。女子美術大学の大学院生および大学生が高山村をフィールドに、村内の自然や環境、農業、観光をテーマに課外活動を実践。学生の視点からの新たな村づくりへの提言や、子どもたちとのワークショップなどを通じて、アートやデザインを活かした地域づくりをともに考え、村政に反映させていく。
今回の活動では恒例となっている女子学生による「古式ワイン踏みイベント」や、観光および郷土食について学生の視点で村へ提言するプレゼンテーション、地元関係者と学生の交流会などを実施。
須高ケーブルテレビは事業全体のコーディネートを担当。また村内全域に敷設した光インフラ設備とブロードバンド環境も提供。その他同事業のドキュメンタリー番組の制作、全国のケーブルテレビ局への番組配信、メディアへの情報発信を行い、「信州高山村」のブランディングを行う。
■東急とイッツコム、東横線旧渋谷駅や東急線運転席の車窓映像のDVDを発売(13.10.11)
東京急行電鉄(株)(東京・渋谷区、以下東急)とイッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)は、東横線旧渋谷駅などの秘蔵映像を収めたDVDと、東急線の運転席からの車窓風景を収録したDVDをパッケージにした2バージョンの商品を11月下旬より発売する。価格は各バージョン8,400円(税込)。
発売される商品は『GO!GO! 東急線1 東横線+田園都市線Ver.』『GO!GO! 東急線2 東横線+大井町・目黒・多摩川・池上線Ver.』。2種類ともに収められるDVD「SHIBUYA DAYS東急東横線 旧渋谷駅メモリアルDVD」には、東横線旧渋谷駅の初電から終電までの運行の様子や、3月15日深夜に行われた渋谷~代官山間地下化切り替え工事を追った映像、イッツコムのコミュニティチャンネルで放送した相互直通運転特別番組などを収録。もう1つのDVD『GO!GO! 東急線』には東急線各線の運転席からの車窓風景が収録されている。
■ケーブルキャストとJ.COTTとアクトビラ、ケーブル・プラットフォーム事業で連携(13.10.10)
ジャパンケーブルキャスト(株)(東京・千代田区、田中慶彦社長、以下ケーブルキャスト)、(株)J.COTT(東京・千代田区、遠藤昌男社長)、(株)アクトビラ(東京・港区、香西卓社長)は、ケーブル・プラットフォーム事業で連携することで基本合意した。以後3社はケーブル局向けのIPプラットフォーム構築に向け協力体制を敷く。
具体的には、まずJ.COTTとアクトビラはケーブル局向けIP-VODサービスにおいて相互のサービスを接続し、J.COTTポータルおよびアクトビラのケーブル向けIP-VODサービス「ケーブルアクトビラ」のポータルから、それぞれのサービスを利用できるようにする。ケーブル局との課金連携を行うために、顧客管理・料金精算等のインターフェイス機能も提供する。
また、ケーブルキャストはIPTVフォーラム仕様に準拠したIPリニア放送向けIPTV拡張仕様の開発を進める。アクトビラのIPTVフォーラム仕様準拠のIP-VOD映像配信仕様を一体化し、新たなIPリニア放送プラットフォームの構築を目指す。
その他3社はJ.COTTの提供するケーブル局向けスマートTVサービス「COTT」や「ケーブルアクトビラ」の営業連携も行なっていく。
■朋栄のフル4K高速度カメラ「FT-ONE」が3つの賞を受賞(13.10.8)
(株)朋栄(東京・渋谷区、清原克明社長)は、フル4K高速度カメラ「FT-ONE」が第16回経済産業大臣賞(日本映画テレビ技術大賞)、第66回日本映画テレビ技術協会 技術開発賞、さらに中国・北京で開催された「BIRTV 2013」で「BIRTV AWARD」を受賞したことを発表した。
経済産業大臣賞は、日本映画テレビ技術協会が主催する顕彰活動で、今年度の「技術開発賞」受賞および「映像技術賞」受賞のなかから、担当理事会で選定した技術開発賞1件、映像技術賞2作品の合わせて3件から選出される。
日本映画テレビ技術協会 技術開発賞は、毎年優秀な成果、業績を示した映画やテレビ等の技術に関係のある発明、考案、研究、開発などを選定する賞。 BIRTV AWARDは、中国最大の放送機器展BIRTVの主催者と中央電視台が主催するもので、世界的にも革新的な技術、製品を選定する賞。今年は49社94製品がノミネートされ、うち33製品が選出された。
■ハートネットワーク、地元の祭りを生中継。今年はネット&スマートフォンへも配信(13.10.9)
(株)ハートネットワーク(愛媛・新居浜市、大橋弘明代表取締役)は、秋祭りの新居浜太鼓祭り、西条まつりを開局以来、毎年生中継しているが、今年は生中継に加えて、インターネット経由でのPC、スマートフォン向けにも配信する。また、四国内のケーブルテレビ局にも配信し、各ケーブル局で同時生中継する。
ハートネットワークは、12日から中継を開始し、18日までに20カ所から生中継する。このうち15カ所からの中継をネット配信する。
また、16日から開始される新居浜太鼓祭りの中継では、新居浜市が行政情報発信を行うスマートフォン向け公式アプリ「新居浜いんふぉ」へコンテンツ提供を行う。ここでは、7か所からの中継映像を提供する。また、四国内のケーブル局へは3カ所からの中継映像を配信する。
■スカパーJSAT、平成25年度宇宙開発利用大賞で防衛大臣賞を受賞(13.10.7)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)は、内閣府が募集した平成25年度宇宙開発利用大賞で「防衛大臣賞」を受賞した。
宇宙開発利用大賞は、宇宙基本計画における「利用の拡大」を促すため、宇宙開発利用の推進で大きな成果を収める、先導的な取り組みを行うなど、宇宙開発利用の推進に貢献した成功事例に関して、その功績をたたえるとともに、国民への認識と理解の醸成に寄与することを目的とした表彰制度。
今回、スカパーJSATは「Xバンド衛星通信中継機能等の整備・運営事業」に関わる特別目的会社の代表企業として防衛大臣賞を受賞。10月10日に表彰式が行われた。
■食と旅のフーディーズTV、チャンネル名を「FOODIES TV」に12月変更 動画ポータルサイトも開始(13.10.2)
食専門チャンネル「食と旅のフーディーズTV」((株)IMAGICA FTV、東京・港区、山本雅史社長)は12月1日より、チャンネル名を「FOODIES TV」に変更する。
また12月より、同社が運営する3つのサイトを統合し、食専門プレミアム動画ポータルサイト「FOODIES」を開設する。
新サイトでは「FOODIES TV」の有名料理家のレシピ動画等のコンテンツをサイト会員向けのサービスとして展開。スマートフォンやタブレットでも視聴可能となり、スマートフォン等ユーザーを意識した「3分動画シリーズ(仮題)」も開始する。レシピコミュニティサイト「タベラッテ」は「FOODIES recipe」としてリニューアルし、動画を活用したコミュニティ連動企画等も展開する。
■CATV技術協会、2014年CATVエキスパート資格講習試験の日程発表(13.10.1)
一般社団法人日本CATV技術協会(東京・新宿区、阿部秀人理事長、以下JCTEA)は、2014年CATVエキスパート資格講習試験の日程を発表した。詳細は以下の通り。
▼受験科目=受信調査、施工、システム、ブロードバンド、法規
▼取得できる資格=CATVエキスパート、第1級CATV技術者、CATV総合管理技術者
▼申込期間=2013年11月1日~22日
▼講習日程=<札幌>一定の申込がある場合に開催 <仙台>14年1月14日~18日 <東京>14年1月13日~17日・29日 <名古屋>14年1月27日~31日 <大阪>14年1月20日~24日 <広島>14年1月27日~31日 <高松>14年1月28日~2月1日 <福岡>14年1月27日~31日 ※金沢にて14年1月30日にブロードバンド科目のみ講習実施
▼試験日程=14年2月16日(協会全国8支部のある都市で実施)
■大分ケーブルテレコム、「ケーブルアクトビラ」を採用(13.10.1)
大分ケーブルテレコム(株)(大分・大分市、佐藤英生社長)は、(株)アクトビラ(東京・港区、香西卓社長)の提供する「ケーブルアクトビラ」を採用し、IP-VODサービスを開始した。インターネットサービス「ハイパー30プラン」「ハイパー100(160)プラン」利用者が対象となる。
ケーブルアクトビラは、すでに全国のケーブルテレビ6局でサービスを開始しており、大分ケーブルテレコムで7局目の採用となった。
■ケイ・オプティコムとQTNet、共同出資による新会社を設立(13.10.1)
(株)ケイ・オプティコム(大阪・大阪市、藤野隆雄社長)と九州通信ネットワーク(株)(福岡・福岡市、秋吉廣行社長、以下QTNet)は、新会社「West Japan Partners(株)」(以下WJP)を設立した。資本金は100万円で、代表取締役社長には津田和佳氏が就く。ケイ・オプティコムが81%、QTNetが19%を出資。所在地は大阪・大阪市北区。
WJPはテレビサービスの充実や強化施策検討、共通業務効率化などの推進を行い、ケイ・オプティコムとQTNetのユーザー満足度向上に努めていく。
13年9月配信ニュース
■J:COM京都みやびじょん、個人向け健康情報管理サービスをトライアル提供(13.9.30)
(株)ジェイコムウエスト(大阪・大阪市、中井芳紀社長)京都みやじょん局(以下J:COM京都みやびじょん)、特定非営利活動法人 日本サスティナブル・コミュニティ・センター(京都・京都市、新川達郎代表理事、以下SCCJ)は10月1日より、個人向け健康情報管理サービス「ポケットカルテ」を、J:COM TVサービスでトライアル提供開始する。
「ポケットカルテ」はSCCJが運営する個人向け健康情報管理サービス。ユーザーごとに健康情報を電子化して一元管理し、ユーザーはそれらを簡単に閲覧できる。京都府下の病院や全国の調剤薬局とも連携し、9月末現在で約3万人の利用者がいる。
J:COM京都みやびじょんでは、インタラクTVサービスを利用し、テレビでの「ポケットカルテ」利用を可能とする。ユーザーはテレビで特定健診の結果や医療費明細書等を閲覧できるようになるほか、電子版のお薬手帳による薬歴管理も行える。
J:COM京都みやびじょんとSCCJは2014年5月末まで「ポケットカルテ」のトライアルを実施、サービス提供エリアの拡大や、今後の商用化に向けた検討を行う。
■プラットイーズ、9月27日に「全国4K祭 2013 in KAMIYAMA」開催(13.9.13)
(株)プラットイーズ(東京・渋谷区、和田かおり社長)は、月刊「ニューメディア」編集部と、(株)えんがわとともに、「全国4K祭 2013 in KAMIYAMA」を9月27日に開催した。
開催は、徳島県神山町にあるプラットイーズが4Kに対応したサテライトオフィス「えんがわ」。第1部では、神山町副町長の挨拶から始まり、総務省情報流通行政局衛星・地域放送課長の鈴木信也氏、徳島県知事の飯和泉嘉門氏、プラットイーズ会長で、(株)えんがわ代表取締役社長の隅田徹氏による講演等が行われたほか、えんがわオフィスのある神山町の町おこし施策について、NPO法人グリーンバレー理事長の大南信也氏の講演も行われた。
第2部では、日本ケーブルテレビ連盟審議役の岡林信悟氏による「ケーブル4K伝送」、ケーブルテレビ徳島取締役の佐々木浩之氏と(株)プラットイーズ社長の和田かおり氏による講演、ジャパンケーブルキャスト(株)社長の田中慶彦氏、次世代放送推進フォーラムの元橋圭哉氏による現在の取り組みについての講演等が行われた。第3部では4Kを含む映像素材の業務を行うプラットイーズの関連会社、えんがわのオフィス見学やパネルディスカッションが開催された。
■J:COM、新執行役員制度導入。役員人事発表(13.9.27)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は、9月27日に取締役会を開き、10月1日付で新執行役員制度を導入する。それに伴い役員の異動を実施することを決定した。KDDIと住友商事による共同運営化の一環として、取締役会を“両株主による経営の意思決定の場”としての機能を明確にし、業務執行に関しては本格的な執行役員制度を導入し、経営と執行の分離を行う。役員の異動は下記の通り。()内は現職
▼取締役 副社長執行役員 ケーブルTV 事業部門長=御子神大介(取締役副社長 事業戦略部門長)▼取締役 副社長執行役員 経営管理部門長=長谷川淳治(上席執行役員 経営管理部門 副部門長)
▼社外取締役=澁谷年史(社外監査役)▼常務執行役員 メディア事業部門長 兼 メディア戦略本部長=加藤徹(取締役 メディア事業部門長 兼 メディア戦略本部長)▼常務執行役員 事業戦略部門長=山添亮介(取締役 技術部門長)▼常務執行役員 ケーブルTV 事業部門長補佐 兼 関西統括本部長 兼 (株)ジェイコムウエスト 代表取締役社長=中井芳紀(取締役 ケーブルTV 事業部門長補佐 兼 関西統括本部長 兼 関西統括本部 法人営業統括部長 兼 (株)ジェイコムウエスト 代表取締役社長)
▼上席執行役員 技術部門長=増田和彦(上席執行役員 事業戦略部門 副部門長)▼特別顧問=青木智也(専務取締役 経営管理部門長)、福田峰夫(専務取締役 ケーブルTV 事業部門長)
▼社外監査役=本田 弘樹(KDDI(株) 経営管理本部長)、小川 英男(住友商事(株) 理事 メディア・生活関連総括部長)
■「地方の時代」映像祭2013が関西大学千里山キャンパスで11月16日から開催(13.9.27)
「地方の時代」映像祭実行委員会(大阪・吹田市、関西大学、NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟)では、11月16日~22日の間、「第33回『地方の時代』映像祭2013」を関西大学千里山キャンパスで開催する。
この映像祭は、1980年の開始以来、“地域のこころ、地方のこえ”をテーマに、優れたドキュメンタリーや映像作品をコンクールによって顕彰し、一般公開することで、「地方の時代」の具現化を目指した活動。今年は、「地域がつたえたいもの、伝えていくこと」をサブテーマに掲げて、地域のメディア、各地の作り手がこの国のあり方を問い直していく。映像祭は、放送局部門、ケーブルテレビ部門、市民・学生・自治体部門、高校生部門の4部門に分かれ、各部門の入選作品が決定される。今年は放送局部門に116作品、ケーブルテレビ部門に56作品、市民・学生・自治体部門に60作品、高校生部門に26作品が参加した。1981年から今回までの参加総合計数は4,200作品となった。
イベント開催時には、入選作品のなかから各部門の優秀賞、選奨、奨励賞が決定され発表され、最後にはグランプリが発表される。また、作家・映画監督の森達也氏による記念講演やグランプリ受賞作品の上映、シンポジウムやワークショップ等も行われる。
■須高ケーブル、長野県須坂市からの事業委託を受けて、大阪と富山で須坂市をPR(13.9.27)
須高ケーブルテレビ(株)(長野・須坂市、丸山康照社長)は、長野県須坂市から事業委託を受け「信州須坂」を全国にPRする「平成25 年度 大阪観光情報拠点整備事業」を展開している。
この事業の一環として大阪市にて開催される「船場まつり2013」(10月4日~6日)の地方物産展にブース出展する。須坂市内の老舗味噌屋が同行し「信州須坂味噌」や「ぶどう」「おやき」など地域特産品の販売だけでなく、ケーブルテレビのネットワークを活かして、イベント初日には地元ケーブルテレビ番組へ出演し須坂市のPRするほか、9月30日にはFM いたみの番組でも告知・PR を行う。須坂名物の「おやき」や「そば」など須坂市で通信販売を行なっている事業者の紹介、直接須坂へ来てもらえるよう、食と自然の豊かさを伝え、観光誘致活動を行う。
また、須高ケーブルテレビは、同じく須坂市から事業委託を受けて「平成25年度 信州須坂シティセールス事業」を展開。この事業の一環としては、富山グランドプラザ(富山県富山市)で「信州須坂ふるさとフェア」を開催した。当日は、おやき店、JA須坂、楠ワイナリー等が出展した。
■中国新聞グループのケーブル局3社、SCNのシステム採用し、同時放送開始(13.9.27)
中国新聞グループのケーブルテレビ局、(株)ふれあいチャンネル(広島・広島市)、(株)ひろしまケーブルテレビ(広島・広島市)、尾道ケーブルテレビ(株)(広島・尾道市)は、10月1日から朝の野情報番組『ちゅピコ・モーニング LIVE』の同時放送を開始する。これにあわせて、(株)ふれあいチャンネルでは、データ放送を開始する。同情報番組の自動生成・レイアウト創出は、(株)サテライトコミュニケーションズネットワーク(鳥取・米子市、以下SCN)の「地域情報・緊急情報始動表示サービス コミネット」が採用された。
朝の情報番組「ちゅピコ・モーニングLIVE」は、中国新聞社の最新ニュースを伝えると同時に、広島市内や広島空港のライブカメラや天気予報、道路渋滞状況などを1画面に凝縮して放送。1回15分サイクルで構成され、毎朝6時~8時まで放送する。台風接近時などは、スケジュールを変更して台風の進路図等の関連情報を放送する。
データ放送は、ひろしまケーブルテレビと共同運用し、4市2町の休日夜間当番医やゴミ収集カレンダー、コミュニティバスの事項表などを随時提供する。緊急地震速報発表時は文字スーパーにて瞬時に画面上に表示する。
■NHK、8KやハイブリッドキャストをCEATECでPR(13.9.26)
CEATEC JAPAN 2013が10月1日~5日に、幕張メッセで開催されるが、NHKは一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)と共催で、NHK/JEITAブースを出展する。『テレビの進化を体験!』をテーマに掲げ、スーパーハイビジョン(8K)や、ハイブリッドキャスト等を中心に展示する。
■パナソニック、CATV用3チューナー搭載の新型STB2機種、11月から販売(13.9.20)
パナソニック(株)は、11月より、3チューナーを搭載したブルーレイ3Dディスク対応/HDD内蔵CATVデジタルセットトップボックス(CATV STB)「TZ-BDT920F」「TZ-BDT920PW」の2機種を発売する。
さらなる録画ニーズへの要望や、場所や時間を選ばない番組視聴など、多様化する番組視聴スタイルに対応すべく開発。また、誰でも手軽にデジタル放送の視聴や録画をできるように、利便性の向上を図った。
録画機能については、3チューナー搭載により3番組同時録画が可能。2番組録画中でも他の番組を楽しむことができる。1TBの大容量HDDを内蔵するとともに、外付けUSB-HDDにも対応。また、ホームネットワーク機能により、録画した番組や放送中の番組を2カ所(別の2部屋など)にも配信でき、それぞれの部屋で見たい番組を同時に楽しむことができる。DLNA対応テレビはもちろん、タブレットやスマートフォンでも番組を見られる。TZ-BDT920PWは無線LAN子機を本体に内蔵し、容易にネットワーク環境が構築できる。
従来の「操作一覧」のメニューをアイコン表示した「新スタートメニュー」や、複数条件で見たい番組を絞り込むことができる「スマート検索」を搭載し、番組表からだけでなく録画一覧からも見たい番組を簡単に探すことができる。CATVユニバーサルポータル、アクトビラ、YouTube、TSUTAYA TV等の多数のサービスへの対応と、次世代放送方式(H.264/256QAM)対応など、将来性を備えたSTBとなっている。
■NHK、東京国際映画祭で8Kスーパーハイビジョンの上映会を実施(13.9.19)
NHKは、10月17日から開催されるアジア最大級の映画祭、東京国際映画祭で、「8Kスーパーハイビジョン・スペシャル・プレゼンテーション by TIFF×NHK」を実施する。東京国際映画祭事務局との共催。
8Kスーパーハイビジョンは、4Kの4倍、現行HDの16倍もの超高精細画像と22.2マルチチャンネル音響による、次世代テレビのための超高臨場感システムで、2016年に実用化試験放送、2020年に本放送を目指している。8Kスーパーハイビジョンの認知を目的に、特別企画として上映会を実施する。東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズ Screen3で10月18日~20日までの期間、上映される。
上映プログラムは、李闘士男監督によるショートムービー『美人の多い料理店』、ドラマ『コーラス』、音楽ステージやスポーツなどのハイライト集など。「TIFF アリーナ・グリーンカーペット」の模様をライブ中継上映も行う。
■J:COM、9月~11月にかけて清掃活動「CLEAN UP OUR TOWN 2013」開催(13.9.19)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は、毎年恒例の清掃活動「CLEAN UP OUR TOWN 2013」を9月から11月にかけて実施する。今年は全国53会場で行い、うち25会場では10月20日に一斉開催する。
同活動は、J:COMの社会貢献活動「ニコロジー活動」の一環として08年から開始し、今年で6日目となる。地元行政や自治体と協力し清掃を行うなど、毎年行なっている。これまでに、のべ3万7,000人超が参加し、総計約58トンのごみを回収した。
今年も、日が新本大震災からの継続復興へ支援のため、一般参加者の人数に応じてJ:COMグループから日本赤十字社に義援金を寄付する。
■FOX、「アドテック東京2013」でわずか3m×3mのお化け屋敷を展示(13.9.18)
FOX インターナショナル・チャンネルズ(株)(東京・渋谷区、小泉喜嗣社長、以下FOX)のオンライン広告部門dotFOX(ドットフォックス)は、 FOXと(株)LIG(東京・台東区、岩上貴洋代表取締役)が共同で運営するエンターテイメント情報サイト、エンタメウスのPR のため、9月18日および19 日に東京国際フォーラムにて開催された「アドテック東京2013 デジタルマーケティングカンファレンス」で「わずか3m×3m のお化け屋敷 九平米ホスピタル」を展開した。
架空の病院「九平米ホスピタル」を舞台に、血塗られたベルやゾンビが登場する極小のお化け屋敷。3m×3mの小スペースでどこまで恐怖を提供できるか、スペースの限界に挑戦したエンターテイメント。
■JCN関東、地域CMコンテストの表彰式を9月20日に開催(13.9.13)
(株)JCN関東(埼玉・さいたま市、日野廣生社長)は、春日部市、越谷市、草加市、吉川市の地域の魅力をPRする「地域CMコンテスト」の表彰式を9月20日にJCN関東本社ビルで行う。
同CMコンテストは、「大好きな街の未来に残したいもの」をメインテーマに、「お気に入りの場所」「地元に生きる職人さん」など、好きな題材を選び、30秒の動画CMにまとめた作品を募集。6月1日から8月20日まで募集を行い、52作品が寄せられた。
応募作52作品のなから、今回「最優秀賞」「地域賞」(各市で1点)、「JCN関東賞」、特別賞5点が決定した。
JCN関東では、表彰式の模様、各受賞者のインタビューを自社制作番組内のデイリーニュース内で紹介する。
■プラットイーズ、9月27日に「全国4K祭 2013 in KAMIYAMA」開催(13.9.13)
(株)プラットイーズ(東京・渋谷区、和田かおり社長)は、月刊「ニューメディア」編集部と、(株)えんがわとともに、「全国4K祭 2013 in KAMIYAMA」を9月27日に開催する。
開催地は、プラットイーズが4Kに対応したサテライトオフィスを開所した、徳島県神山町。ワークショップやパネルディスカッションなどを行う。第1部のキーノートスピーチでは、神山町副町長の挨拶、総務省情報流通行政局衛星・地域放送課長の鈴木信也氏、徳島県知事の飯和泉嘉門氏、プラットイーズ会長で、(株)えんがわ代表取締役社長の隅田徹氏による講演等が行われる。第2部では4Kコンテンツワークショップが、第3部では4Kを含む映像素材の業務を行うプラットイーズの関連会社、えんがわのオフィス見学やパネルディスカッションが開催される。
■アリアンスペース、ディレクTVの2衛星打ち上げを受注(13.9.11)
アリアンスペース社(本社:フランス・パリ、ステファン・イズラエル会長兼CEO)は9月9日、ディレクTVの2衛星の打ち上げ契約を締結した。1つは2015年後半に、もう1つの衛星IS-32は2016年第3四半期に、ともに南米フランス領ギアナ、クールーのギアナ宇宙センターよりアリアン5で打ち上げられる。
1つの衛星はオービタル社が製造し、打ち上げ時重量は約3.2トンの予定。高精細映像、3D映像、映画番組の配信容量の拡張に利用される。
IS-32はSKY Brasil-1ペイロードにより、ブラジル向けの高精細映像、3D映像、映画番組の配信容量の拡張に利用される。アストリウム社が製造し、打ち上げ時重量は約6.3トンを予定。西経43度に打ち上げられる。
■アリアンスペース、スカパーの新衛星打ち上げを受注(13.9.10)
アリアンスペース社(本社:フランス・パリ、ステファン・イズラエル会長兼CEO)は、スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長、以下スカパー)と新規衛星打ち上げの受注に関する契約を締結した。これによりスカパーの新衛星は、2015年後半に南米フランス領ギアナ、クールーのギアナ宇宙センターよりアリアン5によって打ち上げられる。打ち上げ時の総重量は5トン以上を予定されている。
■イッツコムとBSNアイネット、「災害時におけるお互い様相互応援協定」を締結(13.9.9)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)と(株)BSNアイネット(新潟・新潟市、川崎嘉朗社長)は、「災害時におけるお互い様相互応援協定」を締結した。
同協定は首都圏もしくは新潟県下において災害が発生した場合、「お互い様」の精神で両社が協力し合い、被災側の起業が災害時の事業継続および復旧を円滑に行えるよう応援するもの。各種応援や復旧活動に必要な情報を相互提供することになる。
イッツコムは3月にBCPを策定し、その中で協力企業や同業・異業他社などが経営支援を出し合い、災害時を限定せずに平常時でも企業としての成長の実現を目指す「お互いさまBC連携戦略」を提唱。これに基づき気仙沼ケーブルネットワーク(株)と7月に同様の協定を締結していた。
■NHK、CEATEC JAPANに出展。4K、ハイブリッドキャストを展示(13.9.5)
NHKは、10月1日~5日まで幕張メッセで開催されるIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」に、一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)と共催で出展する。
今年は『テレビの進化を体験!』をテーマに、スーパーハイビジョン(8K)や、ハイブリッドキャスト等を中心に展示、デモンストレーションを行う。
■多チャンネル放送研究所、「多チャンネル放送の現状と課題2012」を公開(13.9.5)
多チャンネル放送研究所(音好弘所長)は、「多チャンネル放送の現状と課題2012 ~2012年多チャンネル放送実態調査より~」を8月31日にまとめた。調査結果は、同研究所webサイト(http://www.eiseihoso.org/labo/release.html)に掲載した。
多チャンネル放送研究所では2008年の設立以来、毎年、一般社団法人衛星放送協会の正会員社の各チャンネルを対象に「多チャンネル放送実態調査」を実施、その結果を報告書にまとめている。2010年からは多チャンネル放送の視聴者目線での調査も実施している。
今回の調査結果は13年3月に実施した実態調査をもとにしたもの。12年9月に実施した視聴者調査「団塊ジュニアはテレビをどう見ているか~多チャンネル視聴実態調査2012~」の分析結果も踏まえつつ、先進的な取り組みを実施する多チャンネル事業者や放送事業者にヒアリング調査を行うなどして、その研究をより深める形で報告書を取りまとめた。
■愛媛CATVと慶應義塾大学ら地域・全国共用WiMAXルーター開発。愛媛CATV、UQと提携し、サービス開始(13.9.4)
(株)愛媛CATV(愛媛・松山市、宮内隆社長)とUQコミュニケーションズ(株)(東京・港区、野坂章雄社長)は9月4日、両社が提供するWiMAXサービスについて提携したことを発表した。
愛媛CATVは地域WiMAXを自社のサービスエリアである松山市を中心に提供してきた。今回の提携により、愛媛CATVは、UQの全国WiMAXサービスをセットにした新サービスを開始する。
愛媛CATVでは、高速インターネット接続サービス「光ハイブリッド30」の利用者に、無料でWiMAXを提供。UQサービスも利用可能となったことで、ユーザーは、サービスエリア外でもWiMAXが利用できるようになる。料金は、UQの料金(基本使用料380円~)がかかる。料金請求の窓口は、愛媛CATVが一本化する。
平成21年に総務省は、ICT による地域活性化推進を主目的に2.5GHz 帯を利用した広帯域移動無線アクセスシステムを市町村単位で運用することを目的に地域事業者への無線免許付与を行なった。地域WiMAXは接続可能な端末が少ないなどの問題を抱え、普及が遅れていた。
今回、慶應大学SFC研究所と愛媛CATV、オープンワイヤレスプラットフォーム合同会社が共同で、地域WiMAXと全国WiMAXの両サービス対応のモバイルルーターを開発。これにより、今回のサービス開始に結びついた。両サービス対応のモバイルルーターは、NECアクセステクニカ(株)が開発・製造する。なお、オープンワイヤレスプラットフォームも神奈川県藤沢市で同サービスを行う。
9月4日、慶應義塾大学SFC研究所、愛媛CATV、オープンワイヤレスプラットフォーム合同会社の3社代表は記者会見を開催。両サービス対応端末を披露した。愛媛CATV常務取締役の白石成人氏は、「愛媛CATVの無線事業は、有線サービスの利便性を高めるアプローチのためのもので、今回の取り組みには今後に期待したい」とし、「離島や山間地域、自治体や企業から興味を持ってもらっている。今年度中にはいくつかの場所でサービスが開始予定」と説明した。
■WOWOW、8月末時点の総加入件数は258万5,278件(13.9.3)
「WOWOW」((株)WOWOW、東京・港区、和崎信哉社長)は、2013年8月末現在の加入件数を発表した。
総加入件数は前月比6,311件増の258万5,278件。うち複数契約は37万2,709件となっている。
■スカパー!、8月末時点の総加入件数は378万9,874件(13.9.3)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)は、スカパー!サービスの13年8月末現在の加入件数を発表した。
総加入件数は前月比5,052件減の378万9,874件。内訳はスカパー!が201万2,418件(前月比7,712件増)、スカパー!プレミアムサービスが168万6,473件(前月比1万2,815件減)、スカパー!プレミアムサービス光が9万983件(前月比51件増)。スカパー!プレミアムサービスのうちHDサービスは116万1,522件(前月比1万7,707件増)となっている。
13年8月配信ニュース
■イッツコム、ONEエネルギーと提携し家庭用蓄電システムのレンタルサービスを開始(13.8.30)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)は、ONEエネルギー(株)(東京・港区、小島一雄社長)と提携し、ONEエネルギーの手がける家庭用蓄電システムのレンタルサービスの取り扱いを開始する。9月1日よりイッツコムの営業ネットワークを活用し、東急線沿線を中心とした一戸建て住宅に対して取り扱いを開始。通信事業者が蓄電システムのレンタルサービスを取り扱うのは初となる。
蓄電システムレンタルサービスは月額基本料4,900円(税込)で利用可能。設置に伴う初期費用や維持費用は発生しない。東京都内に設置する場合は補助金受給対象となるため、月額2,900円で利用できる。
また電力の見える化や節電意識を向上させるアプリケーション、蓄電容量が保証性能を下回った場合の交換保証、クラウド上で蓄電システムを遠隔監視する保守点検を、付帯サービスとして利用できる。さらにイッツコムが販売中の太陽光発電システムとのパッケージプランも提供する。
■CRI、Huluと4K映像制作をテーマに、9月19日にフォーラム開催(13.8.29)
一般社団法人ケーブルテレビ情報センター(東京・中央区、大島精次理事長、以下CRI)は、9月19日に日本記者クラブ(東京・日比谷)にて、「第118回CRIフォーラム」を開催する。
今回はフールージャパンLLCの森田博氏をゲストに迎え、「『Hulu』のビジネスモデルとケーブルテレビ局との『連携化』について」の講演を実施。またレッドデジタルジャパン(株) テクニカルエキスパート 山本久之氏による「『4K』の映像制作環境とケーブルテレビの対応を考える」をテーマとした講演も行われる。
■JCN関東、訪問サポート「安心かけつけサポート」のサービスを拡充(13.8.28)
(株)JCN関東(埼玉・さいたま市、日野廣生社長)は、訪問サポート「安心かけつけサポート」のサービスを拡充する。
「安心かけつけサポート」は12年11月より、JCNスマートテレビ利用者向けに提供を開始。担当者による訪問でのサポートを提供していた。
今後は9月1日より同サービスの適用範囲を、JCNスマートテレビに加え、JCNテレビ、JCNインターネット、JCN電話を含めた全サービスに拡大。ユーザーは月額525円(税込)で、月3回まで配線や各種設定等のかけつけサポートを受けられるようになる。またサポート項目以外の作業を行なった際にも最大5,250円(税込)の作業費割引を行う。
10月1日より「安心かけつけサポート」契約者に対し、遠隔操作によりPCの問題解決を図る「PCリモートサポート」も提供開始する。「PCリモートサポート」利用回数は「安心かけつけサポート」利用回数にはカウントされない。
■スペースシャワーTV、フリーマガジン「別冊スペシャ」発行(13.8.26)
(株)スペースシャワーネットワーク(東京・港区、清水英明社長)は、音楽チャンネル「スペースシャワーTV」のフリーマガジン「別冊スペシャvol.9」を発行した。8月31日と9月1日に行われた同社主催の野外ライブ「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2013」の会場で配布したほか、全国のタワーレコード(一部店舗を除く)でも入手できる。
同号では、10周年を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATIONのインタビューや、音楽プロデューサーの蔦谷好位置と小籔千豊、レイザーラモンRGによる野鳥写真対談などが掲載されている。同冊子は、スペースシャワーTVが年に2回発行しているフリーマガジン。
■SCN、J:COM高槻の 「大防災訓練生中継」で、コミネットを使った運用支援とスマホ配信実験を実施(13.8.26)
(株)サテライトコミュニケーションズネットワーク(鳥取・米子市、高橋孝之社長、以下SCN)は、8月25日に(株)ジェイコム高槻局のコミュニティチャンネル「J:COMチャンネル」で放送した特別番組『高槻市全域大防災訓練 生中継』を、「地域情報・緊急情報自動表示サービス コミネット」で支援した。また、SCNはスマートフォン配信実験として、同番組をネット接続したスマートフォンやタブレット向けにパスワードによる視聴制限を付けたかたちで配信した。
防災訓練と連動し、コミネットの「緊急情報スーパー」や「L字レイアウト」を使い、模擬的な情報を放送することで、災害発生時の緊急放送の模擬体験を行なった。
同システムは、ケーブル局側は情報入力とレイアウト切り替え操作は、webブラウザ上で行うため、放送設備外からも行える。また、放送画面はつねにSCN側で有人監視しており、運用面も支援できる。
■NTTぷらら、「ひかりTVゲーム」を「東京ゲームショウ2013」に出展(13.8.22)
(株)NTTぷらら(東京・豊島区、板東浩二社長)は、9月19日~22日に幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2013」(以下TGS)に、テレビ向けクラウドゲーム「ひかりTVゲーム」を出展する。
NTTぷららはTGSに今年から新設される「クラウドゲーミングコーナー」に出展。「ひかりTVゲーム」の体感コーナーや特設ゲームバトルステージなどを用意する。
また(株)スクウェア・エニックスのコミック「ハイスコアガール」とタイアップし、同イベントのために書き下された「ハイスコアガール」特製小冊子を、「ひかりTVゲーム」体験者全員にプレゼントする。
■NHK、「NHK Hybridcast」を9月開始(13.8.21)
NHK(東京・渋谷区、松本正之会長)は9月2日11時00分より、「NHK Hybridcast」を開始する。
「NHK Hybridcast」は放送波で送られてくるテレビ映像と、インターネット経由で提供される情報を連携させ、多彩なサービスを実現するもの。放送連携機能拡張が行われたHTML5ブラウザを搭載したHybridcast対応受信機(現時点では東芝Z8X/Z7/J7シリーズ)にインターネット回線を接続し、NHK総合テレビでdボタンを押すと「NHK Hybridcast」ホームメニューが表示される仕組み。開始当初は気象情報やニュース、スポーツ、為替情報、番組表などのコンテンツを提供。またテレビ画面最下部にニュースヘッドラインがスクロール表示される「スクロールニュース」も提供される。ホームメニューはテレビ本線映像下部にオーバーレイ表示される形となっている。
今後は今秋以降に双方向クイズ番組のような番組連動型コンテンツや、スマートフォンやタブレット端末などと連携させたサービスを提供する予定。Hybridcastでは放送波にコンテンツを制御するトリガー信号の乗せられるため、放送に合わせたコンテンツ提供が可能となっている。
また法制度や技術的なハードルのクリアが前提だが、番組表からNHKオンデマンドの見逃し番組等へリンクさせるようなサービスも検討されているという。
NHKではHybridcast対応テレビの普及などにより、2~3年後には数百万規模の利用者を期待しているという。
■多摩ケーブル、JC-dataを使ってコミチャンでデータ放送開始(13.8.21)
多摩ケーブルネットワーク(株)(東京・青梅市、舘盛和社長)は8月1日、運営するコミュニティチャンネルでデータ放送を本格稼働した。
データ放送は、ジャパンケーブルキャスト(株)(東京・千代田区、田中慶彦社長)が提供するセンター配信ASP型データ放送サービス「JC-data」を利用。JC-dataは、これで33局目の利用開始になった。
多摩ケーブルは、都市型ケーブルテレビ第1号として事業を開始。東京都の青梅市、福生市、羽村市を対象にサービス提供している。データ放送では、地域情報、警察、消防、行政、鉄道、道路などの情報を提供する。また、選挙速報やお祭り連動等を活用して、特別番組との連動放送も行う。
■ケーブルキャスト、JAXAの惑星分光観測衛星の打ち上げを「チャンネル700」でライブ中継(13.8.16)
ジャパンケーブルキャスト(株)(東京・千代田区、田中慶彦社長)は、8月27日に独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が予定しているイプシロンロケット試験機による惑星分光観測衛星(SPRINT-A)打上げの映像ライブ配信に協力し、ケーブルキャストが運営するケーブル局専用無料総合チャンネル「チャンネル700」で生中継を行う。放送時間は13時25分~15時までを予定。打上げは13時45分~14時30分の予定。
「チャンネル700」は現在全国103のケーブル局で採用されており、採用中のケーブル局は、同時刻での放送を条件に、この生中継を地上波コミュニティチャンネルで放送することができる。
■スカパー、「スカパー!アワード2013」を開催(13.8.15)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)は、「スカパー!アワード2013」の開催を決定した。
「スカパー!アワード」は1年間でスカパー!で放送された番組の中から、視聴者投票で優れた番組を表彰するアワード。今回で6回目の開催となる。
「スカパー!アワード2013」では2012年10月~13年9月にスカパー!で放送された番組の中から優秀な作品を表彰。今回は視聴者投票だけでなく、寄せられたメッセージの内容も選考対象とし、視聴者の「ココロが動いた番組」を決定する。また視聴者のスカパー!にまつわるエピソードを募集する「スカパー!エピソード大賞」も行う。
表彰は投票者より選出された視聴者が、受賞番組の出演者や関係者に実際に会いに行き、直接トロフィーを手渡す。その模様は12月に特別番組として放送する。
■Inter BEE、webサイトで事前登録受付け開始(13.8.12)
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月13日~15日までの3日間、千葉・幕張メッセで、「Inter BEE 2013」を開催するが、8月12日から公式webサイト(http://www.inter-bee.com/ja/)で事前登録の受付けを開始した。
「Inter BEE」は今年で49回目の開催を迎える。現時点で出展小間数が1,368コマあり、昨年の同時期よりも36小間多く、昨年の1423小間を上回る見込み。
■JCNマイテレビ、国立市と防災行政無線情報のデータ放送での提供を締結(13.8.12)
(株)JCNマイテレビ(東京・立川市、森下均社長)と国立市は8月8日、地震などの災害発生時における防災行政無線の情報をJCNマイテレビのコミュニティチャンネルのテレビ放送画面上にデータ放送で表示するための協定を締結した。
JCNマイテレビが国立市に対して、防災行政無線の情報を表示できるデータ放送の仕組みを無料で提供し、国立市職員が情報を入力することで、JCNマイテレビのサービスエリア内約2万8,300世帯に向けて国立市の情報が配信される。
■日本ケーブルラボ、第5回「ハイブリッドBoxのアプリケーションを考えるシンポジウム」を開催(13.8.9)
一般社団法人日本ケーブルラボ(東京・港区、奥村博信理事長)は、8月27日にTKP大手町カンファレンスセンター(東京・千代田区)にて、第5回「ハイブリッドBoxのアプリケーションを考えるシンポジウム」を開催する。
今回はアプリベンダーによるアプリ開発状況や、アプリ配信マーケット「ケーブルマーケット」の取り組み状況、ハイブリッドBoxを使ったサービスを開始したケーブル事業者の講演、Androidアプリのセキュリティ関する特別講演などが企画されている。
■ひかりTV、ソーシャル機能「わいわいビデオ」を提供(13.8.8)
IPTVサービス「ひかりTV」((株)NTTぷらら、東京・豊島区、板東浩二社長)は8月23日より、VODサービス「ビデオサービス」においてソーシャル機能「わいわいビデオ」を提供開始する。
「わいわいビデオ」はユーザー同士がコンテンツを視聴している時の感情や心境を共有できる機能。ひかりTV対応トリプルチューナー「ST-3200」のユーザーは、対象作品の再生中に、リモコン操作で「面白い」「ステキ!」といった感情を表すスタンプやテキストを投稿できる。投稿されたスタンプやテキストは他ユーザーの投稿とともにタイムラインに表示され、共有される。投稿数に応じて表示されるグラフによって、一目で盛り上がっているシーンを確認できるほか、盛り上がりシーンごとでチャプター再生することも可能。「ST-3200」以外のユーザーは、手持ちのスマートフォンやタブレット端末に専用アプリ「りもこんプラス」(Android版)をインストールすることで「わいわいビデオ」を端末側で利用できるようになる。
提供開始時にはひかりTVのオリジナル番組『AKB48コント「何もそこまで…」』や『初音ミクの ミクミクメイクミク!』などで利用できる。対象作品は順次拡大する予定(13.8.8)
■UQ WiMAX契約数、426万に拡大(13.8.7)
UQコミュニケーションズ(株)(東京・港区、野坂章雄社長)は、7月時点でのUQ WiMAXの契約数を発表した。7月に3万8,500件の純増を記録し、累計契約数は426万800となった。
■AT-Xとカヤック、AT-X15周年を記念して、CMグランプリを開催(13.8.6)
アニメ専門チャンネル「アニメシアターX (AT‐X)」((株)エー・ティー・エックス、東京・港区、岩田圭介社長)と、(株)カヤック(神奈川・鎌倉市、柳澤大輔CEO)は、AT-X開局15周年を記念して、カヤックが運営する音声コミュニティサイト「koebu」で、「賞金15万円!AT-X開局15周年CMグランプリ」を開催する。
同企画は、上記のサイトに映像を用意し、その映像にアテレコをつけて投稿する。投稿者の中からグランプリを決定し、受賞者には賞金15万円が授与される。また、そのアテレコ動画はAT-Xの開局15周年CMとして放送される。
募集期間は8月19日までで、グランプリの発表は9月8日に特別番組として放送される予定。
■ジャパンケーブルキャストとJ.COTT、「ケーブルキャスト J.COTTセミナー 2013」を開催(13.8.1)
ジャパンケーブルキャスト(株)(東京・千代田区、田中慶彦社長)と(株)J.COTT(遠藤昌男社長)は、ホテルメトロポリタン エドモントにて「ケーブルキャスト J.COTTセミナー 2013」を開催した。
セミナーではまず田中慶彦氏が「『次世代CATVサービス』 -CATVのさらなる進化-」をテーマに講演。続いて遠藤昌男氏が「次世代TVプラットフォーム CATV新機軸“スマートTV”サービス」と題した講演を行い、スマートTV STB「C.OTT BOX」のデモンストレーションも行なった。
また第2部では中村伊知哉氏(慶應大学教授)や元橋圭哉氏(一般社団法人次世代放送推進フォーラム)らが登壇しての「4K8K放送・スマートTV・IPリニア放送の方向性」と題したパネルディスカッションも実施された。
13年7月配信ニュース
■ケーブルコンベンション2013&ケーブル技術ショー開催(13.7.31)
「ケーブルコンベンション2013」が7月30日~31日の2日間、東京国際フォーラムで開催された。
2日間の来場者数は、コンベンションが2,331人(7月30日:1,273人、7月31日:1,058人)、技術展示の「ケーブル技術ショー2013」が合計8,555人(7月30日:4,535人、7月31日:4,020人)となった。なお、コンベンションの延べ人数は、2日間で合計4,538人だった。
■スカパーJSAT、平成26年度第1四半期は増収増益。IOC総会生中継も明らかに(13.7.31)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長、以下スカパー)は、平成26年3月期 第1四半期決算を発表した。詳細は以下の通り。※( )内は前年同期比
<連結経営成績(累計)>
▼営業収益=410億4,400万円(+5.0%)▼営業利益=52億1,000万円(+3.3%)▼経常利益=52億4,600万円(+6.6%)▼四半期純利益=31億4,000万円(-2.7%)
視聴料収入の増加や国際サービス収入等衛星事業収入の増加などの要因により、増収増益を達成した。
またスカパーは決算発表会において、9月8日(日本時間)に開催されるIOC総会を朝5時より生中継すると明らかにした。同総会では2020年夏季五輪の開催地が決定される予定で、東京が立候補している。
■WOWOW、平成26年度第1四半期は増収増益(13.7.31)
(株)WOWOW(東京・港区、和崎信哉社長)は、平成26年3月期 第1四半期の決算を発表した。詳細は以下の通り。※( )内は前年同期比
<連結経営成績(累計)>
▼売上高=173億6,500万円(+0.9%)▼営業利益=28億9,500万円(+145.2%)▼経常利益=29億5,000万円(+121.9%)▼四半期純利益=18億1,900万円(+119.6%)
有料放送収入の増加により増収となり、また前年同期と比較し大型番組への費用投下等がなかったことから増益となった。
■NTT西とスカパー、「光BOX+」でスカパー!オンデマンドを提供開始(13.7.30)
西日本電信電話(株)(大阪・大阪市、村尾和俊社長、以下NTT西日本)は8月1日より、同社の提供するSTB「光BOX+」で、スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)の提供するVODサービス「スカパー!オンデマンド」アプリを提供開始する。これにより「光BOX+」で「スカパー!オンデマンド」が利用可能となる。
「光BOX+」はYouTubeやHulu等のアプリケーションを利用できるテレビ向けSTB。今後両社はプロモーション連携等の協業を検討していく。
■J:COM、IP-VOD「milplus」提供局が拡大(13.7.29)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)とジュピターエンタテインメント(株)(東京・千代田区、宮田昌紀社長、以下JE)は、ケーブル局向けIP-VODサービス「milplus」を、全国のケーブル局11社に提供することが決定した。
「milplus」はJ:COMとJEが開発したIP-VODサービス。テレビ、PC、タブレット端末、スマートフォンなどで動画コンテンツを視聴できる。
採用事業者はZTV、入間ケーブルテレビ、東松山ケーブルテレビ、ゆずの里ケーブルテレビ、福井ケーブルテレビ、中讃ケーブルビジョン、ケーブルテレビ、ハートネットワークなどとなっている。
また「milplus」は2013年秋より、次世代STB「Smart TV Bos」でも利用が可能となる。
■多チャ研、事業者予測調査結果発表。マーケットは横ばいとの回答が多数を占める(13.7.26)
多チャンネル放送研究所(音好宏所長)は、第12回目となる「多チャンネル放送市場・事業者予測調査」を実施した。これは、同研究所が一般社団法人 衛星放送協会の正会員社の各チャンネルを対象に、多チャンネル放送マーケットの現状と先行き見通しについて調査したもの。 同調査では、「現状」・「1年後」・「2年後」の3つの時点について、会員各社が多チャンネルマーケットの動向をどのようにとらえているかを聞いた。
自社チャンネルの加入状況に関しては、「現状」では、大幅増と増加を合わせた「増加傾向」が23.4%、「横ばい」が51.9%となった。前回(2012年11月)の結果と比較すると、増加傾向との回答が縮小(‐9.1%)、減少との回答が拡大した。
「1年後」では、「大幅増」との回答は0%、増加が26%、横ばいが42.9%、減少が29.9%、大幅減が1.3%となった。「2年後」の予測では、増加が23.4%、横ばいが53.2%、減少が23.4%となった。全体的には、前回調査時から増加への期待感がさらに減少、横ばいとの予測が最も多い結果となった。
多チャンネル放送全体では、「現状」・「1年後」・「2年後」とも横ばいが最も多い結果となった。視聴料収入に関しては、前回よりも横ばいと見る向きがさらに9.1ポイント増え、最も多く54.4%となった。増加との回答は前回よりも14.3ポイント減少、減少との回答が5.2ポイント増加した。
広告収入に関しては、「現状」で増加との回答が40.3%と最も多い結果となった。しかし、1年後・2年後の予測では、増加との回答が減り、逆に横ばいが増加する結果に。
自社チャンネルにおけるその他事業収入については、「現状」では横ばいが41.6%と最も多く、次いで増加が35.1%となっており、減少との回答は3.9%に留まった。「1年後」・「2年後」の予測でも、増加が横ばいを上回っており、短・中期的には拡大に期待している事業者が多いことが分かった。
調査期間は13年5月。正会員社の90チャンネルにアンケートを送付し、75チャンネルから回答を回収した。
■J:COM、13年12月期第2四半期決算発表。営収・営利とも前年増。営収1,869億円超(13.7.25)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長)は、13年12月期 第2四半期決算を発表した。
第2四半期の営業収益は、前年同期と比較し0.3%増の1,869億9,300万円。うち利用料収入は0.9%増の1,573億7,400万円となった。営業利益は9.8%増の376億1,800万円、税金等控除前利益は同16.7%増の395億900万円、純利益は26.1%増の232億4,500万円となった。
加入世帯数は378万2,100世帯で前年同期比2.6%増、RGU合計は773万6,300となり、同5.1%増。
サービス別の利用料収入は、ケーブルテレビサービスが、前年同期の839億4900 万円から4億6,900万円(0.6%)減少の834億8000万円、高速インターネット接続サービスが、前年同期の462億8,200万円から19億4,200万円(4.2%)増加の482億2,400万円、電話サービスは、前年同期の257億6,200万円から9,200万円(0.4%)減少の256億7000万円となった。ケーブルテレビサービスは、前年同期末から加入世帯数は増加しているものの、「J:COM TV My style NEXT」や「お得プラン」等の割安な長期契約プランの加入比率の上昇によるARPU の低下に伴い、利用料収入が減少。高速インターネット接続サービスは、ARPU の低下があるものの、加入世帯数の増加により増加した。また、電話サービスは無料通話対象の拡大等により減少した。
■CNCI、災害時にWi-Fiを無料開放することを発表(13.7.25)
(株)コミュニティネットワークセンター(愛知・名古屋市、大石菊弘社長、以下CNCI)は、CNCIグループ会社で提供中の「ケーブル Wi-Fiスポット」を、災害時に無料開放することを発表した。愛知県、具府県、三重県で約1,100カ所設置されている。CNCIグループでは、今後も災害対策の強化に努めるとしている。
■スペースシャワーTV、材木座海岸に9月8日まで海の家オープン(13.7.24)
(株)スペースシャワーネットワーク(東京・港区、清水英明社長)は、9月8日まで、神奈川県の鎌倉・材木座海岸に海の家ほしのや☆とともに、「スペースシャワービーチハウス」をオープンする。
期間中、さまざまイベントを行う予定で、8月3日と4日には、FMヨコハマ公開生放送&ライブを開催。3日には『God Bless Saturday』(DJはじゅんごと遠近由美子)の生放送、4日は『メラタデサンデー』(DJ:ケント・フリット)の生中継が行われる。
■JSATモバイル、工学院大学ソーラーカープロジェクトに衛星通信サービスを提供(13.7.23)
JSAT MOBILE Communications(株)(東京・港区、依田栄一社長、以下JSATモバイル)は、「World Solar Challenge 2013」(以下WSC)に出場する工学院大学ソーラーカープロジェクトに協賛し、同プロジェクトにインマルサット社およびシンガポールAddvalue Technlogies社の協力のもと、衛星通信サービスを提供する。
工学院ソーラーカープロジェクトは、世界有数のソーラーカーレースでオーストラリアの砂漠自体3,000kmを走行するWSCに出場。JSATモバイルは大会期間中、同プロジェクトに通信インフラとしてインマルサットの衛星通信サービス「BGAN」および「IsatPhone Pro」を提供する。衛星通信回線や衛星携帯電話はソーラーカーとサポートチームとの連絡・情報共有手段や、日本へのレース情報のリアルタイム中継、レース区間の天気予報確認などに使用される予定。
■NHKと日テレ、「ソーシャルテレビ・アワード 2013」大賞を受賞(13.7.23)
NHK(東京・渋谷区、松本正之会長)と日本テレビ放送網(株)(東京・港区、大久保好男社長)が共同制作した『TV60 NHK×日テレ 60番勝負』『TV60 日テレ×NHK 60番勝負』が、「ソーシャルテレビ・アワード 2013」において対象を受賞した。
「ソーシャルテレビ・アワード 2013」は日経BP社、日経デジタルマーケティング、日経エンタテインメントが主催するアワード。在京キー局および在京キー局BSデジタル放送で2012年7月~13年5月に放送された番組を対象に、ソーシャルメディアやスマートフォン、タブレット端末、データ放送等を活用した番組制作などに取り組んでいる番組を表彰するもの。
『TV60 NHK×日テレ 60番勝負』『TV60 日テレ×NHK 60番勝負』はテレビ放送60周年を機にNHKと日本テレビが共同制作した番組で、13年2月1日・2日に放送された。番組全編にわたって番組内容に行為を表明する「イィボタン」を表示し、連動データ放送やスマートフォン特設サイトでの同ボタンの押された回数をリアルタイムにグラフ化して表示。その他24時間で両局が短編ドラマを競作する企画では、両局スタッフの様子をインターネットでライブ配信するなどの取り組みが行われた。
■JALとWOWOWがコラボ企画「映画のある旅」をスタート(13.7.19)
日本航空(株)(東京・品川区)と(株)WOWOW(東京・港区、和崎信哉社長)は、映画と旅を組み合わせたwebコンテンツを中心のコラボ企画「JAL×WOWOW 映画のある旅」を開始することを決定した。
両社は、「映画を観ると、その舞台を“旅”したくなる。旅に出ると、あの“映画”と再会したくなる。」をコンセプトに、各種企画を実施する。
企画実施に先立ち、7月19日からスペシャルサイトを立ち上げ、映画のロケ地や作品内に登場する風景、レストランなどを紹介。
8月には、WOWOWシネマで大型映画特集『映画のある旅【夏休み!50時間】』を放送する。映画を通じて世界を旅できる27作品を放送するとともに、JAL旅行券等が当たるプレゼント企画も実施する予定。
9月には、JAL東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」と連携して作り上げた「東北編」をはじめ、ハワイ、ニューヨーク、ロンドン、パリなどの映画のロケ地で有名なエリアをwebで特集。WOWOWでは、その年が舞台となった映画を特集するとともに、映画のロケ地を食・宿・風景の3ポイントで紹介する紀行番組を制作放送する。
■ひかりTV、初音ミクの冠番組を放送とVODで開始(13.7.18)
NTTぷらら(東京・豊島区、板東浩二社長)は、「ひかりTV」で、初音ミクの冠番組『初音ミクのミクミクメイクミク!』を8月2日から独占提供する。ひかりTVの会員であればテレビとVODの両方で視聴できる。第1話は番組特設サイトで無料公開する。
番組では、初音ミクゆかりの映像クリエイター、アニメーター等が多数登場して、初音ミクで「メイク」する楽しさをゆるーく伝える。番組オリジナルのひかりTV式ミクが歌いながら番組を進行するという。番組中で使用される楽曲はすべてボカロPなどがオリジナルで制作。全12話放送予定で、各話は15分。
番組はテレビサービスでまず放送され、その後VODでも提供予定。PCおよびタブレット、スマフォでの視聴も可能で、月額固定の見放題料金プラン未加入者の場合は、個別料金105円(1話)で視聴できる。
■TDNにケーブルメディアワイワイが参加(13.7.17)
(株)東京デジタルネットワーク(東京・千代田区、棟田和博社長、以下TDN)に、(株)ケーブメディアワイワイ(宮崎・延岡市、松居龍社長)が参加した。
これによりTDNの参加事業者は11社に拡大。西日本では初の参加事業者となった。
■衛星放送協会、「第3回衛星放送協会オリジナル番組アワード」受賞作品を発表(13.7.17)
一般社団法人衛星放送協会(東京・港区、和崎信哉会長)は、千代田放送会館にて「第3回衛星放送協会オリジナル番組アワード」授賞式を開催し、各賞の受賞作品を発表した。
同アワードはオリジナル番組の製作推進とその認知向上を目的に、2011年より実施されているもの。今回はオリジナル番組賞85作品、編成企画賞20企画、計105の応募を受け付けた。このうち会員社から公募された審査員による第1次審査を実施し、計8部門40作品のノミネート作品を選出。ノミネート作品を審査委員長の吉岡忍氏ら最終審査員が審査し、各賞を決定した。受賞作品は以下の通り。
●オリジナル番組賞
<最優秀賞>
▼ドラマ番組部門=『鬼平外伝 正月四日の客』時代劇専門チャンネル▼ドキュメンタリー番組部門=『犬と命の物語~どうぶつと生きる社会~』BSスカパー!/スカチャン5▼中継番組部門=『三谷幸喜「ホロヴィッツとの対話」渡辺謙×段田安則×和久井映見×高泉淳子』WOWOWライブ▼バラエティー番組部門=『AKB48ネ申テレビスペシャル~ブロードウェイへの道~』ファミリー劇場▼情報教養番組部門=『戦いの城2 徹底解剖!城の攻め方・守り方』ヒストリーチャンネル▼アニメ番組部門=『キングダム』NHK BSプレミアム▼ミニ番組部門=『奇跡の逸品~映画で見つけた宝物~ #13 ベスパ』スター・チャンネル1
<企画賞>
▼ドラマ番組部門=『ドラマWスペシャル 尋ね人』WOWOWプライム▼ドラマ番組部門=『カウンターのふたり』TwellV▼アニメ番組部門=『機動戦士ガンダムUC FILM&LIVE2012 hand in hand』アニマックス
●オリジナル編成企画賞
▼最優秀賞=『第1回ヒストリーアワード~地方の歴史から日本を紐解く~』ヒストリーチャンネル▼奨励賞=『あなたがヒロイン!アワード』女性チャンネル♪LaLa TV▼特別賞=『WOWOW×TBSコラボレーション企画「ダブルフェイス」』TBS/WOWOWプライム
■スペースシャワーTV、映像作品を自由にミックスできるwebコンテンツを提供開始(13.7.16)
音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」((株)スペースシャワーネットワーク、東京・港区、清水英明社長)は、webコンテンツ「THINK MIXER」を提供開始した。
同コンテンツはスペースシャワーTVステーションIDの新たなプロジェクト「SYNC.」の一環として提供されるもの。「Jazz」や「Classic」「HARDCORE PUNK」など、音楽ジャンルをイメージして制作された映像と音楽を自由にミックスできる。音楽は120BPMに統一されている。
対応ブラウザはGoogle Chrome限定となっている。
■ひかりTV、法人向けサービス開始。学校やホテル、病院、オフィスなどに12チャンネル(13.7.12)
(株)NTTぷらら(東京・豊島区、板東浩二社長)および(株)アイキャスト(東京・豊島区、板東浩二社長)は、法人向けに光回線を利用して多チャンネル放送の配信を行う、法人向け映像配信サービス「ひかりTV for Business」の提供を7月16日から開始する。
「ひかりTV for Business」は、多チャンネル放送をチャンネル単位で法人向けに配信するサービスで、学校やホテル、病院などでの利用を想定。個人向けサービス同様、NTT東日本・NTT西日本が提供する光回線に、対応チューナー(STB)を接続することで簡単に利用できる。
サービス開始当初は、「TV5MONDE」「日経CNBC」「BBCワールドニュース」「GAORA」「J SPORTS1~4」「ゴルフネットワーク」「キッズステーション」「スペースシャワーTV」「100%ヒッツ!スペースシャワーTV プラス」の12チャンネルの提供を予定しており、その中からチャンネルを選び、利用できるようにする。語学授業での活用、ホテル宿泊者向けサービスとしての利用のほか、レストラン、病院、オフィス等、さまざまな施設の共有スペースでの提供を想定している。
■WOWOW定例会見開催。4Kドラマ制作、国際共同制作の取り組みへ(13.7.11)
「WOWOW」((株)WOWOW、東京・港区、和崎信哉社長)は7月11日、定例会見を開催し、2013年度第1四半期の実績と第2四半期に向けての計画等を発表した。
和崎社長は、6月までの第1四半期での加入状況について、「新規9万5,611件、解約14万5,535件で、正味加入でマイナス4万9,924件となった(累計258万1,494件)。WOWOWは通常でも第1四半期がマイナスとなるため、このマイナスは想定内ではあるが、それでも5万件弱マイナスはやや下振れ。第2四半期で取り戻したい」と語った。
また、7月1日に実施した組織改正および人事異動について、「今回、力を入れた組織改正を行なった。大きなポイントは、編成制作局を編成と制作に分けたこと。地上波とは一線を画す制作力を鍛え、クオリティアップを図りたい。編成はマーケティングとの連携強化を図り、加入増や利用率向上につなげたい。そして、編成局、制作局、マーケティング局、営業局の4人の局長を刷新した。もう1度ゼロから、次のWOWOWを作っていきたい」。
さらには、総務省が5月末に発表した「放送の高度化に関する検討会」によるロードマップを受け、「4K/8K、スマートテレビが一体化するのが2020年と計画されている。そうした状況を視野に入れた上で、WOWOWのビジョン『VISION 2020』を掲げた。1億人がほどほど楽しめるエンターテイメントではなく、感度の高い500万~700万人に圧倒的に支持されるテレビ局でありたい」と語り、4KでのドラマW制作の計画を発表。脚本・岡田恵和、監督・若松節朗、撮影・井孝洋。2013年秋に4Kでの完成披露会を予定しており、放送する際には2Kにダウンコンバートする予定。
さらには、「国際共同制作についても力を入れていく」と語り、フランスのアルテとドイツRBBと共同制作するドキュメンタリー第1弾の計画を発表。タイトルは『CATHEDRALS OF CULTURE~もしも建物が話せたら~(仮題)』で、ヴィム・ヴェンダーズやロバート・レッドフォード等が監督を務め、2Dと3Dで制作する。2014年春完成予定。WOWOWでの放送時期は後日発表。
和崎社長は、「放送や通信に関して次々開発される新しい技術に、おもしろがって向き合うことが大切だと思っている。今はまさにトライアルスタートの時期」と第2四半期スタートへの方針を語った。
■B-CASカードの不正視聴に係る民事訴訟の第一審、被告に対して損害請求額全額支払い判決(13.7.9)
(株)WOWOW(東京・港区、和崎信哉社長)、(株)スター・チャンネル(東京・港区、木田由紀夫社長)、スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)の有料放送事業者3社は、5月9日に有料放送を無料で視聴できるよう不正に改ざんされたB-CASカードを第三者に譲渡した当の行為について、不正競争防止法違反等の罪で有罪判決が確定した2名に対して、損害賠償の支払いを求める民事訴訟を東京地方裁判所に提起。その第一審判決の言い渡しが行われた。その結果、44歳男性に対しては損害請求額全額(177万2,181円)の支払い判決が、37歳男性に対しても損害請求額全額(162万4,348円)の支払い判決が言い渡された。
■JCN市川、スタジオ「本八幡ケーブルパーク」をオープン(13.7.7)
(株)JNC市川(千葉・市川市、東尾重信社長)は7月7日より、JR本八幡駅前にスタジオ「本八幡ケーブルパーク」をオープンした。
「本八幡ケーブルパーク」は、市川市役所の情報部門やIT系企業などが入居するオフィスビル「いちかわ情報プラザ」1階に開設される。
オープン日には3時間の特別記念番組の生放送を実施。大久保博・市川市長、片岡直公・市川商工会議所会頭、宮崎緑・千葉商科大学政策情報学部長を招いて「市川の過去から未来」をテーマにフリートークを行なったほか、スペシャルライブも実施し、市川市在住のアニメソングシンガー・ささきいさおらが登場する。
■長野県佐久市エリアでマルチスクリーン映像事業「あさまチャンネル」開始(13.7.4)
有限責任事業組合さくりすITサポート(事務所:長野県佐久市)は、長野県佐久市エリアにおけるマルチスクリーン映像コミュニケーション事業「あさまチャンネル」を7月4日から正式に営業を開始した。
これは、地元の商店と地域ポータルサイト、行政、位置情報サービス等との連携で、PC、スマートフォン、タブレット、デジタルサイネージをロケーションや状況に応じて利用しながら、地元商店と住民、行政が相互に利用するための事業。新聞購読減少で折込広告などの商品アピール力も低くなっており、これらの取り組みで地域の広告や情報などを発信し、地域の活性化を図る狙い。
あさまチャンネルは、小型のデジタルサイネージを中心に、地域ポータルwebサイト「あさま日和」、スマートフォン向け位置情報サービス「ロケッコ」を連動させた地域型の映像コミュニケーションサービス。デジタルサイネージは商店などに設置される。デジタルサイネージはNTTグループの「ひかりサイネージ」を利用して配信される。これらを利用するには、月額5,000円からとなり、10インチのWi-Fi対応デジタルフォトフレームの貸与、デジタルサイネージ向けのコンテンツ配信、ポータルサイトでのページ提供等の利用権が提供される。
■キッズステーション、表参道ヒルズ キッズの森と子ども向けワークショップを開催(13.7.3)
こども・アニメ専門チャンネル「キッズステーション」((株)キッズステーション、東京・渋谷区、宮内康行社長)は、表参道ヒルズ キッズの森と協力し、8月17日に「キッズステーション社会科見学」と題したアートに関するワークショップを開催する。
ワークショップでは参加する親子がキッズの森に集合した後、裏原宿を散策。その後キッズステーションへ向かい、オリジナル子ども番組『ハッピー!クラッピー』に出演中のおしぼりアーティスト・笹川勇より、おしぼりを使った作品作りについて親子で指導を受ける。
キッズステーションと表参道ヒルズ キッズの森はともに神宮前にあり、「こども」という共通のテーマでのコラボレーションが実現した。
■JCN、グループ独自にCMコンテストを開催(13.7.3)
ジャパンケーブルネット(株)(東京・中央区、藤本勇治社長、以下JCN)は、JCNグループ局9局で独自にCMコンテストを実施する。
同コンテストは地域の魅力をPRし、活性化につなげることを目的に行われるもの。各局が一般や学生などより、地域の魅力を伝えるCM作品を募集。JCNを中心とした審査員グループが応募作品を審査し、優秀作品には賞金などが贈られるほか、JCNグループのコミュニティチャンネルでも放送される。
CMコンテストを実施するのはJCN北、JCNテレメディア、JCNマイテレビ、JCN武蔵野三鷹、JCN熊谷、JCN関東、JCN市川、コアラ葛飾、JCN小田原。今後は他のグループ局でも実施していく予定。
■アクトビラ、湘南ケーブルネットワークに「ケーブルアクトビラ」を提供開始(13.7.1)
(株)アクトビラ(東京・港区、香西卓社長)は、湘南ケーブルネットワーク(株)に対し、IP-VODサービス「ケーブルアクトビラ」の提供を開始した。
「ケーブルアクトビラ」はケーブル局と連携したIP-VODサービス。12年11月より提供を開始し、北陸や中国、九州・沖縄エリアのケーブル局などで採用されていた。関東エリアでの採用は湘南ケーブルネットワークが初となる。
■プラットイーズ、西日本バックアップ「神山センター」を開設(13.7.1)
(株)プラットイーズ(東京・渋谷区、和田かおり社長)は、徳島県神山町にメタデータセンター(恵比寿)の西日本バックアップセンターとして「神山センター」(通称:えんがわオフィス)を開設した。
同センターは東日本大震災後のユーザーからのバックアップセンターへの要望に応え、強固なサービス体制を確立することを目的に設置されるもの。古民家を改装し、耐震・耐荷重処置を施した個性的な建物となっている。回線はギガビットクラスの専用回線で東京や大阪と結ばれている。
データのバックアップだけではなく、編成業務や素材業務などのバックアップも実施する。またシステム開発部門、アプリ開発部門も併設し、バックアップセンターではない総合センターとして運用していく。またサテライトオフィスとしても機能し、本社スタッフも定期的に利用する。
13年6月配信ニュース
■第39回「日本ケーブルテレビ大賞」番組アワード開催(13.6.28)
(一社)日本ケーブルテレビ連盟(東京・中央区、西條温理事長、以下連盟)は、6 月28 日、時事通信ホール(東京・中央区)で第39 回「日本ケーブルテレビ大賞」番組アワードを開催した。
今回は、過去最多の145 作品の応募の中から、企画、演出、効果などに優れた魅力的な番組25作品を入賞候補作品として選出。6月7日に審査会を開催し、審査委員による審査の結果、合計21の入賞作品が選定された。
贈賞式では、全国のケーブルテレビ事業者の番組制作関係者など200 人を越える来場者が集う中、グランプリ(総務大臣賞)、準グランプリ、審査員特別賞の3賞および優秀賞、奨励賞などの贈賞セレモニーが行われた。
その後、地域文化に造詣が深い山田五郎氏(編集者・評論家)による講演会や、グランプリ作品の上映および入賞作品・注目作品を題材としたシンポジウムが開催された。これらの模様は、「Ustream」や「ニコニコ動画」でインターネットライブ映像配信を行い、ケーブルテレビの優れた地域コンテンツとその取り組みを広く発信した。
また、今回の番組アワードで紹介されたトップ50の 作品は、コンテンツ流通システム(AJC-CMS)を通じて全国のケーブルテレビ局に配信を計画している。「グランプリ(総務大臣賞)」「準グランプリ」「審査員特別賞」「優秀賞」受賞作品は次の通り(『』内は番組名)。
【グランプリ(総務大臣賞)】姫路ケーブルテレビ(株)『ぶらばん。』
【準グランプリ】(株)JCN大田ケーブルネットワーク『デイリー大田~特集 モノづくりの未来を担う 下町ボブスレー~』
【審査委員特別賞】諫早ケーブルテレビジョン放送(株)『第1 回ちびっこ腕相撲No.1 決定戦~C-1GP~』
【優秀賞】伊那ケーブルテレビジョン(株)『高遠町のかあちゃん』/松阪ケーブルテレビ・ステーション(株)『志摩あるき 33歩 和具東部周辺』/(株)TOKAIケーブルネットワーク『岳鉄を見つめて』/(株)ジェイコム九州 北九州局『神様の足になる!~戸畑祇園大山笠行事~』
■J:COM、7月末に上場廃止へ(13.6.28)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区)は6月28日に臨時株主総会および普通株主による種類株主総会を実施。臨時株主総会では第1号議案「種類株式発行に係る定款一部変更の件」、第2号議案「全部取得条項に係る定款一部変更の件」、第3号議案「全部取得条項付普通株式の取得の件」が原案通り承認可決。また普通株主による種類株主総会においても議案「全部取得条項に係る一部変更の件」が原案通り承認可決された。これにより同社の普通株式は7月30日をもって大阪証券取引所JASDAQ市場スタンダードより上場廃止となる。
■CRI、第116回CRIフォーラムは仙台CATVのサービスと「BroadcastAsia2013」視察報告をテーマに開催(13.6.28)
一般社団法人ケーブルテレビ情報センター(東京・中央区、大島精次理事長)は、7月18日に日本記者クラブ(東京・千代田区)で、第116回CRIフォーラムを開催する。
今回は2部構成とし、第1部では「仙台CATVの『第4のサービス』 『ホームセキュリティの可能性』と『NET-TVへの挑戦』を聞く」と題し、仙台CATV(株)営業統括部長の日高邦明氏が講演。第2部は「OTTは脅威か機会か…。『BroadcastAsia2013』視察で見えてきたアジアの『スマートTV&OTT』ビジネス環境の報告」をテーマに、東京ケーブルネットワーク(株) CATV統括部長/(株)j.COT代表の遠藤昌男氏が講演する。
■スペースシャワーTV、「PromaxBDA Awards」で銀賞、銅賞を受賞(13.6.27)
音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」((株)スペースシャワーネットワーク、東京・港区、清水英明社長)は、6月18日~20日にアメリカ・ロサンゼルスで行われた「2013 PROMAXBDA PROMOTION, MARKETING AND DESIGN GLOBAL EXCELLENCE AWARDS」(以下PromaxBDA Awards)で、銀賞(SILVER)と銅賞(BRONZE)を受賞した。
「PromaxBDA Awards」は放送メディアの広告やブランディング、アートディレクションに関する国際的なアワード。
スペースシャワーTVは「ART DIRECTION & DESIGN:PROGRAM INFORMATIONAL GRAPHICS」部門で「TUNE-IN RENEWAL」が銀賞を受賞。「ART DIRECTION & DESIGN: PROMOTIONAL/PREMIUM ITEM(S)」部門で「TENUGUI」が銅賞を受賞した。
■DATV、ひかりTVで放送開始(13.6.25)
アジアエンタメチャンネル「DATV」((株)デジタルアドベンチャー、東京・港区、矢島重比古代表取締役)は、7月1日からIPTV「ひかりTV」でプレミアムチャンネルとして放送を開始する。
月額視聴料金は2,625円(税込)。なお、申し込み月と翌月は視聴料無料。
■チューリップテレビ、暑さ指数をデータ放送で提供(13.6.24)
(株)チューリップテレビ (富山・高岡市、島倉正社長) は7月1日から、熱中症予防の目安となる暑さ指数をデータ放送で提供する。
暑さ指数(WBGT)は、気温だけでなく、湿度や日差しの違いを考慮し、熱中症を予防するために環境省が広く情報提供しているもの。
環境省が運営する「熱中症予防情報サイト」で発信している暑さ指数(WBGT)の予測値および実測値を、「暑さ指数予測値等電子情報提供サービス」から情報提供を受け、チューリップテレビのデータ放送で暑さ指数を速報する。
チューリップテレビでは、2年前からデータ放送で暑さ指数を提供しており、今年から環境省の情報提供地点が従来の2地点から、9地点へと大幅に増加したことを受け、データ放送画面も大幅リニューアルし、地図上で県内の各地点の暑さ指数をよりわかりやすく表示できるように対応を進めていた。
データ放送画面の制作は、(株)メディアキャスト(東京・渋谷区、杉本孝浩代表取締役)が担当。データ放送設備としてコンテンツ制作から送出・運用を一つのシステムに統合したメディアキャストの統合型データ放送システム「DataCaster M3(データキャスターエムスリー)」を導入しており、このシステムに標準装備されている外部データとの連携機能を活用して、今回のデータ放送による暑さ指数速報を提供する。
■ラボ、第4回総会開催(13.6.20)
(一社)日本ケーブルラボ(東京・港区、奥村博信理事長、以下Jlabs)は6月20日、第4回定時総会を開催し、(1)平成24年度事業報告、(2)理事13名選任、(3)監事2名選任、3つの議案が提示され、可決された。
(1)平成24年度事業報告の主な内容は次の通り。
ケーブル事業者6社で構成される運営委員会をはじめ、事業企画委員会、技術委員会、個別課題対応のワーキンググループの4検討体制で、次の成果を達成した。
・ 次世代STB「ハイブリッドBox」の仕様改定と認定環境構築(3機種認定)
・ ケーブルWi-Fiローミング実証実験実施(12年7月30日~8月10日、横須賀リサーチパークにて実施)
・ TV Everywhereサービス運用仕様認定
・ ケーブルDRM技術分析報告書策定
・ ケーブルDLNAモバイルプロファイル仕様策定
・ 次世代STB仕様のITU国際標準化
・ 次世代ケーブル伝送技術(DOCSIS3.1/ EPoC)の調査分析
また、これら成果および調査結果の報告と最新情報の発信を行う、技術セミナー、運用技術ワークショップ、ハイブリッドBoxシンポジウム、ケーブルWi-Fiコンファレンス、技術講習会等、ラボ会員向けのサービスを積極的に実施した。
(2)本総会をもって理事全員の任期が満了となるため、理事13名が下記の通り選任された。
<重任>市来利之(イッツ・コミュニケーションズ(株)代表取締役社長)、塩冶憲司((株)シー・ティー・ワイ代表取締役社長)、奥村博信((株)コミュニティネットワークセンター特別顧問)、佐藤孝平((一社)電波産業会常務理事)、重田憲之((一社)情報通信技術委員会事務局長)、嶋田喜一郎((一社)日本CATV技術協会専務理事)、西條温((一社)日本ケーブルテレビ連盟理事長)、秦野一憲((株)中海テレビ放送代表取締役社長)、藤本勇治(ジャパンケーブルネット(株)代表取締役社長)、松本修一(KDDI(株)理事)、森修一((株)ジュピターテレコム代表取締役社長)、山口舜三((株)ジュピターテレコム顧問)
<新任>佐藤英生(大分ケーブルテレコム(株)代表取締役社長)
(2)本総会をもって監事全員の任期が満了となるため、監事2名が下記の通り選任された。
<重任>袖山裕行(袖山公認会計士事務所公認会計士税理士)
<新任>丸山康照(須高ケーブルテレビ(株)代表取締役社長)
なお、総会後の理事会において、理事長および役付け理事、運営委員会委員が下記の通り、決定した。
理事長=奥村博信、専務理事=松本修一、常務理事=山口舜三
運営委員会=塩冶憲司((株)シー・ティー・ワイ代表取締役社長)、大石菊弘((株)コミュニティネットワークセンター代表取締役社長)、河村浩(イッツ・コミュニケーションズ(株)代表取締役会長)、中村博行(ジャパンケーブルネット(株)代表取締役副社長)、秦野一憲((株)中海テレビ放送代表取締役社長)、松本修一((一社)日本ケーブルラボ専務理事)、御子神大介((株)ジュピターテレコム取締役副社長)
■ブロードメディア、クラウドゲーム機「G-cluster」を発売(13.6.20)
ブロードメディア(株)(東京・港区、橋本太郎社長)は6月20日より、クラウドゲーム機「G-cluster」を発売し、サービスを提供開始した。
同ゲーム機はクラウド上でゲームの操作処理を行い、クライアント端末側にはストリーミング映像を配信するタイプのもの。発売当初は約50タイトルのゲームを用意。月額525円で30タイトルが遊び放題となるプランも用意する。今後は順次ラインアップを拡充する予定。
■J:COM、コミチャンをリニューアル (13.6.19)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は、コミュニティチャンネルを7月1日にリニューアルし、チャンネル名称も一新する。
現「J:COMチャンネル」を「J:COMチャンネル(地域名)」に、「J:COMチャンネルHD」を「J:COMテレビ」に変更する。
「J:COMチャンネル(地域名)」は、「ジモト、大好き。」をキャッチコピーに、地域密着チャンネルとして、地域情報や防災・防犯・行政情報を放送。エリア別に細かい編成(全48編成)により、情報強化を図る。「J:COMテレビ」は、「見たい!のすべてを。」をキャッチコピーに、全エリア統一編成で放送する。愛称は「J:テレ」。多チャンネルサービスの魅力を伝えるエンターテイメントチャンネルを目指す。また、ソーン編成を強化し、朝にはニュースゾーン、夕方には野球ゾーンやキッズゾーン、夜に懐かしゾーンや音楽ゾーンなど、同じジャンルの番組を放送する。 J:COMのコミュニティチャンネルは、4月末現在で全国約936万世帯が視聴可能。
■ケーブル連盟総会、および連盟功労者表彰11名の表彰式を開催(13.6.18)
(一社)日本ケーブルテレビ連盟(東京・中央区、西條温理事長、以下連盟)は6月18日、第41回定時総会を開催し、(1)平成24年度事業報告および平成24年度決算報告、(2)会員の懲戒処分について、(3)役員の選任、および役員の年間報酬額の件、の3つの議案が提示され、可決された。
(1)平成24年度事業報告の主な内容は次の通り。
・業界としての社会的役割の遂行、信用力の向上:デジアナ変換の平成27年3月末終了を踏まえた地デジ移行に向けた社会的役割の遂行、コンプライアンス遵守への取り組み、著作権等適正な権利処理の徹底、デジタル自主放送のRMPの普及促進、安心・安全な通信制度の整備・推進
・業界の利益確保・プレゼンス向上に向けた取り組み:情勢分析力・対外発信力の強化、政党・行政官庁への渉外活動の実施、マスメディアへの情報提供活動の実施、ケーブルコンベンションの開催、民放連からの再放送についての著作権・著作隣接権対価請求への対応(協議中)
・ケーブル業界の競争力強化の取り組み:日本ケーブルラボとの連携強化(次世代STBの開発および実用化)、日本CATV技術協会、衛星放送協会等関係団体との連携強化、無線の利活用促進を含めたネットワークの高度化(地域WiMAX、地域エリア放送)、IPv6移行への対応、デジタルサイネージ事業化の推進、コンテンツ流通の促進、業界としての「地域力」への取り組みのさらなる推進、業界共通のプラットフォーム基盤(ケーブル・プラットフォーム)の検討・推進
・本部体制の強化への取り組み:一般社団法人化への移行実施(平成24年10月1日付で登記完了)、会費制度の検討、見直し
(2)会員の懲戒処分については、光ケーブルネット(株)(群馬・太田市、松島甚三郎社長)に対し、著作憲法違反行為、電柱共架料および連盟会費未払い等の理由により、退会勧告処分を議決。今年9月17日までに解決されない場合は除名処分とすることを決定した。(3)役員(理事36名、監事3名)については、前年度と同様である。
<役員一覧>http://www.catv-jcta.jp/outline_4.html
また、総会の後、9回目となるケーブルテレビ連盟独自の顕彰「(社)日本ケーブルテレビ連盟 功労者表彰(略称:連盟表彰)」の表彰式が行われた。受賞者11名は次の通り。
・和泉由起夫 飯能ケーブルテレビ(株)代表取締役社長
・河西弘太郎 ニューデジタルケーブル(株)元執行役員
・筒井和雄 中讃ケーブルビジョン(株)代表取締役社長
・刀禰 勇 萩ケーブルネットワーク(株)代表取締役社長
・長谷川 享 (株)ジェイコムウエスト取締役
・藤原智哉 (株)トコちゃんねる静岡代表取締役社長
・丸山康照 須高ケーブルテレビ(株)代表取締役社長
・棟田和博 東京ケーブルネットワーク(株)代表取締役社長執行役員
・和布浦将司 金沢ケーブルテレビネット(株)代表取締役社長
・桑子博行 (一社)テレコムサービス協会/前サービス倫理委員会委員長
・森本哲夫 (一財)放送セキュリティセンター前理事長
■次世代放送推進フォーラム、設立発表会開催。21社が参加しオールジャパンで推進(13.6.17)
一般社団法人 次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が6月17日、設立発表会を開催した。NexTV-Fは、4K/8Kおよびスマートテレビを軸とする次世代放送サービスの環境整備を進めていく。
NexTV-Fは、総務省「放送サービスの高度化に関する検討会」のロードマップを受けて、次世代放送サービスの早期実現を目指す。KDDI、ジュピターテレコム、住友商事、ソフトバンクBB、テレビ朝日、電通、東北新社、NEC、NHK、富士通、WOWOW、シャープ、スカパーJSAT、ソニー、TBSテレビ、テレビ東京、東芝、日本テレビ、NTT、パナソニック、フジテレビの計21社が参加している。
同フォーラムは今年中に4K/8Kのテストベッドを作り、2014年には4K、2016年には8Kについて、それぞれ関心のある視聴者が放送を体験できる環境を整備する。さらに2020年には4K/8Kの本格的な放送を開始するロードマップを示した。これらを実現するために、オールジャパンで技術開発や番組制作に取り組んでいく。
■CNCI、24年度決算を発表 増収減益に(13.6.13)
(株)コミュニティネットワークセンター(愛知・名古屋市、大石菊弘社長、以下CNCI)は、第14期(平成24年度)決算概要を発表した。詳細は以下の通り。※( )内は前期比
<連結業績>
▼売上高=439億3,600万円(+18.1%)▼経常利益=34億3,400万円(-38.2%)▼経常利益率=7.8%▼当期純利益=15億1,400万円(-44.6%)▼総資産=592億7,800万円▼株主資本=374億4,300万円、▼株主資本比率=63.2%
<単体業績>
▼売上高=135億5,100万円(+21.5%)▼経常利益=15億6,400万円(-1.3%)▼経常利益率=(11.5%)、▼当期純利益=10億5,000万円(-1.6%)▼純資産=391億2,600万円▼株主資本=301億9,200万円、▼株主資本比率=77.2%
<配当金額(予定)>
▼1株当たり配当額=9円/株、▼配当金額=3億9,200万円
■スカパー、通信衛星JSAT-14の調達契約締結。アジア・太平洋地域さらに拡大(13.6.12)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)は、通信衛星JCSAT-14の調達契約を米国のSpace Systems/Loralと締結した。
JCSAT-14は、東経145度の静止軌道で運用中のJCSAT-2A衛星の後継機で、Kuバンド(18本)およびCバンド(26本)の計44本のトランスポンダ(衛星中継器、以下トラポン)を搭載。Kuバンドは、JCSAT-2Aに搭載されている日本ビームに加えて、新たにアジア・太平洋地域をカバーする国際ビームを搭載する。Cバンドに関しては、26本の高出力トラポンで国際回線の収容能力を増強し、アジア、オーストラリアおよびニュージーランド中心だったサービスエリアをロシアの可視範囲全域および太平洋島嶼国にまで拡大する。
打上げは2015年下期の予定。寿命は15年以上。
■ジャパンケーブルネットホールディングスとJCN役員人事(13.6.12)
ジャパンケーブルネットホールディングス(株)(東京・中央区)およびジャパンケーブルネット(株)は、6月12日の定時株主総会および取締役会で、取締役、監査役、常務役員を選任した。役員人事は下記の通り。※新任のみ掲載。
◎ジャパンケーブルネットホールディングス
▼常勤監査役=中川重貴
近藤一朗代表取締役会長、皆谷茂常勤監査役は退任。
◎ジャパンケーブルネット(株)
▼常勤監査役=中川重貴▼常務役員=安西潔
皆谷茂常勤監査役、今井達雄常務役員は退任。
■ざっくぅスタンプ総利用回数2億回突破を記念し、キャンペーン実施(13.6.12)
(株)ジュピターテレコム(J:COM)のグループ会社である(株)テクノロジーネットワークス(東京・千代田区、西尾武社長)は、4月2日~29日まで無料通話・メールアプリ「LINE」で配信したZAQキャラクターの「ざっくぅ」のオリジナルスタンプを配信し、総利用回数が2億回を突破したことをうけ、6月12日からキャンペーンを開始した。
スタンプは同期間中に746万5,669の総ダウンロード数を記録し、6月10日現在で2億2,118万6,215回利用されている。
特設webサイト(http://zaq.jcom.co.jp/zaqline/)にアクセスし、アンケート調査に回答すると、抽選で10名に「ざっくぅLINEスタンプ特性オリジナルバッチセット」と「ざっくぅグッズセット」が当たる。応募期間は7月15日まで(予定)。
■ケーブルテレビ連盟、第39回「日本ケーブルテレビ大賞」番組アワードの入賞作品発表(13.6.10)
一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟(東京・中央区、西條温理事長)は、第39回「日本ケーブルテレビ大賞」番組アワードの入賞作品を発表した。
同賞は、全国のケーブルテレビが制作する「ふるさと発」の優れた番組を称え、毎年開催しているもの。今回は過去最多となる145作品の応募が寄せられた。予備審査を行い25作品が選出され、6月7日に本審査会を開催し、審査の結果、合計21作品が入賞した。
入賞作は下記の通り。
▼青森ケーブルテレビ(株)『夢をカタチに -ねぶたの家 ワ・ラッセ第1回ねぶた下絵コンクール-』▼(株)秋田ケーブルテレビ 『あきた美(み)どころ ~「け」で巡る冬の秋田~』▼(株)南東京ケーブルテレビ『あの震災から・・・宮古へのビデオレター』▼北ケーブルネットワーク(株)『北区だいすき!CMコンテスト ~それぞれの4か月』▼(株)JCN大田ケーブルネットワーク『デイリー大田 ~特集 モノづくりの未来を担う 下町ブボスレー ~』▼イッツ・コミュニケーションズ(株)『東日本大震災特別番組 第一部 気仙沼~地元メディアが伝える震災』
▼伊那ケーブルテレビジョン(株)『高遠町のかあちゃん』▼松坂ケーブルテレビ・ステーション(株)『志摩あるき 33歩 和具東部周辺』▼(株)TOKAIケーブルネットワーク『岳鉄を見つめて』▼浜松ケーブルテレビ(株)『ふるさと歴史発見! ~遠州散策~』▼スターキャット・ケーブルネットワーク(株)『アマチンアワー どえりゃ~ナゴヤ』▼(株)アドバンスコープ 『名張青山歴史街道をゆく「The world of RAMPO」』
▼Net3(滑川中新川地区広域情報事務組合)『キミ子おばあちゃんの思い出絵文集』▼姫路ケーブルテレビ(株)『ぶらばん。』▼よさこいケーブルネット(株)『続・須崎から全国へ ~ボランティアたちのB-1~』▼(株)ジェイコム九州 北九州局『神様の足になる! ~戸畑祇園大山笠行事~』▼佐賀シティビジョン(株)『深く!高く! 男子新体操 神埼清明高校 頂点への挑戦』▼(株)唐津ケーブルテレビジョン『唐津が生んだ建築界の巨匠たち』▼(株)長崎ケーブルメディア『潜伏 果てしない祈り』▼諫早ケーブルテレビジョン放送(株)『第1 回ちびっこ腕相撲No.1 決定戦 ~C-1GP~』
▼(株)ジャパンイメージコミュニケーションズ「MONDO TV」『ワンダーJAPAN TV 軍艦島SPECIAL』
連盟では、6月28日にグランプリ(総務大臣賞)、準グランプリ、審査員特別賞の3賞および優秀賞、奨励賞など各賞を発表、贈賞式を行う。合わせて、山田五郎による特別講演会やグランプリ作品の上映やシンポジウムも開催する。
なお、当日の模様は収録し、全国のケーブル局でニュース配信や放送を予定しているほか、「Ustream」「ニコニコ動画」でのライブ配信、SNS連動等も実施する。
■衛放協、「第3回衛星放送協会オリジナル番組アワード」ノミネート作品を発表(13.6.7)
一般社団法人衛星放送協会(東京・港区、和崎信哉会長)は、「第3回衛星放送協会オリジナル番組アワード」のノミネート作品を発表した。7月17日に授賞式を開催し、各部門の最優秀作品を発表する。 「衛星放送協会オリジナル番組アワード」は、多チャンネル放送のオリジナル番組制作促進や認知度向上を目的として2011年に設立。今回は2012年4月1日~13年3月31日に初放送された番組を対象に応募作品を募集。会員社よりオリジナル番組賞85番組、編成企画賞20企画が応募された。
ノミネート作品は以下の通り。
<ドラマ番組部門>
▼『鬼平外伝 正月四日の客』時代劇専門チャンネル▼『AXNミステリーからの挑戦状「シェリー酒は死の香り」』AXNミステリー▼『カウンターのふたり』TwellV▼『ドラマWスペシャル「尋ね人」』WOWOWプライム
<ドキュメンタリー番組部門>
▼『BS1スペシャル「波のむこう ~浪江町の邦子おばさん~」』NHK BS1▼『がれきの街に夢を ~ラグビーに愛された街・釜石~』J SPORTS 2▼『宇宙人(びと)~宇宙飛行士スペシャル~』ヒストリーチャンネル▼『犬と命の物語~どうぶつと生きる社会~』BSスカパー!/スカチャン5
<中継番組部門>
▼『SPACE SHOWER TV“LIVE with YOU”~槇原敬之~』スペースシャワーTV▼『スカイツリーの魅力すべて見せます』NHK BSプレミアム▼『日曜邦画劇場 秋の大文化祭生放送SP SRサイタマノラッパーin深谷』日本映画専門チャンネル▼『三谷幸喜「ホロヴィッツとの対話」渡辺謙×段田安則×和久井映見×高泉淳子』WOWOWライブ
<バラエティ番組部門>
▼『覇王伝説 ~最強の戦国武将は誰だ?!~』NHK BSプレミアム▼『THE☆BEST テーマ:森田芳光監督』日本映画専門チャンネル▼『AKB48ネ申テレビスペシャル~ブロードウェイへの道~』ファミリー劇場▼『高田純次のアジアぷらぷら』TwellV
<情報教養番組部門>
▼『宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星~演歌・歌謡曲情報バラエティ~』歌謡ポップスチャンネル▼『戦いの城2 徹底解剖!城の攻め方・守り方』ヒストリーチャンネル▼『受け継がれるヴェルディの魂~ヴェルディのふるさとを訪ねて』クラシカ・ジャパン▼『料理昔ばなし 再現!江戸時代のレシピ』時代劇専門チャンネル
<アニメ番組部門>
▼『機動戦士ガンダムUC FILM&LIVE2012 hand in hand』アニマックス▼『スティッチと砂の惑星』ディズニー・チャンネル▼『キングダム』NHK BSプレミアム▼『WOWOW開局20周年記念番組 松本零士「オズマ」』WOWOWプライム
<ミニ番組部門>
▼『奇跡の逸品~映画で見つけた宝物~ #13 ベスパ』スター・チャンネル1▼『「ラ・フォル・ジュルネ・ド・ナント2012」レポート~#1「ラ・フォル・ジュルネとは」』クラシカ・ジャパン▼『市川崑FilmBook』日本映画専門チャンネル▼『時代劇体操』時代劇専門チャンネル
<オリジナル編成企画賞>
▼『「鬼平犯科帳」祭り~歴代「鬼平」完全放送!~』時代劇専門チャンネル▼『第1回ヒストリーアワード~地方の歴史から日本を紐解く~』ヒストリーチャンネル▼『史上初!全5対局完全生中継~将棋界の一番長い日~』囲碁・将棋チャンネル/BSスカパー!/スカチャン1/スカチャン2/スカチャン3/スカチャン0/スカパー!プロモ▼『特集:ありがとう、さようなら、銀座シネパトス』ザ・シネマ▼『1ヵ月まるごと! BACK TO THE 80’s』スター・チャンネル2▼『東映チャンネル×ファミリー劇場 ドラマクロスプロジェクト』東映チャンネル/ファミリー劇場
▼『米国vs欧州 4大メジャーを越えた闘いがはじまる。「ライダーカップ2012」特集』ゴルフネットワーク▼『WOWOW×TBSコラボレーション企画「ダブルフェイス」』WOWOWプライム▼『AXN&FOX最強コラボ HAWAII FIVE-0×NCIS:LA 真夏の2時間スペシャル!』AXN/FOX▼『AXNミステリーからの挑戦状「シェリー酒は死の香り」』AXNミステリー/その他プラットフォーム▼『あなたがヒロイン!アワード』女性チャンネル♪LaLa TV▼『東京アイドルフェスティバル2012 36時間生中継』フジテレビNEXT/フジテレビONE
■「ケーブルコンベンション2013」「ケーブル技術ショー2013」、事前参加申し込みを開始(13.6.6)
一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟(東京・中央区、西條温理事長)、一般社団法人日本CATV技術協会(東京・新宿区、阿部秀人理事長)、一般社団法人衛星放送協会(東京・港区、和崎信哉会長)は、7月30日・31日に東京国際フォーラムで開催する「ケーブルコンベンション2013」の基調講演、各種セミナー、情報交換会への参加申し込みをwebサイトで受付けを開始した。また日本CATV技術協会は同日程で開催される「ケーブル技術ショー2013」の来場登録、技術セミナー等の参加申し込みをwebサイトで受け付け開始した。
「ケーブルコンベンション2013」は「Next Innovation」をテーマに開催される。
■旅チャンネル、日本ケーブルテレビ連盟とのプロジェクト第3弾、放送開始(13.6.5)
「旅チャンネル」((株)ジャパンイメージコミュニケーションズ、東京・中央区、トム・ペリー執行役員兼GM)は、地域を輝かせる女性をテーマにしたシリーズ番組『けーぶるにっぽん 輝けるなでしこ』を6月9日から開始した。
同番組の放送を記念し、「旅チャンネル にっぽんのなでしこ」キャンペーンを旅チャンネルの公式webサイト(http://www.tabichan.jp)で実施。2013年を輝きながら活きている女性著名人を推薦すると、抽選でレディスウォッチや女性向けライフスタイル・ミュージックCDなどが当たる。締切は7月31日。
同番組は、日本ケーブルテレビ連盟の全国ふるさとコンテンツ配信プロジェクト第3弾として、全国のケーブル局12社が制作した「地域を輝かせる女性」をテーマに制作した全12話のシリーズ番組。TOKAIケーブルネットワーク、横浜ケーブルビジョン、帯広シティーケーブル、明石ケーブルテレビなどが制作。
■グリー、Twitter、ドワンゴ、ヤフー、LINEなどがネット選挙に向けて共同企画実施(13.6.3)
グリー(株)、Twitter Japan(株)、(株)ドワンゴ、ヤフー(株)、Ustream Asia(株)、LINE(株)は、今夏の参議院選挙より解禁されるネット選挙に向けて連携し、ネット事業者6社共同企画を開始する。
共同企画では、6社のサービス連携を通じてよりスムースな情報収集機会を提供することで、若年層をはじめとした有権者に情報を届け、候補者を選んでもらうことが目的。
第一弾として、「ネット選挙ガイド2013~政党別ネット活用法~」と題した番組を6月4日にニコニコ生放送とUstreamで配信。番組では、各政党の代表者が出演し、選挙におけるネット活用施策を説明し、有権者へネット選挙運動の理解促進を図った。今後も各サービスの特性を活かし、様々な角度から情報配信を行なっていく方針。
■mmbi提供の「NOTTV」契約者数が100万突破。対応機種は7月末で33機種。14年3月までに全国に拡大(13.6.3)
(株)mmbi(東京・港区、二木治成社長)が運営するスマートフォン向け放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」の契約者数が、12年4月1日の開局から427日目の2013年6月1日に、全国で100万契約を突破した。
NOTTVでは、開局以来、スポーツ、ニュース、ドラマ、バラエティ、音楽などを提供するリアルタイム型放送3チャンネルと深夜・早朝等に自動的に送信する蓄積型放送を提供。
対応端末は、6月3日現在、26機種となり、今後発売される機種を含めると、7月末までに33機種まで拡大予定。NTTドコモの今夏モデルから、ユーザーからの要望が多かった「録画機能」の提供や、画面OFF時等でも番組の音だけを楽しめる「バックグラウンド再生」等の提供も開始した。また、放送エリアは、全国33都道府県まで拡大。14年3月末までには、全国47都道府県へ拡大する計画だ。
mmbiでは、契約者数100万突破を記念し、7月15日にゲームやクイズに答えて賞金を獲得できる視聴者参加型の特別番組を放送予定。
13年5月配信ニュース
■アクトビラ、「ケーブルアクトビラ」を笠岡放送と沖縄ケーブルに提供開始(13.5.31)
(株)アクトビラ(東京・港区、香西 卓社長)は、笠岡放送(株)(岡山・笠岡市、枝木恭平社長)、沖縄ケーブルネットワーク(株)(沖縄・那覇市、國場幸一社長)に対して、6 月よりケーブルテレビ局向けIP-VOD サービス「ケーブルアクトビラ」の提供を開始する。笠岡放送は6月1日から、沖縄ケーブルネットワークは6月3日からサービスを開始する。
「ケーブルアクトビラ」は、12年11月に開始したケーブル局と連携したIP-VOD サービスで、すでに2 局((株)ケーブルテレビ富山、となみ衛星通信テレビ(株))がサービスを開始し、今回の2 局と合わせて4 局の導入となった。笠岡放送では、初の「ケーブルアクトビラ」 コミュニティチャンネルVODサービスを開始する。現在、ケーブル局向けVODは2 桁の導入が決まり、今後も続々とサービス開始予定となっている。
■WOWOW、組織改定と人事異動を実施(13.5.29)
(株)WOWOW(東京・港区、和崎信哉社長)は6月17日付で人事異動を行う。また7月1日付で組織改定と人事異動を行う。詳細は以下の通り。
<人事異動(6月17日付)> ※氏名後ろ( )内は現職
▼IR経理局長 IR経理局 IR経理部長 兼任=尾上純一(IR経理局 IR経理部長)▼営業局長=郡司誠致(IR経理局長)▼人事総務局付休職 (株)WOWOWコミュニケーションズ出向 ※6月17日付で取締役に就任予定=高見澤尚樹(営業局長)▼人事総務局付休職 一般社団法人衛星放送協会出向 事務局次長=平井成人(人事総務局付休職 (株)WOWOWコミュニケーションズ出向 専務取締役)▼事業局事業部 エグゼクティブ・プロデューサー=辻保司(人事総務局付休職 一般社団法人衛星放送協会出向 事務局次長)
<組織改定(7月1日付)>
会員制ビジネスの推進強化を目的に、▼プロモーション部を宣伝部へと変更、▼営業1部をプラットフォーム営業部へと変更、▼営業2部をプロモーション営業部に変更し、パブリシティ機能を一体化、▼編成制作局を編成局と制作局に分離。
<人事異動(7月1日付)> ※氏名後ろ( )内は現職
▼マーケティング局長 デジタルコンテンツ室長 兼任 次世代プラットフォーム検討プロジェクトリーダー 兼任=山本均(デジタルコンテンツ室長 次世代プラットフォーム検討プロジェクトリーダー 兼任 デジタルコンテンツ室デジタルコンテンツ部長 兼任)
▼編成局長=牧野力(編成制作局 シニア・エグゼクティブ・プロデューサー)▼制作局長=大村英治(編成制作局 担当局長 編成制作局 ドラマ制作部長 兼任)▼デジタルコンテンツ室次長 デジタルコンテンツ室デジタルコンテンツ部長 兼任=大塚治夫(マーケティング局 企画部長)
▼マーケティング局 企画部長=吉雄文斗(マーケティング局 プロモーション部長)▼マーケティング局宣伝部長=石垣裕之(事業局事業部長)▼マーケティング局宣伝部 エグゼクティブ・プロデューサー 営業局プロモーション営業部 兼任=磯崎裕啓(マーケティング局プロモーション部 エグゼクティブ・プロデューサー)
▼制作局ドラマ制作部長=青木泰憲(編成制作局ドラマ制作部 エグゼクティブ・プロデューサー)▼事業局事業部長=青木竹彦(事業局事業部 エグゼクティブ・プロデューサー)▼技術局技術計画部 エグゼクティブ・エンジニア=中村寛(技術局制作技術部 エグゼクティブ・エンジニア)
■日本ケーブルテレビ連盟、第39回「日本ケーブルテレビ大賞」番組アワード贈賞式を6月開催(13.5.27)
一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟(東京・中央区、西條温理事長)は6月28日に時事通信ホール(東京・中央区)で、第39回「日本ケーブルテレビ大賞」番組アワードを開催する。
同アワードは全国のケーブルテレビが制作した番組の中から、毎年優れた番組を選出し表彰するもの。今回は過去最多の145作品の応募があった。予備審査で入賞候補25作品が選出され、6月7日開催の本審査会でグランプリ(総務大臣賞)など入賞20作品を決定する。
贈賞式では山田五郎氏による特別講演や、入賞作品などを題材としたシンポジウムも併催する。また贈賞式の模様はUstreamおよびニコニコ動画でも生中継される。
■イッツコム、太陽光発電が東京都「屋根ぢから」推奨プランに選定(13.5.29)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)の提供する太陽光発電販売プランが、今年4月に東京都が公募した「屋根ぢから」ソーラープロジェクトの推奨プランに選定された。
「屋根ぢから」ソーラープロジェクトは東京都の住宅用太陽光発電の新たな普及策。推奨プランに選定されることで、選定金融機関の低利ローン(実質年利1.95%)を活用した商品提供ができるようになる。
イッツコムでは今年1月よりサービスを導入している集合住宅を中心に、太陽光発電システムを販売。太陽光発電取扱店の適正な販売価格やアフターケアなどの要件が評価され、推奨プランに選定された。
これを受けイッツコムでは、専用低利ローンを活用した「イッツコム「屋根ぢから」ソーラープロジェクト販売プラン」を6月1日より提供開始する。
■在京テレビ6社、東京スカイツリーへの移転を5月31日9時からに決定(13.5.24)
NHK・日本テレビ放送網・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・フジテレビジョン(以下在京テレビ6社)は、テレビ送信所の東京スカイツリーへの移転日を5月31日9時からに決定した。在京テレビ6社はスカイツリーへの移転に向けて、各家庭の受信状況を把握し、必要な受信対策を実施するため、共同で昨年12月22日よりこれまでに125回にわたる受信確認テスト、リハーサルを実施。5月23日までに、コールセンターには39万3,449件の入電があり、11万6,507件で対策が必要と判明。今回、対策済み件数が96%に達し、未対策の施設についてもほとんど工事の予定が立っている状況となったことから、移転が可能と判断した。8時59分55秒から切り替えを開始し、9時00時00秒に切り替えを完了する。完全移転後も受信できない世帯には無償で工事を行う。
■KDDI、auビデオパスやうたパスを「Smart TV Box」向けに提供開始(13.5.23)
KDDI(株)(東京・千代田区、田中孝司社長)は、ケーブルテレビ向けに次世代セットトップボックス「Smart TV Box」を提供しているが、現在auスマートフォンで好評のエンタメサービスをテレビでも楽しめるよう、5月23日より「ビデオパス」を、6月中旬以降より「うたパス」と「LISMO Player」を、「Smart TV Box」向けに提供する。
「ビデオパス」は月額情報料590円(税込)で映画やドラマ、アニメ、音楽、韓流、エンタメ、オリジナル作品等さまざまなジャンルの映像作品がテレビの大画面で見放題となる上、新作も毎月1本楽しめる。「Smart TV Box」で利用しているau IDをauスマートフォン/タブレットに設定すれば、追加料金なしで「ビデオパス」が利用可能。さらに、auスマートフォン/タブレットを利用しているユーザーは、「Smart TV Box」で見ていた映像作品の続きを外出先で楽しむことができる。
「うたパス」は、最新の洋楽から邦楽、懐かしのヒット曲まで、多彩なジャンルのチャンネルが聴き放題のサービス。「LISMO Player」は、Android搭載 auスマートフォンでダウンロードした楽曲やパソコンから転送した楽曲等をいつでもどこでも好きな時に再生できるアプリケーション。6月中旬以降、それぞれ「Smart TV Box」を通じてテレビの大画面とスピーカーで音楽を楽しむことができるようになる。
■アクトビラ、13年度経営方針説明会。「S.M.A.R.T acTVila」をスローガンに2年連続黒字化目指す(13.5.22)
(株)アクトビラ(東京・港区、香西卓社長)は5月22日、2013年度経営方針説明会を開催した。
香西卓氏は「12年度は売上、経常利益とも過去最高となり、2年連続で増収増益、創業以来初の黒字化を達成した」と説明。既存の家庭向けVODサービスに加えて、ケーブルテレビ局向け、モバイル&ネット配信事業者向けサービスなど、新たにBtoB事業分野にも取り組み、その結果、10年と12年での売上比較では約3.7倍に成長、前年比でも約1.9倍と急速な成長を遂げた。なお、VODサービス「アクトビラ ビデオ・フル」対応機種(テレビ&ブルーレイ等)は約4,500万台に到達し、累計接続台数は500万台(※一度でもアクセスした台数)、会員登録数は72万に到達。「毎月のべ200万人が無料・有料問わずコンテンツを視聴している」(香西社長)と言う。対応機種の拡大およびコンテンツ、SVODサービスの拡充がユーザー拡大につながった。
13年度は「S.M.A.R.T acTVila」をスローガンに掲げ、2年連続の黒字化を目指す。「S.M.A.R.T」とは、Solution、Multiple business、Advanced technology、Relationship、Transformの頭文字から作成したもので、スマートフォンとの連携等によるマルチデバイス対応、ケーブル局や地方自治体、配信事業者向けプラットフォームソリューションの提供、4Kへの取り組みなどを実施していく方針だ。
BtoBでは、すでにケーブル局向けVODプラットフォーム事業「ケーブルアクトビラ」を開始しており、現在2桁のケーブル局で導入・検討が行われており、今後もアプローチしていく方針。また、DMM.comやバンダイチャンネル、不動産TV、ヤマダ電気へもプラットフォームソリューションを提供している。
自治体向けに、アクトビラ対応テレビやレコーダーが4500万台以上拡大している状況を活かし、新たに専用端末などを用意することなく、自治体が住民への情報発信(お知らせ、回覧板、防災情報など)が可能な点をメリットに、自治体向けソリューション提供を進める。これを利用した簡易な見守りサービスや住民向けアンケート画面も用意できるとしており、今年度強化を図る。
BtoC分野では、スマートフォンやタブレット連携による、コンテンツのマルチデバイス化を推進する。会見当日にも、「リモコン再生機能」を発表した。これはスマートフォンから、アクトビラテレビ画面を操作できるもの。スマートフォン等で作品検索や購入等を行うと、それがクラウド上で連携し、自宅のテレビで選択したコンテンツが再生できるもの。ドラマなどは一度の操作で連続再生が行える。なお、スマートフォン等での視聴も可能だ(※コンテンツによっては視聴できないものもある)。
■J:COM、4月末の総加入世帯数は376万3,600世帯(13.5.22)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長)は、連結ケーブルテレビ子会社(11社50局)の13年4月末現在での加入世帯数を発表した。
総加入世帯数は376万3,600世帯。内訳はケーブルテレビが310万7,300世帯、高速インターネット接続が202万8,300世帯、電話が253万8,800世帯、RGU合計が767万4,400世帯となっている。
■JCNと文化放送が「防災・災害プロジェクト」を実施(13.5.21)
ジャパンケーブルネット(株)(東京・中央区、藤本勇治社長、以下JCN)と(株)文化放送(東京・港区、三木明博社長)は、13年6月より、国内初のAMラジオとケーブルテレビのメディア連携の取り組みとして、広域災害時の協力放送を視野に入れ「防災・災害プロジェクト」を立ち上げる。
プロジェクトの第1弾として、2社は地震・津波・台風・火災など災害時に視聴者および聴取者に役立つ情報を伝える防災番組『防災一口メモ』の共同放送を、6月3日から開始する。JCNは、コミュニティチャンネル「にっぽんケーブルチャンネル」(地デジ10ch)で放送。
また、JCNのグループ各局が保有する24市区46台の街角定点カメラの動画を今後、文化放送でモニターできるようにし、災害時の情報ツールとして活用を進めるほか、JCN放送エリアの地域情報も文化放送に提供する。さらに、文化放送が持つ広域放送局としての災害放送のノウハウを生かした人材育成のための「災害時における放送人セミナー」をJCNグループ向けに開催を検討している。
これらの実施内容を検証し、今後、2社間において「防災及び災害時における放送協力協定」を締結する予定。
■須高ケーブルテレビ、AR技術を使ったウォーキングイベントを開催(13.5.17)
須高ケーブルテレビ(株)(長野・須坂市、丸山康照社長)は6月9日に須坂市で、平成25年度情報通信月間参加行事として「須高情報通信フェア2013~スマホを使って楽しく観光ウォーキング~」を開催する。
同イベントはAR(拡張現実)アプリを搭載したスマートフォンを活用しながら須坂市を観光ウォーキングする内容。スマートフォンの画面上で動画やテキストによる観光情報の閲覧や、付近の飲食店や土産店のクーポン券取得などを行いつつウォーキングを楽しむ。
またスマートフォンの位置情報システムによるルートガイドシステムを活用し、道路が複雑な須坂市ないでも観光客が迷うことなく目的地にたどり着けるサービスも提供する。
今回のスマートフォン向けARシステムは、(株)博報堂DYメディアパートナーズが開発・運営する「Rocket Box」を採用し、カスタマイズしたものとなっている。
■日本CATV技術協会、「平成25年度CATV事業功労賞」発表。6月6日に授賞式開催(13.5.17)
一般社団法人 日本CATV技術協会(東京・新宿区、阿部秀人理事長)は、6月6日に第47回定時総会と「平成25年度CATV事業功労賞」の授賞式を開催する。場所は全社灘尾ホール(東京都千代田区霞が関3-3-2)。17日には、CATV事業功労賞を発表した。
「平成25年度CATV事業功労賞」受賞者は下記の通り。
▼佐藤一雄 (株)ユアテック顧問=平成20年から本部理事として協会の運営に貢献。東日本大震災に際し、東北支部長として陣頭指揮に立ち被災したケーブルテレビ事業者施設の復旧支援などに尽力
▼小杉定男 (株)伝送システム代表取締役社長=永年にわたり電波障害業務等に従事。地デジ化にあたり、自治体等に共調施設の早期改修の必要性を積極的に周知するなど受信障害解消等に貢献
▼竹迫寿満男 元(一社)日本CATV技術協会中国支部事務局長=平成21年から中国支部事務局長を務め、地デジ移行時には支部事務局責任者として会員との連携強化を図り、地デジ化の推進活動に貢献
▼村上敬太 (株)濱屋代表取締役=四国支部幹事として支部運営に尽力するとともに、地デジ化にあたっては「デジタル個別受信調査業務」に積極的に取り組むなど、多大の貢献
▼外山貴康 DXアンテナ(株)福岡支店長=平成6年から13年まで北九州地区支部幹事、平成15年から23年まで鹿児島地区支部幹事、23年からは支部副支部長をそれぞれ務めるなど、支部運営に尽力
▼高橋周二 (有)トータル受信代表取締役=永年にわたり難視聴地域テレビ受信の改善に取り組むとともに、秋田地区調査施工部会長として若手技術者の調査・施工技術指導等を行う
▼村住則夫 (株)NHKアイテック北海道支社主幹=平成18年から24年まで副支部長を務め、この間地デジ化にあたっては、業界のリーダーとして支部会員との連携強化を図り、地デジ推進活動に貢献
■NHK、SFN技術によるSHVの地上伝送実験に成功(13.5.16)
NHKは、新たに時空間符号化の手法を用いた単一周波数ネットワーク(SFN)によるスーパーハイビジョン(8K、以下SHV)の地上伝送実験に成功した。
NHKは、SHV地上放送の実現に向けて、超多値OFDMと偏波MIMOを組み合わせた大容量地上伝送技術の開発を進め、5月に世界初となる地上波でのSHV野外伝送実験に成功していた。
現行の地デジ放送では、周波数有効利用のために、複数の送信局で同じチャンネルを使用するSFN技術が使われている。このSFN技術では、2つの送信局から同一チャンネルで同じ波形の信号を送信するため、それらの電波を同時に受信すると、互いに弱め合う周波数が生じ、受信品質が劣化する課題があった。
今回、新たに開発したSFN技術では、時空間符号化を用いて送信所ごとに異なる波形の信号を生成し、各送信局から別々に送信。受信側では、異なる信号を受信するために、電波が互いに弱めあうことなく、より安定して受信することができる。なお、この技術は、これは5月30日~6月2日に開催される「技研公開」で発表される。
■WOWOW、2012年度決算、増収増益を達成。過去最高額を更新(13.5.15)
(株)WOWOW(東京・港区、和崎信哉社長)は5月15日、2012年度(2012年4月1日~13年3月31日)の決算を発表、増収増益を達成した。連結決算の詳細は以下の通り。※( )内は前期比。
▼売上高=705億4,200万円(105.9%)▼営業利益=64億2,000万円(132.9%)▼経常利益=68億2,200万円(135.7%)▼当期純利益=42億9,400万円(126.4%)。
連結売上高700億円突破は創業以来初めて。売上高、有料放送収入ともに過去最高額を更新した。また、1株当たりの年間配当金は、2011年度に対し2,000円増配の6,000円となった。
2012年度末の累計加入件数は263万1,000件となった。新規加入は年間62万8,000件、解約を差し引いた正味加入数は7期連続純増を達成、年間8万4,000件増と、直近10年で最高の数字を記録した。加入増の要因として、『UEFA EURO2012 サッカー欧州選手権』等の大型スポーツ、B’zや安室奈美恵等の音楽ライブ、ドラマW等のオリジナル番組等が挙げられた。
また、13年度の連結事業計画(13年4月1日~14年3月31日)では、国際スポーツイベントの生放送や新たなジャンルのオリジナルドラマ制作等、各チャンネルの編成強化と、WOWOWメンバーズオンデマンドによるコミュニケーション強化を図り、年間8万件の純増と増収増益を目指す。
2013年度の収支計画は次の通り。※( )内は前期比。
▼売上高=715億円(101.4%)▼営業利益=73億円(113.7%)▼経常利益=75億円(109.9%)▼当期純利益=46億円(107.1%)。
■メディアキャスト、サンテレビに「DataCaster M3」を納入(13.5.14)
(株)メディアキャスト(東京・渋谷区、杉本孝浩社長)は、(株)サンテレビジョン(兵庫・神戸市、横山修二社長、以下サンテレビ)に、統合型データ放送ソリューション「DataCaster M3」を納入し、本格稼働を開始した。
「DtaCaster M3」は制作・送出・運用の3つの技術を統合し、技術力やノウハウがなくても直感的な操作を行えるデータ放送システム。BMLオーサリングソフトやARIB自動変換機能を備えたCMS、データ放送送出装置、運用装置などが統合されている。
ケーブル局を中心に約60システムの導入実績があるが、サンテレビへの納入システムは最大規模となる。地上波局に求められる安全性と信頼性への厳しい要求に応えるため、運用装置や送出装置を冗長化するなど耐障害性を高めている。
■プラットイーズ、番組情報アプリ「エラベラー」Androidスマホ版をリリース(13.5.13)
(株)プラットイーズ(東京・渋谷区、和田かおり社長)は、おすすめ番組情報アプリ「エラベラー」のAndroidスマートフォン版をリリースした。
「エラベラー」はおすすめ番組紹介やチャンネル紹介、視聴方法紹介、電子チラシ、番組検索等の機能を持つアプリ。これまでAndroidタブレットとiPad向けにリリースされていたが、Androidスマートフォン版のリリースにより、より多くのユーザーが利用可能となる。
■NHK、「第67回技研公開」を5月30日~6月2日に開催(13.5.9)
第67回技研公開が5月30日~6月2日にかけて行われる。これは、NHK放送技術研究所の最新の研究成果を広く一般に公開するもの。
今年でテレビ放送開始60周年を迎え、今年の技研公開は、“期待、見たい、感じたい技研公開2013”と題して、放送通信連携サービスを実現するためのシステム「ハイブリッドキャスト」や、「スーパーハイビジョン」を中心に37の研究成果を展示する。
ハイブリッドキャストは、今年中に一部の番組で試行的に開始する予定のサービスを公開。スーパーハイビジョンでは、現デジタル放送の約4倍の圧縮効率を実現するリアルタイムエンコーダーや、衛星・地上放送の伝送技術などを展示する。
週末には、技研研究員が解説する「ガイドツアー」や、子どもたちを対象とした「実験室探検隊」「工作体験」「スタンプラリー」等のイベントも実施する。また、一般公開期間中には、手話通訳付きガイドツアーも実施する。
■クロスコ、メディアジャパンがシンガポールで日本人向けニュース情報誌でAR動画を活用した実証実験開始(13.5.9)
クロスコ(株)(東京・港区、掛田憲吾社長)は、13年5月から、シンガポールで(株)メディアジャパン(シンガポール、内藤剛志代表取締役)と共同し、日本人向けニュース情報紙『AsiaX』におけるAR動画を活用した実証実験を開始した。
実験では、画像認識方式のスマートフォンARアプリを用い、AsiaX誌に掲載された記事の写真が動画になって見える「動く紙面」を実装し、動画再生後に任意のURLに誘導を行う機能までを検証する。実験は5月と6月の2か月間、合計4回(AsiaX誌は月2回発行)行う予定。
同実験を通じ、両社はコンテンツの利用状況やアクセス数等の調査を行い、紙面を利用した「AR動画広告」の販売を開始する予定。また、動画広告や記録映像など、シンガポール日系企業の「映像サービス」へのニーズに応える体制の整備も検討していく。
■エイベックス通信放送、「dビデオ」をPC対応に(13.5.8)
エイベックス通信放送(株)(東京・港区、千葉龍平社長)は5月16日より、NTTドコモが提供し同社が運営するスマートフォン向けサービス「dビデオ powered by BeeTV」のマルチデバイス機能を拡張し、パソコンとWi-Fiタブレットでも視聴可能にする。
「dビデオ」は国内外の映画やドラマ、アニメ、音楽、オリジナル番組など約1万1,000タイトルを月額525円で視聴できるSVODサービス。NTTドコモユーザー向けに提供されている。これまでスマートフォンやタブレット、スティック型端末での視聴が可能だった。
「dビデオ」は2013年4月末時点で415万人の会員を獲得している。
■「地方の時代」映像祭フォーラム、5月・6月に大阪と東京で開催(13.5.7)
「地方の時代」映像祭実行委員会(日本放送協会/日本民間放送連盟/日本ケーブルテレビ連盟/吹田市/関西大学)は、5月に大阪、6月に東京で、「地方の時代」映像祭フォーラムを開催する。開催概要は次の通り。いずれも入場無料。
<大阪>~テレビ60年~「地域が伝えたもの、伝えていくこと」〜。会場はメイシアター吹田文化会館・小ホール。
・5月20日(月)14時~17時30分。テーマ「復興とは何か。いまできること。やるべきこと」。上映作品『復興の狭間で~神戸・まちづくりの教訓』(朝日放送)
・5月21日(火)14時~17時30分。テーマおよび上映作品『死刑弁護人』(東海テレビ)。
・5月22日(水)14時~17時30分。テーマ『角淳一が語る“関西からの発信”』。上映作品『夜はクネクネ』(毎日放送)、『えぇトコ』(NHK)ほか。
<東京>~テレビ60年~『地方発ドキュメンタリー』を語る会~。会場は関西大学東京センター。
・6月15日(土) 14時~17時30分。テーマ「闇に消えたヒバクの深層を問う!~もうひとつの第五福竜丸事件」。上映作品『~放射線を浴びた~X年後』(南海放送)
なお、いずれの日も上映作品の関係者がゲストで登場する。
お問い合わせは、「地方の時代」映像祭実行委員会事務局まで。
info@regionalism.jp TEL.06(6363)3874
■テクノロジーネットワークス、LINEざっくぅスタンプ利用回数が1億2,000回を突破(13.5.7)
(株)テクノロジーネットワークス(東京・千代田区、西尾武社長)は、無料通話・メールアプリ「LINE」で4月2日~29日に配信されたケーブルインターネット「ZAQ」のキャラクター「ざっくぅ」のオリジナルスタンプの利用回数が、ダウンロード期間終了時点で1億2,989万7,068回を記録したと発表した。総ダウンロード数は746万5,669回。
ざっくぅオリジナルスタンプはダウンロードした日より180日間利用可能となっている。
■衛放協とスカパー、山形県の地すべり被災地域への視聴料等を免除(13.5.2)
一般社団法人衛星放送協会(東京・港区、和崎信哉会長)とスカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)は、山形県における連日の大雪での地すべりによって、5月1日に災害救助法が適用された地域に対し、申し出により被災状況によって視聴が困難と認められたスカパー!契約者の5月の視聴料等を免除することを決定した。
免除対象地域は山形県最上郡戸沢村となっている。
■WOWOW、4月末時点の加入件数は259万1,859件(13.5.2)
「WOWOW」((株)WOWOW、東京・港区、和崎信哉社長)は、13年4月末現在の加入件数を発表した。
総加入件数は前月比3万9,559件減の259万1,859件。うち複数契約は37万1,927件となっている。
■第50回ギャラクシー賞、入賞作品決定(13.5.1)
第50回ギャラクシー賞の入賞作品が決定した。志賀信夫賞には、藤田潔 ビデオプロモーション取締役名誉会長とTBS[調査情報]が、個人賞には堺雅人(『リーガルハイ』フジ、『大奥~誕生[有功・家光篇]』(TBS)での演技)、DJパーソナリティ賞には、ピーター・バラカンがそれぞれ受賞した。
テレビ部門では14番組、ラジオ部門では8番組、CM部門では13作品、報道活動部門では6番組が入賞を果たした。また、テレビ部門特別賞には『タモリ倶楽部』、ラジオ部門特別賞には『小沢昭一さん追悼特別番組~あしたのこころだ・・・小沢昭一について考える』(TBSラジオ&コミュニケーションズ)が受賞した。
テレビ部門は上記ノミネート14本から、大賞1本、優秀賞3本、選奨10本が選出され、ラジオ部門は上8本から、大賞1本、優秀賞3本、選奨4本が、CM部門は上記ノミネート13本から、大賞1本、優秀賞2本、選奨10本が、報道活動部門は上記ノミネート6本から、大賞1本、優秀賞2本、選奨3本が、それぞれ選出される。最終結果は、6月3日の『第50回ギャラクシー賞贈賞式』で発表される。
■JCN埼玉とJCN関東、埼玉・川口市と災害情報等の広報に関する協定で締結(13.5.1)
(株)JCN埼玉(埼玉・川口市、加藤治伸社長)と(株)JCN関東(埼玉・さいたま市、日野廣生社長)は、5月1日、災害の発生に備えて、川口市と「災害情報等の広報に関する協定」を締結した。
災害が発生した場合および発生の恐れがある場合、JCN埼玉とJCN関東が、両社が自主放送するJCNチャンネルを通じて、川口市が発信する最新情報を通常放送に優先して放送する。
2012年7月より、両社は災害時などに自治体が住民向けに音声で放送する防災行政無線の情報をJCNチャンネルのデータ放送で表示できるプラットフォームを川口市向けに無料で提供している。
13年4月配信ニュース
■日本CATV技術協会、全国技術講習会春季講習を5月~6月各地で開催(13.4.25)
(一社)日本CATV技術協会(東京・新宿区、阿部秀人理事長、以下JCTEA)は、平成25年度全国技術講習会の概要と春季日程を発表した。ケーブルテレビ業界での技術者の技術向上とCATV技術者資格制度、特にエキスパート資格へのチャレンジを行うための基礎技術習得、および有資格者の技術レベルの維持・向上に役立つ技術講習会として、全国各地で開催する。
春季は5月~6月に全国各地で計9回開催。続いて、9月~12月には秋季が計15回開催予定されている。
なお、この講習会を受講すると、エキスパート資格以上のCATV技術者資格保有者には所定のポイントが付与され、一定のポイント数を獲得した場合、CATV技術者資格保有者が5年目の資格更新の際に提出する更新課題レポートが免除になる。
詳しくは、JCTEAのホームページへ。http://www.catv.or.jp/jctea/engineer/seminar/index.html
■ラボ、平成25年度優先課題はハイブリッドBOX、次々世代STB、ケーブルプラットフォーム(13.4.25)
(一社)日本ケーブルラボ(東京・港区、奥村博信理事長、以下JLabs)は4月25日、記者説明会を開催し、先の3月18日の第20回理事会で承認された平成25年度事業計画における優先3課題等について説明した。
平成25年度優先課題は、(1)ハイブリッドBOX、(2)次々世代STB、(3)ケーブルプラットフォームの3課題。それぞれの具体的な検討項目は次の通り。
(1)ハイブリッドBOX(継続課題):スマートTV、ハイブリッドキャスト等の機能追加、サービスに関わるAPI拡張・UI改善等の仕様改定、スマホやタブレットとの連携アプリの検討。
(2)次々世代STB(新規課題):4K対応のSTBを次々世代STB(仮称)とし、技術仕様を開発・策定、HEVC(H.265)、HTML5、DOCSIS3.1、高速Wi‐Fi(802.11ac)等を考慮する。
(3)ケーブルプラットフォーム(新規課題):総務省、日本ケーブルテレビ連盟と連携して技術検討を進める。ACS(Auto Configuration Server)とRGW(Residential GateWay)を中心に、必要機能の技術仕様を策定する。
以上のほか、平成25年度の新規個別課題は、コンテンツ管理、ケーブルビッグデータ・クラウド技術、優しいUIの3項目。継続個別課題は、次世代ケーブル伝送技術、DRM、ケーブル運用技術、PON相互接続、ケーブルDLNA、IPv4アドレス枯渇対応プロジェクト、国際標準化、認定・審査の8項目としている。
また、この2月~4月の活動報告として、次の6点を挙げた。
(1)DRM WG/TGの設置:DRMの国内および国際標準化を進めるべく、DRM WG/TGを発足、米国ラボと調整し、ITU-T SG9への寄書原案とする予定。
(2)ケーブル運用技術WGの設置:ケーブルの障害・対応の情報共有化やネットワークの強靭化を検討、本年9月末をめどにガイドラインを策定する。
(3)アプリケーション審査委員会設置:ケーブル事業者4名、専門家3名の計7名による審査委員会を組成。5月以降に順次、申請されたアプリの審査・認定を開始する。
(4)RGW技術仕様の検討:ホームICTサービス展開に必要となるRGW機能の国内および国際標準化を目指す。今年8月に機能要件をまとめ、12月にITU-T SG9へ提案予定。
(5)EPOC(EPON over Coaxial Network)日本案をIEEE提出:3月のIEEE会合に日本案を提出。提案内容は上り10~230MHz/下り70~1000MHz、各搬送波は2MHz帯域以下の単位でON/OFF とする。
(6)次世代ケーブル伝送技術調査報告:DOCSIS3.1やDVB-C2など、海外でケーブル伝送技術の新技術が進められているなか、日本のケーブル業界でも運用面等について検討を行う必要があることから、新たにメンバーを募集しWGを立ち上げる。
■J:COM、13年第1四半期決算発表。営収930億1,900万円、営利168億、純利113億(13.4.24)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長)は24日、13年第1四半期決算を発表した。
営業収益は対前年同期比0.5%増の930億1,900万円、営業利益は同0.9%減の168億1,600万円、純利益は同13.2%増の113億4,400万円となった。
うち利用料収入は、同0.8%増の786億7,000万円、サービス別の利用収入はケーブルテレビが0.4%減少の418億2,200万円、高速インターネット接続サービスが4.0%増の240億3,500万円、電話サービスは0.9%減の128億1,300万円となった。ケーブルテレビサービスは、加入世帯数は増加傾向にあるものの、「J:COM TV My style NEXT」や「お得プラン」等の割安な長期契約プランの加入比率上昇によるARPU低下に伴い、利用料収入が減少した。インターネットはARPU低下に伴う影響はあるものの、加入世帯数の増加が上回った。電話サービスは無料通話対象の拡大等により減少した。
■CTY、菰野町が災害支援協定締結。災害時にWi-Fi環境を無償提供(13.4.22)
三重県の菰野町(石原正敬町長)と(株)シー・ティー・ワイ(三重・四日市市、塩冶憲司社長、以下CTY)は、災害時にCTYの通信インフラを活用した災害時支援協定を締結した。菰野町とCTYは、すでに災害緊急放送に関する協定を締結しており、今回は災害時にCTYが設置した公衆無線LAN(CTY Wi-Fi)によるインターネット環境を住民等に無償開放するもの。この協定締結により、携帯電話回線が不通になった場合でも、災害時の避難所や地域拠点で、安否確認や災害情報の提供・収集、生活関連情報の収集などを行うことができるようになる。今回の締結により、CTYは菰野町に町役場など9カ所にアクセスポイントを設置する。
■ケーブルテレビ連盟東京支部、「スポーツ祭東京2013」を応援する番組を制作。都内ケーブル局のコミチャンで一斉放送(13.4.22)
日本ケーブルテレビ連盟東京支部(支部長:棟田和博、東京ケーブルネットワーク(株)代表取締役社長執行役員)では、「スポーツ祭東京2013」(第68回国民体育大会と第13回全国障害者スポーツ大会)を応援すべく、5月から制作番組『すぽ旅!~スポーツ祭東京2013の歩き方~』を各局のコミュニティチャンネルで一斉に放送(現在視聴可能世帯数:約485万世帯・全都の75%強をカバー)する。
「スポーツ祭東京2013」は9月28日~10月14日まで、東京都内の区市町村で開催されるもので、東京のすべてのケーブル局が「スポーツ祭東京2013」ケーブルテレビ応援プロジェクト」に参加して活動しており、同番組はその一環。また、日本ケーブルテレビ連盟が運用する番組交換システムAJC-CMSで全国配信も行う。番組は、9月まで毎月1本制作、放送する。
番組は、元読売巨人軍の宮本和知らがナビゲーターを務め、東京の観光名所をピックアップ、開催自治体の取り組みやボランティアグループの活動などを紹介する。
■アリアンスペース、新会長兼CEOにステファン・イズラエル氏が就任(13.4.19)
アリアンスペース社(本社フランス・パリ)の新会長兼CEOに、ステファン・イズラエル氏が就任することが決定した。就任日は4月22日となる。
イズラエル氏は1971年生まれ。2001年よりフランス会計院の裁判官としてフランス宇宙政策およびアリアンロケット打ち上げシステム関連業務に従事。07年にEADS社CEOルイ・ガロワの相談役に就任。その後はアストリアム・スペース・トランスポーテ―ション社およびアストリアム者の運営管理職を歴任。前職はフランス生産再建大臣官房長。
なお前会長兼CEOのジャンイヴ・ルガル氏はフランス国立宇宙研究センター理事長に就任した。
■J:COM、マンション向け電力サービス「J:COM電力」を関東全域で提供開始(13.4.18)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は70世帯以上の規模の建物を対象に、電気料金が割安となるマンション向け電力一括受電サービス「J:COM電力」の提供を、関東1都5県(東京、埼玉、神奈川、千葉、茨城、群馬)のJ:COMエリアで開始した。
同サービスは住友商事グループの国内電力事業会社・サミットエナジー(株)(東京・中央区、北村真一社長)からの供給される電力を、J:COMがマンション単位で一括契約を締結することで、マンション居住世帯に従来の電力会社の電気料金よりも安い価格で電力を提供するもの。J:COMの放送・通信サービスとセットで契約するとさらに電気料金が割安となる。すでに昨年12月より東京・杉並区でサービスを開始していた。
■ひかりTV、6月よりスマートテレビ対応新チューナーを提供開始。国内初のテレビ向けクラウドゲームにも対応(13.4.17)
IPTVサービス「ひかりTV」((株)NTTぷらら、東京・豊島区、板東浩二社長)は6月3日より、Android 4.0搭載のスマートテレビ対応新チューナーを提供開始する。また新チューナーのリリースに合わせて、テレビ向けクラウドゲームサービス「ひかりTVゲーム」も提供開始する。国内でのテレビ向けクラウドゲームサービスの提供は初となる。
新チューナーは従来のひかりTVチューナーと比較し約10倍のハードウェア性能に向上。ユーザーインターフェイスの操作性向上や高機能レコーダーなどを実現した。
新チューナーでは、これまでのひかりTVのサービスのほか、新たに「ひかりTVゲーム」「ひかりTVアプリ」を利用できる。
「ひかりTVゲーム」はテレビ向けクラウドゲームサービス。クラウドサーバー上で実行されるゲームを違和感なく家庭のテレビで楽しむことができる。提供されるゲームは「プロ野球スピリッツ LIVING MANAGER」(KONAMI)、「人生ゲーム×ひかりTV」(タカラトミーエンタメディア)など、サービス開始時は約30タイトルを提供予定。その後は約50タイトルへの増加を目指す。料金は月額525円。
「ひかりTVアプリ」はスマートフォンのように各種アプリを利用できるサービス。サービス開始当初は約50タイトルのアプリを無料で提要する。今後はスマートフォンで人気のアプリや、ひかりTVの映像サービスと連携したオリジナルアプリの提供・開発を行うなど、アプリを順次拡充していく。
その他新チューナーでは、VODサービスにスタンプ等で視聴感想を投稿し表示する「ソーシャルVOD(仮)」機能や、「生活情報」提供サービスなどの機能も利用することができる。
新チューナーは初期費用1,050円、レンタル料月額525円で利用できる。
■第33回「地方の時代」映像フォーラム、5月20日~22日に吹田文化会館で開催(13.4.17)
第33回「地方の時代」映像フォーラムが5月20日~22日に、大阪吹田市の吹田文化会館・小ホールで開催される。
今回は、「復興とは何か。いまできること、やるべきこと」「死刑弁護人」「角淳一が語る“関西からの発言”」の3つのテーマを取り上げる。
「復興とは何か。いまできること、やるべきこと」(5月20日14時~17時30分)では、『復興の狭間で~神戸・まちづくりの教訓』(朝日放送)の上映。5月21日(14時~17時30分)には『死刑弁護人』(東海テレビ)で上映され、オウム真理教事件の麻原死刑囚、和歌山カレー事件の林死刑囚など、多くの死刑囚の弁護を引き受けてきた安田好弘弁護士が講演を行う。
5月22日(14時~17時30分)には、角淳一がゲスト出演し、『夜はクネクネ』(毎日放送)、『えぇトコ』(NHK)などを上映する。いずれも入場料は無料。
また、6月15日(14時~17時30分)には関西大学東京センター(東京・千代田区)で、ドキュメンタリー映画『~放射線を浴びた~X年後』(南海放送)の上映などを行う「地方発ドキュメンタリー」を語る会を開催する。
同フォーラムは、「地方の時代」映像祭実行委員会(NHK、日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟、吹田市、関西大学)が主催しているもので、13年度から同フォーラムのロゴも変更した。
■連盟信越支部長野県協議会加盟のケーブル局15社がHD規格の光ネットワーク構築。スポーツ中継開始(13.4.15)
日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会(丸山康照支部長)に加盟する県内都市部の15のケーブルテレビ局が、共同でHD規格の光ネットワーク「長野県CATVネットワーク」を構築し、4月20日のスポーツ中継を皮切りに運用を開始した。
05年から長野県内の13のケーブル局間で光ネットワークが構築され、アナログとIP併用での運営を開始。12年4月にはHD規格デジタル化の検討を開始し、13年4月上旬に工事が完了した。
ネットワークが完成されたことで、HD規格のIP技術を使うことで、スポーツや各地のお祭り中継などのほか、日常的な放送素材の交換などを行う。また、災害時における情報発信等での活用も期待されている。
ネットワーク化されたのは、ふう太ネット木島平、iネット飯山、テレビ北信ケーブルビジョン、須高ケーブルテレビ、INC長野ケーブルテレビ、信州ケーブルテレビジョン、上田ケーブルビジョン、丸子テレビ放送、テレビ松本ケーブルビジョン、あづみ野テレビ、エルシーブイ、伊那ケーブルテレビジョン、エコーシティー・駒ケ岳、チャンネル・ユー、飯田ケーブルテレビ。
同ネットワークによって、4月20日にBCリーグとbjリーグの中継が行われ、21日にはINC長野ケーブルテレビより長野マラソン、信州ケーブルテレビジョンからbjリーグの2本が生中継で配信された。
■マスプロ電工、エリア放送用システムの販売開始(13.4.15)
マスプロ電工(株)(愛知・日進市、端山佳誠社長)は、エリア放送用システム(ワンセグ型)に用いる、エリア放送用ワンセグエンコーダー「AOEC2R」、エリア放送用ワンセグ変調器「AOMD2R」(屋内用)と「AOMD2HA」(屋外用)を3月に発売した。
エリア放送用ワンセグエンコーダー「AOEC2R」は、 HDMI端子(HDCP非対応)を搭載。デジタル映像・音声信号をエンコードする。TS入力端子も搭載し、外部でエンコードされたデジタル信号も多重できる。また、RCAピンジャック入力端子も搭載し、アナログ映像・音声信号もエンコード可能。
変調器2機種は、ワンセグ信号送信時に必要な時刻情報をNTPサーバー、ワンセグ受信、GPS受信のいずれかから取得可能なほか、web上からのスケジュール管理、SNMPによりネットワーク経由での遠隔監視等の特長がある。
■イッツコム、JCN、J:COMの3社共同で、PRイベント「渋デジ」開催(13.4.13)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)、ジャパンケーブルネット(株)(東京・中央区、藤本勇治社長、以下JCN)と(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)の 3 社は 4月 13日(土)、14日(日)の 2日間、東京・渋谷で、多チャネル放送の多彩なコンテンツ訴求やスマートTV等の体験を通して、ケーブルテレビの認知向上を図るイベント「渋デジ!2013~SHIBUYA TV festival」を開催した。会場は、3月16日に地下に移転したことで現在空きスペースとなっている旧東急東横線渋谷駅の跡地「SHIBUYA ekiato(エキアト)」。かつて4本あったプラットフォームに、主催3社のPRブースや、映画、音楽、スポーツ、アニメ等の各専門チャンネルのブース、また、音楽やお笑いライブが行われる特設ステージが設けられ、終日にぎやかなイベントが展開し、多くの来場者でにぎわった。
イッツコムは「渋デジ駅 ブース」を設置し、渋谷駅をイメージしたゲームや、日本デジタル配信(株)と共同でタブレットを活用したケーブルテレビの体験コーナーを設けた他、イッツコムが運営しているプレミアムチケット販売サービス「PONiTS(ポニッツ)」で通常 web限定で゙販売しているグルメやコスメ商品をブース販売した。
JCN と J:COM は、KDDI 協賛による「CATV×au スマートバリューブース」を設置し、多チャンネル放送やインターネット等のサービスを紹介。auスマートフォンの最新機種が並べられ、実際に手に取ってアプリケーションが体験できるタッチ&トライの場や、KDDI がケーブルテレビ向けに開発し、現在JCNで商用サービスを開始している「Smart TV BOX」の展示等では、若者をはじめ多くの来場者が熱心に操作していた。
また、特設ステージでは、若い女性を中心に渋谷で大人気の「Milky Bunny(益若つばさ)」や人気アイドルグループ「スマイレージ」の音楽ライブや、「トータルテンボス」や「ハリセンボン」「ハイキングウォーキング」等によるお笑いライブが行われ、多くの観客が集まった。このイベントの模様は、主催3社がそれぞれ生放送もしくは収録放送。東京のエンタテイメントシティ渋谷から、“ケーブルテレビのある暮らし”の楽しさを発信した。
■宮崎ケーブルテレビ、エアドライブと事業提携し、コミチャンでTwitter連動開始(13.4.10)
宮崎ケーブルテレビ(株)(宮崎・宮崎市、井上敬雄社長)は、エアドライブ(株)(東京・港区、山中勇輔代表取締役CEO)と事業提携し、スパークジャパン(株)(宮崎・宮崎市、岡田憲明社長)の協力により、放送番組とソーシャルメディアを組み合わせた視聴者参加型の新メディアサービスを4月より開始した。
Twitterまとめ構築エンジン「Twimedi」(ツイメディ/開発元(株)AGM)を活用し、視聴者から番組宛に寄せられたツイート(#tegetele)の中から、任意のツイートだけをピックアップして、番組内で表示する。番組公式webサイトでは、放送回ごとに視聴者から番組宛てに寄せられたツイートの一覧を「まとめ」として1枚のwebページとして保存し、過去のアーカイブも公開し、いつでも番組に寄せられたツイートを閲覧可能な状態にする。
番組公式webサイト以外では、宮崎県内の放送局としては初めて「YouTube公式チャンネル」を開設し、番組の一部アーカイブ映像を公開。インターネット上で視聴できるようにしたほか、番組公式Facebookページも立ち上げ、番組サイトやYouTubeとの相互連携を実施する。
■アトス、尾道ケーブルと協力し、絵本『ハローキティのたのしい尾道めぐり』を出版(13.4.10)
(株)アトス・インターナショナル(東京・港区、堀口昭典社長)は、尾道ケーブルテレビ(株)(広島・尾道市、福間伸二社長)の協力を受け、地域コンテンツ開発事業として、(株)サンリオの人気キャラクター、ハローキティが尾道を旅する地域案内型の絵本『ハローキティのたのしい尾道めぐり~チャーミーキティといっしょ~』を出版した。
今回の絵本では、ストーリー部分の創作と監修を尾道ケーブルが担当。旅行者に尾道市全体への旅行、リピート訪問の喚起を狙う物語を作り上げている。尾道ケーブルは、尾道市内の書店・商店街・ホテル等で販売する。 アトスでは、今後全国各地のケーブル局や企業と協業し、各地のテーマや実情に基づいた内容で、地域の活性化や新しいコミュニケーションツールとして、ハローキティの地域案内型の絵本をシリーズ化していく方針だ。価格は1,000円(税抜き)。
■JC-HITS、字幕放送に対応。5月1日から7チャンネルで字幕放送開始(13.4.9)
ジャパン ケーブルキャスト(株)(東京・千代田区、田中慶彦社長)は、5月1日からケーブルテレビ局向けデジタル多チャンネル配信サービス「JC-HITS」のHDチャンネルで字幕放送を開始する。
字幕放送開始となるのは、「アニマックスHD」「衛星劇場HD」「MTV HD」「キッズステーションHD」「釣りビジョンHD」「日本映画専門チャンネルHD」「時代劇専門チャンネルHD」。
■プラットイーズ、福岡と大阪で出張フォーラムを開催(13.4.5)
(株)プラットイーズ(東京・渋谷区、和田かおり社長)は4月15日に福岡、4月23日に大阪で出張フォーラムを開催する。
フォーラムは放送局および番組供給事業者を対象に、マルチスクリーンをテーマに、ジャンル別アプリと連携技術を紹介する。
またデジタルメディアコンサルタントの江口靖二氏を招き、「NAB2013」の速報とマルチスクリーンの最新事情に関しての特別セミナーも実施する。
■J:COM、エイブルと連携し無料ネットマンションを本格展開(13.4.4)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は、(株)エイブル(東京・港区、梁瀬泰孝社長)と提携し、無料インターネットマンションを本格展開する。
無料インターネットマンションの取り組みは、エイブルが管理する賃貸マンションやアパートに、J:COMがインターネットサービス「J:COM NET 160Mコース(Wi-Fiタイプ)」を提供するというもの。入居者は無料でワイヤレスインターネットサービスを利用できるようになる。
両社は3月中より、全国のJ:COMエリアで物件オーナー向けにサービス説明を開始。4月より本格展開を開始する。
■ジャパンケーブルキャスト、『JCC 三人娘が行く!』放送開始。ケーブル局とのコラボで全国へ地域情報発信(13.4.2)
ジャパン ケーブルキャスト(株)(東京・千代田区、田中慶彦社長)は、4月から『JCC 三人娘が行く!』の放送を開始した。
同社の女性社員がレポーターとして、全国のケーブルテレビ局おススメのスポットを訪ねてレポートする。その模様を、全国のケーブル局のコミュニティチャンネル、同社運営の「チャンネル700」や地域動画サイト「街ログ」、月刊ニューメディア等で発信。クロスメディア展開で地域情報の発信を全国に発信し、ケーブル局の地域社会への貢献に協力していく。コミチャンで放送を通じて全国で発信するメリットを活かし、同番組のナショナルクライアン獲得を狙う。なお、取材協力したケーブル局、または配信を希望するケーブル局には、他のケーブル局が制作した同番組の素材を毎月1本提供する。
■アニマックス、アニソングランプリの応募受付け開始(13.4.1)
アニメ専門チャンネル「アニマックス」((株)アニマックスブロードキャスト・ジャパン、東京・港区、滝山正夫社長)は、4月8日から、「アニマックス 第7回全日本アニソングランプリ supported by ひかりTV(以下アニソングランプリ)」の出場者の募集受付けを開始する。
アニソングランプリは、「アニソン歌ってプロデュー!」を合言葉に07年からアニマックスが実施するアニソン限定のオーディション。グランプリ受賞者は、新作アニメ主題歌でのプロデビューが約束されており、昨年の大会では1万171組の応募が寄せられるなど、現在、国内最大規模のアニソンオーディションになっている。なお、昨年グランプリに選ばれた岡本菜摘さん(19歳)は、今年放送開始の新作アニメの主題歌でプロデビューする。第7回大会のグランプリ受賞者も14年の新作アニメの主題歌でのプロデビューが待っている。
今年から、郵送、携帯電話、PC、カラオケボックスなどでの応募に加えて、「スマホ専用アプリ」でも応募可能なった。また、この専用アプリでは、予選大会と決勝大会のライブ映像を配信する。
応募期間は4月8日~5月31日まで。書類審査後に、予備予選が6月下旬~7月上旬にかけて札幌・東京・大阪・福岡の4都市で行われ、その後、同地区にて7月下旬から八月上旬にかけて地方予選を開催。そこで勝ち抜いた参加者は9月29日に東京で行われる決勝大会に進出することができる。
応募に関する問い合わせは下記の通り。
アニマックス全日本アニソングランプリ事務局 電話番号03-5351-9406 (受付時間:10時~18時)
■「J-anpi~安否情報まとめて検索~」、新たに自治体や大学等との連携開始(13.4.1)
日本電信電話(株)(NTT)、NTTレゾナント(株)、NHKの3社は4月1日、安否情報を一括検索できる共同サイト「J-anpi~安否情報まとめて検索~」において、自治体や大学、商工会議所との連携を開始することを発表した。東京都、千葉県千葉市、兵庫県猪名川町、静岡県立大学、名古屋商工会議所が新たに加わる。
J-anpiは、東日本大震災での教訓を踏まえ、12年10月1日に共同で立ち上げられたもの。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコムといった通信キャリアが用意する災害伝言板の情報と、大規模災害時にNHKや日本郵便などが収集した安否に関する情報の一括検索に対応していた。昨年10 月のスタート時点では、10 社12 種類の情報が一括で検索可能となっていた。
■日本CATV技術協会、第2級CATV技術者資格の公衆試験日発表(13.4.1)
(一社)日本CATV技術協会(東京・新宿区、阿部秀人理事長)では、13年第2級CATV技術者資格の講習試験日程を発表した。各地で7月から開催し、2日間の講習(技術科目と法規科目)と同日に実施される試験に合格すると資格を得ることができる。5月7日から受験申込の受付を開始する。
CATV技術者資格とは、同協会が実施する資格制度で、ケーブルテレビ関係で広く認められた資格。料金は3万3,810円(講習・テキスト代・税込)。5月7~31日まで募集を受け付ける。日本CATV技術協会ホームページから申し込み可能。
講習と試験日は下記の通り。
東京A:7月27~28日、東京B: 8月1~2日、名古屋:7月17~18日、大阪:7月18~19日、広島:7月24~25日、高松:7月23日~24日、福岡:7月25~26日、仙台:8月5~6日、札幌:8月7~8日。
また、同協会では、第2級有線テレビジョン放送技術者資格所有者、第2級CATV技術者資格に移行可能で、その申請も受け付け中。
試験および移行に関する問い合わせは、日本CATV技術協会(http://www.catv.or.jp/)まで。資格制度専用電話:03-5155-6282 (平日9:30~17:00)
13年3月配信ニュース
■中海テレビ放送、SCNのコミネットマルチ画面ソリューションを朝の生放送番組で活用し、放送開始(13.3.29)
(株)中海テレビ放送(鳥取・米子市、秦野一憲社長)は、(株)サテライトコミュニケーションズネットワーク(鳥取・米子市、高橋孝之社長)のコミネットマルチ画面ソリューションを採用し、4月1日からコミュニティチャンネル(111ch)で情報カメラを活用した朝の情報番組『モーニングスタジオ』の生放送を開始した。
『モーニングスタジオ』は、鳥取県西部のニュース映像や当日のイベント情報、天気、交通情報や街の様子を伝える番組で、7時から8時30分まで1時間30分生放送する。番組では、電話インタビュー、15カ所の情報カメラを使い変化する朝の様子をライブで伝える。
今回採用したコミネットマルチ画面ソリューションは、最大32入力の映像と静止画像、天気アイコン、文字スーパー、時刻、背景画像などのコンテンツを複合的にレイアウトし、1度の操作で切替え・表示することができるシステム。コンテンツは、緊急情報、天気情報、道路情報、鉄道情報、占いなどさまざまなコンテンツを配信・表示することが可能。SCNの静止画作成代行サービス、運用監視サービスと組み合わせて、スタッフの負担なく、ギャザリングした地域情報を放送することができるようになる。
■CNCIのひまわりネットワークがケーブルテレビ可児を子会社化(13.3.29)
(株)コミュニティネットワークセンター(愛知・名古屋市、大石菊弘社長、以下CNCI)は、グループ局のひまわりネットワーク(株)(愛知・豊田氏、多和田博社長、以下ひまわり)が(株)ケーブルテレビ可児(岐阜・可児市、小池準之典社長、以下CTK)を子会社化したことを発表した。
ひまわりは、CTKの株主であるめぐみの農業協同組合と可児市等との間で締結した株式譲渡契約に基づき、発行済み株式の2/3にあたる1万1,080 株を3月29日に取得。CTK はひまわりの子会社となった。これにより、CNCI グループ傘下のケーブルテレビ局は、10社となった。
CTKは可児市および御嵩町をサービスエリアとし、ケーブルテレビ接続世帯数は2万6,000世帯、多チャンネル加入世帯数は1万4,000世帯、インターネット加入世帯数は8,000世帯、ケーブルプラス電話は7,000世帯となっている。
■スカパーJSATと富士通、「きずな」を使って高速ファイル伝送実験とウルトラ低遅延の伝送実験実施(13.3.28)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)と富士通(株)(東京・港区、山本正己社長)は、スカパーJSATが推進する超高速インターネット衛星「きずな」(WINS)の社会化実験に富士通が参画し、2月12、13日に実験を行なったことを発表した。
今回行なった実験は、高速ファイル伝送実験と「IP-9610」によるウルトラ低遅延(1080p 10bit 422)の2つ。きずなを介して、SNET群馬通信センターにおいて実験を実施した。
高速ファイル伝送実験では、富士通が開発した Interstage Information Integrator V10のデータ転送方式が衛星通信において使用可能であることを確認された。「IP-9610」によるウルトラ低遅延の伝送実験では、富士通の製品「IP-9610」「IP-900」が衛星通信においても使用可能であるかを確認するもの。「IP-9610」「IP-900」は、高効率映像符号化技術「H.264」を採用したリアルタイム映像伝送装置。アナログカメラの映像(SD)からHDまで、さまざまな映像と音声をリアルタイムに圧縮し、IPネットワークで配信する。伝送遅延の大きい衛星通信でも使用可能であることが確認された。
■プラットイーズ、「エラベラー」iPad版をリリース(13.3.27)
(株)プラットイーズ(東京・渋谷区、和田かおり社長)は、おすすめ番組情報アプリ「エラベラー」のiPad版をAppStoreにリリースした。
同アプリは多チャンネルの魅力を伝え、有料視聴サービス未加入者の加入促進を目的としたアプリ。おススメ番組紹介やチャンネル紹介、視聴方法紹介、番組検索といった機能を有している。現在はiPadおよびAndroidタブレットで利用可能。今後はiPhoneやAndroidスマートフォンにも対応していく予定。
■ケイ・オプティコム、「eo光スティックレンタルサービス」提供を決定(13.3.26)
(株)ケイ・オプティコム(大阪・大阪市、藤野隆雄社長)は、2013年度上期中に「eo光スティックレンタルサービス」を提供開始すると発表した。
同サービスはスティック型の端末をテレビに刺すだけで、「TSUTAYA TV for eo」の約4万タイトルの映画やドラマを楽しめるようになるもの。スマートフォンやタブレット端末からのリモコン操作も可能となる。
■ウェザーニューズ、アプリ「地震津波の会」iPhone版をリリース(13.3.26)
(株)ウェザーニューズ(東京・港区、草開千仁社長)は、地震や津波の発生時に必ず迅速に情報を届けるコミュニティアプリ「地震津波の会」のiPhone版をリリースした。
同アプリは有料会員向けコミュニティアプリで、緊急地震速報の通知機能や地震情報、津波情報、津波レーダー情報などを提供。いざという時に役立つように、定期的に接続テストや動作確認を行い、フィードバックをもとに適切なサーバーの増強を行なっていく。
■NHK、スーパーハイビジョンによるショートムービーを制作(13.3.25)
NHK(東京・渋谷区、松本正之会長)は、スーパーハイビジョン(8K)撮影のショートムービー『美人の多い料理店 Beauties A La Carte』を制作した。スーパーハイビジョンによるショートムービー(ドラマコンテンツ)の制作は世界初。
同作品は『デトロイト・メタル・シティ』の李闘士が監督。原案/脚本慣習を小山薫堂が務めている。出演は中井貴一、大島蓉子、香椎由宇、箕輪はるか(ハリセンボン)ら。
NHKでは5月にカンヌ国際映画祭に合わせて上映会を開催する予定。
■フジと伊藤忠共同設立したFIM、4月から音楽権利ビジネスとテレビ通販事業を開始(13.3.22)
(株)フジ・メディア・ ホールディングス(東京・港区、豊田皓社長、以下FMH)と伊藤忠商事(株)(東京・港区、岡藤正広社長、以下伊藤忠)は、12年11月に共同で設立した「エフ・アイ・メディア企画株式会社(以下FIM)」を通じ、アジア各国におけるテレビ番組を核とした新規事業構想である「アジア・メディア・ネットワーク構想」の事業化調査を共同で行っていくことに合意した。まずは共同事業展開の第1ステップとして、「音楽権利ビジネス」と「テレビ通販事業」の2分野で番組制作を行い、4カ国(台湾、韓国、タイ、インドネシア)の5つのメディアグループやテレビ局と業務提携を結び、4月から日本のフジテレビを含めた各国での放送を開始する予定。
音楽権利ビジネスでは、日本、台湾、韓国、インドネシアでの展開で、アジアのアーティストたちのオリジナル楽曲をプロデュースする番組を制作し、各国の地上波局や音楽専門チャンネルで放送。番組から生まれた楽曲の音楽出版権によるビジネス展開を見込む。テレビ通販事業は、日本、台湾、タイでの展開で、各国の文化・言語に対応したオリジナルのショッピング番組を制作し、日本ではフジテレビ、アジア各国ではショッピング専門チャンネルで放送する。またこれらの事業において、独自のwebサイトを構築し、SNSを活用したコミュニティの形成やネット経由での商品販売等も行なっていく。
番組制作は日本側で担当し(フジテレビ湾岸スタジオにて収録)、あらかじめ出演者や音楽の著作権処理を行なった上で、各国の放送に備える。FIMの資本金は、4,000万円で両社50%ずつ出資。
■日本CATV技術協会総会開催。4月1日に一般社団法人へ移行(12.3.21)
社団法人日本CATV技術協会(東京・新宿区、阿部秀人理事長) は3月21日、東京・千代田区の東海大学校友会館にて、第46回通常総会を開催した。
はじめに阿部理事長が挨拶し、地デジ化後の状況について触れ、「放送・通信入り乱れての大競争時代に突入した。4K、8K、ハイブリッド放送等々、ケーブルテレビ業界として、次なるステップに踏み出す必要がある。業界を挙げて、閉塞感の打破へ向かう時」と語った。総会では、事務局より第1号議案から第3号議案まで説明され、全て承認された。各議案のテーマは次の通り。
<第1号議案:平成25年度事業計画(案) >
2011年にスタートした「CATV技術者資格制度」や、昨年発足した「CATV技術資格者ポイント制度」等、ニューデジタル時代に必要なケーブルテレビ業界の技術力向上とCATV技術資格者の活躍の場の拡大を目指す。また、今年4月1日から一般社団法人への移行を踏まえ、さらなる本部支部の連携・組織強化、ガバナンス強化を図る。
これらを踏まえ、(1)ケーブルテレビ技術に関する標準化の推進、(2)新技術等についての調査研究、(3)新資格制度の定着とCATV技術者の裾野拡大、(4)技術者の技術力向上と新技術セミナー等の開催、(5)届出指導事業の推進、(6)受託調査の推進、(7)ケーブルテレビ産業の発展に向けた活動の推進(「ケーブルテレビ技術ショー2013」7月30~31日、東京国際フォーラムで開催等)、(8)組織強化と協会運営の充実、を事業計画とする。
<第2号議案:平成25年度収支予算(案) >
<第3号議案:役員の選任>
辞任役員(敬称略):理事・佐藤一雄((株)ユアテック)、金田英郎(一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟)
新任役員(敬称略):理事・小田達夫((株)ユアテック)、和食暁(一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟)
■チューリップテレビ、データ放送で地域情報配信「まいぷれ×6ch」を4月中旬から開始へ(13.3.21)
(株)チューリップテレビ(富山・高岡市、島倉正社長) は、地域情報サイト「まいぷれ」を運営する(株)フューチャーリンクネットワーク(千葉・船橋市、石井丈晴代表取締役、以下 FLN)と連携し、4月中旬から地上デジタル放送のデータ放送で地域情報の配信事業「まいぷれ×6ch」(まいぷれ6チャンネル)を開始する。
「まいぷれ×6ch」のデータ放送は、(株)メディアキャスト (東京・渋谷区、杉本孝浩代表取締役)が開発した統合型データ放送システム「DataCaster M3」より送出され、「まいぷれ×6ch」のデータ放送部分のプログラム開発も同社が担当。
「まいぷれ×6ch」は、地上デジタル放送対応受信機のリモコンのdボタンを押すことで、データ放送のエリア選択機能を活用して、視聴者の生活圏ごとにイベント情報や店のセール情報などの地域の生活情報を提供するサービス。地域情報サイト「まいぷれ」の最新情報8件をデータ放送で配信し、さらに受信機にインターネット回線(LAN端子など)を接続することで、提供している全ての情報の詳細が地上デジタル対応受信機で視聴できる。
地上デジタル放送のデータ放送を活用した「まいぷれ」の地域情報の配信は、全国の系列局としては初めての事例で、全国の放送局の中では3例目。
FLNは、富山県内において「まいぷれ黒部・朝日・入善」「まいぷれ魚津市」「まいぷれ滑川・上市・立山」を展開中であり、「まいぷれ富山市」、「まいぷれ高岡市」が近日中のオープンを予定している。
■エイベックス通信放送、「dビデオ powered by BeeTV」が400万会員を突破(13.3.19)
エイベックス通信放送(株)(東京・港区、千葉龍平社長)が運営するNTTドコモスマートフォン向け定額動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」(以下dビデオ)が3月15日、会員数400万人を突破した。
dビデオはNTTドコモが2011年11月18日より提供開始。月額525円(税込)で映画やドラマ、アニメ、音楽、BeeTVオリジナルコンテンツなど約7,000タイトル・5万7,000コンテンツが見放題となる。サービス開始から約1年3カ月で400万会員を達成した。
dビデオは3月1日より、NTTドコモが発売したテレビ向け映像配信端末「dstick」に対応。さらに3月下旬にはNTTドコモが発売するWi-Fi専用タブレット端末「dtab」にも対応を予定している。
■イッツコムとJCNとJ:COM、「渋デジ!2013」を開催(13.3.18)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長)、ジャパンケーブルネット(株)(東京・中央区、藤本勇治社長)、(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長)は4月13・14日の2日間、東急東横線渋谷駅跡「SHIBUYA ekiato」にて、「渋デジ!2013~SHIBUYA TV festival」を開催する。
同イベントは、コンテンツ訴求を通じてテレビの視聴促進とケーブルテレビの認知向上を図るもの。主催各社の特設ブースやチャンネル各社のブースを展開するほか、音楽ライブやグリーティングも実施する。
すでに「キデイランド 特別ショップ@渋デジ!featuring ディズニー・チャンネル キャラクターズ」「USAVICH 渋デジ!スペシャルブース powered by MTV」のブースや、「Milky Bunny(益若つばさ) special LIVE by MUSIC ON! TV(エムオン!)」「ヒナタカコ special LIVE by スペースシャワーTV」「Le Velvets(ル ヴェルヴェッツ) special LIVE presented by QVC」のステージイベントが発表されている。
■WOWOW和崎社長、定例会見で「3月は加入の大幅増を目指したい」(13.3.14)
「WOWOW」((株)WOWOW、東京・港区、和崎信哉社長)は3月14日、WOWOW本社にて定例会見を開催した。
会見の中で和崎社長は、この10年間の2月の加入件数について触れ「これまで2月はつねにマイナスであったが、この3、4年、3ch展開以降、そのマイナス幅が下がってきている。3月は大幅増を目指していきたい」と話した。また、昨今のテレビ視聴が変化していることについて「世帯視聴からパーソナル視聴へ変化」してきているとし、今後は、より個人レベルの顧客と向き合っていくことを念頭に「加入者ではない人たちとのコミュニケーションの場を作っていきたい」と意気込みを語った。さらには、「現在、準備中でまもなく発表できるだろう」として、ドラマとゲームを組み合わせた新しい展開を準備していることを報告。WOWOWのさらなるステップアップに期待が寄せられる会見となった。
■アクトビラでDMM.comがテレビサービスを本格展開(13.3.11)
(株)DMM.com(東京・渋谷区、松栄立也社長、以下DMM)は、デジタルテレビ向け映像配信サービス「アクトビラ」((株)アクトビラ、東京・港区、香西卓社長)で展開中のDMM会員向けサービス「DMM.com for アクトビラ マイチャンネル」の提供ジャンルを3月12日より大幅拡大し、マルチスクリーンサービスを本格スタートする。
同サービスではDMMがPCやスマートフォン向けに提供している映像コンテンツを、テレビでも視聴できるようになる。DMMで販売されているテレビ視聴対象のビデオ作品が、アクトビラ ビデオ・フル対応のテレビで視聴できる。作品ジャンルは映画/ドラマ、バラエティ、アイドル/グラビア、アニメ、格闘技、ミュージックなどとなっている。
■食の総合コンテンツ・メディアカンパニー「IMAGICA FTV」が設立(13.3.11)
(株)IMAGICA FTV(東京・港区、山本雅史社長)が3月1日、設立された。事業開始日は4月1日。資本金は1億円で(株)IMAGICA TVの100%出資となる。
IMAGICA FTVでは食専門チャンネル「食と旅のフーディーズTV」を運営・放送するほか、(株)マッシヴメディアネットワークからの事業譲渡により、レシピのソーシャルブログサービス「タベラッテ」を事業統合する。これにより国内唯一の放送とネットを融合させた食の総合コンテンツ・メディアカンパニーとなる。
■BNMUX、RFoGシステムを提供開始(13.3.11)
(株)ブロードネットマックス(東京・港区、新宮壽人社長、以下BNMUX)は、RFoGシステムの提供を開始した。
RFoGはRF信号を光ファイバーで伝送するシステム。FTTH上でもDOCSISの運用が可能で、HFCで使用していたセンター設備や宅内端末などの既存設備をそのまま活用しながら、伝送路をFTTH化することができる。
BNMUXではセンター設備として2.6GHz対応光送信ユニット「BN8200C-T2G6」、上り光受信ユニット「BN8200C-4R100」、加入者宅設置端末としてR-ONU「BNX1230SN」を用意。また集合住宅への設置に特化した棟内ノード「BNX1310SN」もラインアップしている。
BNMUXのRFoGシステムは東京ケーブルネットワーク(株)におけるFTTH化実証実験用に採用された。
■スカパー、4K映像ライブ伝送実験を実施(13.3.9)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長、以下スカパー)は、衛星を使用したJリーグ生中継の4K映像伝送実験を実施した。
実験は味の素スタジアム(東京・調布市)で行われているJリーグの試合の4Kライブ映像を、JCSAT‐5Aの衛星回線を使用してお台場メディアージュ(東京・港区)に伝送し、パブリックビューイング上映するもの。4K映像伝送実験は2012年10月20日に続き2回目。
今回の実験ではカメラを5台から7台へと増やし、4Kスーパースローカメラも導入するなどし、より本格的なサッカー中継が行われた。伝送は4K映像をフルHD映像4画面として出力した上でエンコードし送出する形式。映像コーデックはH.264 MPEG‐4 AVC、回線容量は約120Mbpsとなっている。
■NTTぷらら、「fukushima さくらプロジェクト」に協賛。オリジナル番組を制作・配信(13.3.8)
(株)NTTぷらら(東京・豊島区、板東浩二社長)は、「fukushima さくらプロジェクト」に協賛し、福島・東北を応援する広報活動等に参加する。その活動一環として、東北の魅力をアピールしたオリジナル番組を制作し、「ひかりTV」で全国に配信する
「fukushima さくらプロジェクト」とは、森林総合研究所が開発した新種の桜「はるか」を福島県から全国各地に届けることを柱として、福島・東北を応援するための広報活動等を行うプロジェクト。「はるか」をシンボルに、プロジェクト参加企業がそれぞれの取り組みを通して、多くの人々に行動を促していくもの。
「ひかりTV」では、オリジナル番組を制作し、VODの見放題作品として4月から順次提供する。番組は全9話からなる紀行番組で、東北各地の映像とともに、歴史や観光名所、グルメ、伝統工芸などを紹介する。
■JCNの防災行政無線に関するプラットフォームを春日部市が導入(13.3.8)
ジャパンケーブルネット(株)(東京・中央区、藤本勇治社長、以下JCN)は、2012年6月から、災害時に自治体が住民向けに音声で放送する防災行政無線の情報をJCNのコミュニティチャンネルのデータ放送で表示できるプラットフォームを自治体向けに無料で提供しているが、3月から埼玉県春日部市が同プラットフォームを導入した。これで1都3県の23自治体がコミチャンのデータ放送で防災行政無線の文字情報表示を開始したことになる。
■Hulu、アミューズソフト、バンダイビジュアルとコンテンツ提携。邦画やドラマ、韓流&華流作品を配信(13.3.6)
フールージャパンLLC(東京・港区、バディ・マリーニ マネージング・ディレクター、以下Hulu)は、アミューズソフトエンタテインメント(株)およびバンダイビジュアル(株)とコンテンツ・パートナーシップを提携した。これにより、3月7日から順次、2社の映画やドラマをオンライン動画配信サービス「Hulu」 で配信を開始する。
日本映画では、『誰も知らない』『歩いても 歩いても』『ディア・ドクター』『ゆれる』『僕の彼女はサイボーグ』、ドラマでは『キューティーハニー THE LIVE』『ホーリーランド』が、韓国映画『誰にでも秘密がある』、台湾ドラマ『晴れのちボクらは恋をする~幸福最晴天~』など、日本と韓国や香港などアジア圏の映画やドラマ約40 タイトルが配信される。
■J:COMとアスミック・エース、そごう横浜店で映画『舟を編む』連動企画を実施(13.3.4)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)と傘下のアスミック・エース(株)(東京・千代田区、宮田昌紀社長)は、3月12日~4月9日、そごう横浜店にて「映画『舟を編む』×そごう横浜店 スペシャルプログラム Supported by J:COM」を実施する。
同企画は4月2日公開の映画『船を編む』と連動したもの。『舟を編む』をモチーフにした売り場連動イベント「新生活 こだわり辞書」と特別試写会を行う。
「新生活 こだわり辞書」では、そごう横浜店のバイヤーが選んだ新生活におすすめの商品50点を、映画にちなんで辞書風に紹介。また『舟を編む』の撮影で実際に使われた小道具やパネルも展示される。
特別試写会は4月2日に、J:COM加入者とミレニアムカードセゾン会員を招待して開催。映画『船を編む』試写のほか、スペシャルゲストの登場も予定している。
■イッツコム、特別番組『渋谷、つながる。~相互直通運転スタート~』を生放送(13.3.4)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)は3月16日、同日からの東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転スタートを記念して、特別番組『渋谷、つながる。~相互直通運転スタート~』を生放送する。
番組では相互直通運転の概要や、渋谷の変遷、沿線のおすすめスポット紹介、各鉄道会社へのインタビューなどを放送する。また特別ゲストとして渋谷区長も出演し、相互直通運転への期待感や今後の渋谷の街づくりについて語る。
『渋谷、つながる。~相互直通運転スタート~』はイッツコムをキーステーションに、横浜ケーブルビジョン、YOUテレビ、ケーブルテレビ品川のコミチャンでも同時放送される。視聴可能世帯数は約122万世帯となる。
■アトスグループ、デジタルプラネットよりMJTVを譲受。音楽3ch体制へ(13.3.1)
(株)アトス・インターナショナル(東京・港区、城水千明代表取締役)は、(株)デジタルプラネット衛星放送(大阪・大阪市、守石一惣社長)が運営する音楽専門チャンネル「Music Japan TV(略称MJTV)」を4月1日付で譲渡されることとなった。
これによりアトスグループは、現在放送している洋楽中心の「ミュージック・エア」と「ミュージック・グラフィティTV」、邦楽・J-POP中心の「Music Japan TV」の音楽3チャンネル体制となる。より一層幅広い音楽ファンを対象にした事業展開を図ることを目指している。
■ムービープラスと吉本興業とJ:COM、J:COM Wonder Studioで「沖縄国際映画祭」関連イベントを実施(13.3.1)
映画専門チャンネル「ムービープラス」(ジュピターエンタテインメント(株)、東京・千代田区、宮田昌紀社長)、吉本興業(株)(大阪・大阪市、大崎洋社長)、(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長)は、3月1日~30日に、「J:COM Wonder Studio」にて「ムービープラス presents 沖縄国際映画祭 @J:COM Wonder Studio」を開催する。
同イベントは「第5回沖縄国際映画祭」のプログラムの1つで、その土地ならではの映画を制作し情報発信を行う「地域発信型プロジェクト/地域発信型映画」の趣旨に賛同し映画祭に特別協賛するムービープラスが、他2社と協力して行うもの。地域発信型プロジェクトで制作された映画をJ:COM Wonder Studioで上映するほか、沖縄国際映画祭のイメージ画像をバックに記念撮影ができるコーナーも設ける。
またJ:COMのコミュニティチャンネルで放送中の情報番組『つながるGO!GO!』に沖縄国際映画祭のアンバサダーを務める吉本興業の芸人5組が、3月中毎週金曜日に出演する。
その他ムービープラスでは、映画祭のスローガン「Laugh & Peace」をコンセプトに5作品を特別編成する。映画祭の魅力を伝える5分の特別番組『We LOVE 沖縄国際映画祭』も制作・放送する。
13年2月配信ニュース
■NTTドコモ、屋外での上り最大約10Gbpsのパケット信号伝送に世界で初めて成功(13.2.27)
(株) エヌ・ティ・ティ・ドコモ(東京・港区、加藤薫社長、以下NTTドコモ)は国立大学法人東京工業大学と共同で、屋外移動通信環境下での伝送実験を12年12月11日に行い、上り最大約10Gbpsのパケット信号伝送に世界で初めて成功したことを発表した。
今回の実験は、これまで移動通信システムでは電波の直進性が強いため利用が難しいとされていた5GHz帯以上の高い周波数帯を用い、10Gbpsを超える高い伝送速度の実現を目的に実施したもので、沖縄県石垣市浜崎町地区で、平均時速約9kmで移動している移動局装置から11GHz帯において400MHzの帯域幅でMIMO空間多重技術を使って信号を送信し、基地局装置で受信。基地局装置で受信した信号の復号処理を行なった結果、最大約10Gbpsのパケット信号伝送に成功したことが確認できた。
■伊藤忠ケーブルシステムら提案のシステムが、那覇市ICT利活用事業「Wi-Fi化計画」に採用(13.2.27)
那覇市が推進する、国際通りを中心とした那覇市ICT 利活用モデル事業「WiFi 化計画」で、伊藤忠ケーブルシステム(株)(東京・品川区、直田 宏社長)をはじめとした企業コンソーシアムが提案するRuckus Wireless 社製公衆無線LAN システム「Ruckus Wireless ZoneFlex シリーズ」が採用されることになった。
同プロジェクトは、那覇市推進の下、市内主要観光スポットでの無料公衆無線LAN サービスの提供および国際通りと周辺商店街を対象とした観光客の利便性向上、入域観光客の増加及び街の魅力の向上等についてICT利活用の有効性を検証する事業。
伊藤忠ケーブルシステムを含む6 社企業(主契約社は沖縄インターマップ(株))のコンソーシアムは、沖縄ケーブルネットワーク(株)の伝送路を活用したネットワーク構成、公衆無線LAN システム、および地元企業との連携による広告宣伝、プロモーション、AR(拡張現実)を用いたポータルコンテンツの総合提案を行い、今回採用が決定した。
同プロジェクトで採用された伊藤忠ケーブルシステム提供のRuckus Wireless 社製公衆無線LAN システム「ZoneFlex」シリーズは、特許技術であるビームフォーミングアンテナにより、繋がりやすく電波干渉にも強いWi-Fi 環境を実現し、ケーブルテレビの伝送路との親和性も高い。今後、国際通りを中心に100 カ所以上アクセスポイントを設置する予定となっている。
■シンクレイヤ、独自の新FTTHシステムR-PONによる光切替器と光モニターの出荷開始(13.2.25)
シンクレイヤ(株)(愛知・名古屋市、山口正裕社長)は、独自の新FTTHシステムに使用する光切替器「SFH-7002S-E」と光モニター「SFH-7001MC-E」の出荷を開始した。
従来のFTTHシステムはPDS(パッシブ ダブル スター)方式のため、ネットワークの冗長化ができず、断線等の障害が発生した場合、断線箇所以降のサービス提供できない問題があった。また、新放送法では、有線放送設備の構成機器等に故障等が発生した場合でも継続して業務を提供できるよう、ネットワークの冗長化が必要とされるようになった。
シンクレイヤは、ネットワークの冗長構成を基本とした独自の新FTTHシステム、R-PON(Redundant-PON)を新たに考案。R-PONは、ループ化したファイバーネットワークにパッシブ冗長クロージャを設置し、断線等の障害が発生した場合、メインルートからサブルートへ自動的に切替える方式。
今回出荷開始した光切替器「SFH-7002S-E」と光モニター「SFH-7001MC-E」は、このR-PON方式に使用する機器で、断線等の障害が発生した場合にはセンターに設置した光モニターで感知し、光切替器でメインルートからサブルートへ自動的に切替わる。
■JCN、「JCNスマートテレビ」「JCNテレビ」提供チャンネルを拡充(13.2.21)
ジャパンケーブルネット(株)(東京・中央区、藤本勇治社長、以下JCN)は4月より、「JCNスマートテレビ」「JCNテレビ」両コースの提供チャンネルを拡充する。
BS局「Dlife」を新チャンネルとして追加するほか、「AXNミステリー」「カートゥーン ネットワーク」「スペースシャワーTV」「ジュエリー☆Gem Shopping TV」をHD化する。
対象コースは「JCNスマートテレビ」の「スマートマックス」「スマートマックス with タブレット」、および「JCNテレビ」の「デジマックス」「デジエース」「デジスタ」となっている。
■イッツコム、コミュニティFMでリスナー参加型新番組を放送開始(13.2.21)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)は3月3日より、同社の運営するコミュニティFM局「FMサルース」にてリスナー参加型の新番組『THE BAND LIVE』を放送開始する。
同番組では音楽活動を楽しんでいるミュージシャンを対象に、イッツコム・メディアセンター内の本格的なテレビ収録スタジオを提供し、そこで演奏された楽曲を集中放送するもの。パーソナリティとのトークで音楽活動の紹介や活動予定などもPRできる。音楽のジャンルなどは問わない。参加料は10万5,000円で、メンバーの内2人以上がイッツコムに加入している場合は5万2,500円となる。
また出演ミュージシャンには、プロモーションなどに活用可能なライブ中の映像収録や、その映像のDVD化、イッツコムのコミュニティチャンネルでの放送などのオプションメニューも用意している。
■ジャパン ケーブルキャスト、4月からHD7チャンネル追加(13.2.20)
ジャパン ケーブルキャスト(株)(東京・千代田区、相坂吉郎社長)は、ケーブルテレビ局向けデジタル多チャンネル配信サービス「JC-HITS」で、4月から新たに7つのハイビジョンチャンネルを追加する。
今回のHDチャンネル追加では、HDエンコーダーシステムのバージョンアップを図り、画質を劣化せずに、一部のHD-TSで3チャンネル収容を可能とした。
4月から配信開始となるチャンネルは下記の通り。
テレ朝チャンネル2、日テレプラスHD、TBSチャンネル2 HD、FOX CRIME HD、FOX bs238、FOXムービープレミアムHD、V☆パラダイスHD
■KDDI、テレビでアプリや動画が楽しめるSTB、外出先でテレビが楽しめるSTBを発表(12.2.19)
KDDIと沖縄セルラーは、2月19日、テレビで動画や音楽などが楽しめるスティックタイプの小型セットトップボックス(STB)、「Smart TV Stick」と、録画番組などを外出先でも楽しめるSTB「Remote TV」の販売を2月23日から開始することを発表した。全国のauショップ、au取扱店、auオンラインショップ等で販売する。
Smart TV Stickは、KDDIがスマートフォンやタブレットPC向けに提供していたサービス「ビデオパス」「うたパス」「auスマートパス」などや、YouTubeやニコニコ動画、Google Playで提供されているゲームなどのアプリケーションをテレビ画面でも楽しめるようにするSTB。利用は、テレビとHDMIケーブルで接続。Wi-Fi経由でコンテンツが楽しめる。なお、利用するためには、auIDが必要になる。レジューム機能により、途中までテレビで見ていたコンテンツを、スマートフォンで視聴も可能なほか、スマートフォンをリモコンとしても使用できる。
KDDIがケーブルテレビ局向けに提供しているSTB「Smart TV Box」とは異なり、チューナーは内蔵していない。メモリは4GB。Android4.0搭載で、iOSについては検討中だ。
「Remote TV」は、ブルーレイディスクレコーダーで録画したテレビ番組(地上波・BS/CS放送)を、スマートフォンなどで視聴できるSTB。ブルーレイディスクレコーダーに同製品を接続し、録画番組や放送中のテレビ番組を外出中にスマートフォンやタブレットなどで視聴できる。また、チャンネル操作や録画予約などもできる。利用は、3GやLTEなどのモバイルデータ通信で可能で、通信速度によって自動的に画質を調整し、視聴環境を整える。Smart TV Stickは9,800円(税込)、Remote TVは1万9,800円(税込)。
■NHK、ケーブルテレビにおけるスーパーハイビジョン伝送方式開発、NNSとの共同実験に成功(13.2.19)
NHK は、ケーブルテレビでスーパーハイビジョン(SHV)を配信可能とする伝送方式を開発し、(株)日本ネットワークサービス(山梨・甲府市、以下NNS)と共同で伝送実験に成功した。 SHV はハイビジョンの16 倍の画素数であるため、現在のケーブルテレビの1 チャンネル(6MHz帯域)では伝送容量が不足していた。今回、いくつかの空きチャンネルを用いて、SHV 伝送を実現する複数搬送波伝送方式を新たに開発した。
この複数搬送波伝送方式は、ケーブルテレビ局(送信側)でSHV 信号を分割し、複数のチャンネルで伝送、受信機(受信側)で同期して合成する技術。現行のケーブルテレビ施設の構成を変更することなく、SHV信号を伝送することができる。
今回、実際に山梨県で運用しているケーブルテレビ施設を使用し、複数の空きチャンネルを用いて、圧縮符号化したSHV 信号を伝送できることを確認した。
■キャッチネットワーク、災害時を念頭にインターネットでのFMラジオ配信を開始(13.2.15)
(株)キャッチネットワークと(株)エフエムキャッチ(ともに愛知・刈谷市、川瀬隆介社長)は1月14日より、災害発生時の情報提供を念頭にインターネットによるFMラジオ配信を開始した。
両社はスマートフォン向けの無料アプリ「KATCH&Pitch 災害情報」を開発。同アプリをインストールしたスマートフォンなどで災害情報の閲覧とエフエムキャッチのFM放送をインターネットラジオとして聴取することができる。災害時に限らず通常のFM放送も楽しむことが可能。
■YouTubeが六本木ヒルズ内にスタジオ設備オープン。クリエイターの創作活動と世界進出を支援(13.2.14)
グーグル(株)(東京・港区)は2月15日から、動画サイト「YouTube」において、日本およびアジアのクリエイターの創作活動と世界進出を支援するスタジオ施設「YouTube Space Tokyo」を六本木ヒルズ内にオープンした。
クリエイター支援スタジオは、ロンドン、ロサンゼルスに続き、世界で 3 番目。 YouTube で活躍しているパートナーだけでなく、これから YouTube を活動の場として創作活動を展開していきたいクリエイターを対象に、撮影スタジオ、グリーンスクリーン、レコーディングスタジオ、編集室などの施設と、最先端の映像制作用機器を無料で提供する。なお、システム設計、施工は(株)朋栄(東京・渋谷区)が担当した。
YouTube Spaceを利用するには、YouTubeパートナープログラムへの申し込みが必要。パートナープログラムへ申込み、実際に製作したいものの企画書等を提出する。その後YouTubeスタッフとのスケジュールおよび撮影内容の調整が行われ、利用可能となる。なお、スタジオで制作した動画は YouTube で公開し、全世界に向けて発信する。
■UQ、WiMAXサービスが400万突破を発表(13.2.12)
UQコミュニケーションズ(株)(東京・港区、野坂章雄社長、以下UQ)は12日、UQ WiMAXサービスの累計契約数が2月9日に400万を突破したことを発表した。 WiMAXは昨年7月に300万を突破、約半年で100万増加した。
WiMAXは人口カバー率で約94%まで拡大し、UQは地下鉄・地下街をはじめとする屋内施設や鉄道路線沿線へのエリア展開も急速に進めている。
■イッツコム、特別番組『気仙沼~地元メディアが伝える震災』と『気仙沼~この街で生きる』を放送(13.12.12)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長)は、3月9日からイッツコムチャンネル(地デジ11ch)で、東日本大震災後の地域メディアの活動や、被災地で暮らす人々を特集した特別番組『気仙沼~地元メディアが伝える震災』と『気仙沼~この街で生きる』を放送する。
同番組では、地震と津波で甚大な被害を受けた気仙沼で、被災しながらも情報を発信し続けた地域メディアの当時の活躍と現在および、被災地の現状や気仙沼で暮らす人々の声を伝える。番組制作にあたり、復旧・復興に取り組んでいるケーブルテレビ局 気仙沼ケーブルネットワーク(株)全面協力のもと、昨年11 月から本年2 月の4カ月にわたり現地取材を進めている。
『気仙沼~地元メディアが伝える震災』は、震災直後、情報が寸断された中で独自で収集した被害状況や安否、物資の情報をコミュニティ紙で発信した新聞販売店とその家族をおった。 『気仙沼~この街で生きる』では、愛媛県西予市に避難し、50 回以上にわたり震災の実体験を講演したほか、津波からの避難ルートをたどる防災ウォークラリーの実施に取り組んだ主婦の姿を追った。番組は、3月9 ~11日(21時~22時)ほかで放送される。
■住友商事とKDDI、2月上旬でのJ:COM株のTOBを延期。中国での手続き未了のため(13.2.8)
住友商事(株)とKDDI(株)は、(株)ジュピターテレコムの公開買付を2月上旬までに開始することができなくなったことを発表した。
両社は12年10月24日に「(株)ジュピターテレコムの株券等に対する公開買付けに関するお知らせ」において、KDDIと住友商事とKDDIが同数の議決権を保有することになる会社とが共同で実施する(株)ジュピターテレコムの普通株式および新株予約権の全てを対象とする公開買付けについて、今年2月上旬ころまでには公開買付けを開始することを目指している旨公表。公開買付け実施に向けて、国内外の競争法に基づき必要な手続および対応を進めていたが、「2月8日時点で中国において中国の競争法に基づき必要な手続および対応が完了しなかったことを受けて、2月上旬までに公開買付けを開始することはできなくなった」と発表した。
■宮崎ケーブル、地域情報配信サービス「まいぷれ宮崎」をデータ放送で開始。メディアキャスト等が技術を担当(13.2.8)
宮崎ケーブルテレビ(株)(宮崎・宮崎市、井上敬雄社長、以下 MCN)は、(株)パームス企画(宮崎・宮崎市、大迫三郎代表取締役)と共同で、地域情報配信サービス「まいぷれ宮崎」を1月より、コミュニティチャンネル「宮崎11(イイ)チャンネル」のデータ放送で提供を開始した。
同取組みはケーブルテレビとしてはMCNが初。データ放送技術は(株)メディアキャスト(東京・渋谷区、杉本孝浩代表取締役)が担当し、「まいぷれ」の全国フランチャイズ本部である(株)フューチャーリンクネットワーク(千葉・船橋市、石井丈晴代表取締役、以下 FLN)が運営・技術サポートを担当する。
「まいぷれ(「MY PLACE MY PLEASURE」の略)」は、生活圏の情報を地域住民に届ける地域密着型エリアマーケティング媒体。FLNが2000年3月に千葉県船橋市で地域情報サイト「まいぷれ」を立ち上げ、開発したシステムや運営ノウハウ、ビジネスモデルなどを全国各地の地元企業・団体にフランチャイズ形式で提供し、共同運営を行う。現在、全国156エリアでサイトを展開している。
地域情報配信メディアとして、PCサイトだけではなく、モバイルサイトやデジタルサイネージなど幅広いメディアでの展開実績があり、最近では新しいメディアとしてデジタルテレビのデータ放送を活用した情報配信にも注力している。
MCNでは12年5月からデータ放送を開始しており、行政や防災などの地域情報を配信している。今回の「まいぷれ宮崎」の実施によりさらなる地域情報の充実化とともに、地域の商店や団体などは、テレビのデータ放送でもイベント情報やセール情報などを地域毎に効率的に発信することが可能となる。
今回のMCNの「まいぷれ宮崎」事業展開は、地域貢献と活性化を目指す今後のケーブルテレビにとって、データ放送を使った新たな収益モデルとしても注目されている。
■UQ、WiMAX累計契約数398万超に(13.2.7)
UQコミュニケーションズ(株)(東京・港区、野坂 章雄社長)は、13年1月末の累計契約数を発表した。1月単月で5万5,400の新規を獲得し、累計契約数は398万4,500になった。
■KDDI、KDDI研究所、J:COM、HDと4K、8Kを同時伝送可能な圧縮技術開発。ケーブル網での伝送実験に世界で初めて成功(13.2.6)
KDDI(株)(東京・千代田区、田中孝司社長)、(株)KDDI研究所(埼玉・ふじみ野市、中島康之所長)、(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長)はこのほど、フルハイビジョン、スーパーハイビジョン(4K、8K)の超高精細映像を高圧縮して、同時に伝送することが可能な映像圧縮符号化方式を開発し、ケーブルテレビ網を利用した伝送実験に世界で初めて成功した。これを受けて、3社は会見を開き、実際に映像伝送を披露した。
従来のフルハイビジョンは1チャンネル、スーパーハイビジョンの4Kは2チャンネル、8Kは5チャンネルの帯域が必要だったが、この方式では従来比約1/2となる4チャンネル分の帯域でフルハイビジョン映像と4K映像、8K映像の同時配信が可能となる。
これにより、従来のケーブルインターネット伝送技術を活用して、既存のケーブルテレビサービス(放送・電話・インターネット)へ影響することなくフルハイビジョン、スーパーハイビジョンの超高精細映像を配信することができる。今回の技術開発研究は、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の委託研究「超高精細映像 符号化技術に関する研究開発」の一環として行なったもの。
■アクトビラ、VODサービス「キネマ旬報CHANNEL」を2月5日から独占で開始(13.2.5)
(株)アクトビラ(東京・港区、香西卓社長)は、(株)キネマ旬報DD(東京・港区、清水勝之社長)が新たに手がけるVODサービス「キネマ旬報CHANNEL」を2月5日から独占で開始した。
(株)キネマ旬報社は、名作のVOD配信事業に参入するべく、キネ旬DDを設立、名作・良作映画を厳選した月額見放題サービスをアクトビラで開始する。
キネマ旬報CHANNELでは、ビデオやDVDなどがすでに廃盤になるなどして、鑑賞機会が大幅に減少している作品などについても、あらためてキネ旬DDにて権利取得を行い、VOD配信を行う。劇場がデジタルシネマ化されたことで、鑑賞機会が失われたフィルム作品についても、キネ旬DDでフィルム作品の興行権の取得と作品のデジタル化を行うことで映画作品の再流通化をはかり、アクトビラで配信する。
月額見放題は945円(税込)で初月無料、PPVでの配信も行い、420円で提供する。
■ラボ、2月中旬より「ハイブリッドBox」説明会をJCTA各支部で実施へ(13.2.1)
一般社団法人日本ケーブルラボ(東京・港区、奥村博信理事長、以下JLabs)は2月1日、記者説明会を開催し、次世代STB「ハイブリッドBox」に関する最近の活動状況を次のように発表した。
2012年度第3回認定審査において、申請されていたパナソニック(HDD内蔵BDレコーダー5機種、STB6機種)、シャープ(HDD内蔵BDレコーダー2機種)、パイオニア(STB1機種)の各機器を認定。そのうち、パイオニアのSTBは、JLabs SPEC-023 1.1.1版「ハイブリッドBox」DAEシルバーのカテゴリーで初の認定。これで、「ハイブリッドBox」としては、先のパナソニックのSTBに次いで2機種目となる。
次世代STB用のアプリについては、安心・安全なアプリの配信を確保するため、アプリ検証を行う審査委員会が3月に発足の予定。ラボ運営委員会メンバーの事業者の代表と業界有識者で構成される。また、このアプリを配信する「ケーブルマーケット」の運営事業者として、インフォメーションタスクフォース(株)(東京・中央区、竹内久雄社長)が決定した。
この次世代STB「ハイブリッドBox」の今春本格運用を前に、JLabsでは2月中旬~3月にかけて、(一社)日本ケーブルテレビ連盟(東京・中央区、西條温理事長、以下JCTA)各支部で開催する。ケーブルテレビ事業者に対して、アプリ審査やケーブルマーケットの運営等、「ハイブリッドBox」導入に伴う運用形態について、全国の各支部で詳しく説明していく予定である。
13年1月配信ニュース
■スカパーJSAT、衛星「きずな」でクラウド型コラボレーションシステムの検証実験実施(13.1.31)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)が推進する超高速インターネット衛星「きずな」の実験で、iDeepソリューションズ(株)(東京・港区、中根滋社長兼CEO)が参加し、iDeepのクラウド型コラボレーションシステム「TelOffice」による検証実験を行なった。
「TelOffice」は、複数の拠点からオンラインでコラボレーションを進めることができるシステム。ネットを通じてPC、タブレット端末、スマートフォンなどから場所を選ばずに会議に参加可能で、ビデオ会議、ホワイトボード、資料などをリアルタイムに共有することができる。衛星通信と組み合わせることで、災害避難所の被災状況をリアルタイムに情報共有するツールや、企業のBCP対策ツール、プラントや工事現場などと本部との情報共有ツールとして活用できる。
実験は、きずなの2Mbps双方向回線とPC、タブレット端末を用いて、(1)災害時における対策本部と現地での被災状況の写真や動画などの情報共有、安否確認情報の即時アップデート、(2)建設現場におけるアプリケーション共有機能を用いてのリアルタイム作業確認、(3)遠隔地との打ち合わせにおける本社待機人員による営業支援など、いくつかのシーンを想定して行われた。
■スカパー、ExBirdサービスに「BCP向け新プラン」を追加(13.1.30)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)は、衛星IPネットワークサービス「ExBird」に「BCP向け新プラン」を追加し、2月1日よりプレサービスを提供開始する。
「BCP向け新プラン」は企業のBCP対策にフォーカスしたサービス。音声通話やデータ通信、衛星インターネット接続を利用しやすい料金で提供する。また、拠点間でのファイル共有や掲示板での安否確認などを行える専用ポータルサイト、PCで受信可能な緊急地震速報も併せて利用できる。
■J:COM、12年12月期決算を発表(13.1.29)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長)は、2012年12月期の決算を発表した。連結業績は以下の通り。※( )内は対前期増減率
<2012年12月期 連結業績(12年1月1日~12年12月31日)>
▼営業収益=3,768億3,500万円(+2.1%)▼営業利益=714億1,400万円(+0.5%)▼税金等控除前利益=701億2,300万円▼株主帰属当期純利益=416億2,300万円(+11.7%)、1株当り株主帰属当期純利益=6,052円36銭
■CTY、地域密着ドラマを3月に放送(13.1.28)
(株)シー・ティー・ワイ(三重・四日市市、塩冶憲司社長、以下CTY)は3月1日より、三重郡菰野町を舞台とした「CTYドラマスペシャル」を放送する。
「CTYドラマスペシャル」は、「視聴者の身近な場所がテレビに出てくる」をコンセプトに、地元の風景の中で展開される物語を通して、街の良さを再発見してもらい、地域への関心度向上を目指す番組。今回で12回目の放送となる。
今回は菰野町出身でタレントを目指す主人公が、出身地の取材活動を通して、地元の町で生きていくことを重要さに気づいていく姿を描いている。
今回の作品はAJC-CMSを用いての配信も行われる。
■ケーブル連盟、「2012年度 JCTAトップセミナー」を開催(13.1.24)
一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟(東京・中央区、西條温理事長)は3月7日・8日に大手町サンケイプラザ(東京・千代田区)にて「2012年度 JCTAトップセミナー」を開催する。
今回は「明日のメディアと地域コミュニティについて考える Part2 ~戦略的差別化と勝ち残りの為に」というテーマで開催。1日目には総務省 情報流通行政局長の吉崎正弘氏が基調講演を行うほか、「スマート時代のケーブルテレビ ~臥龍メディアよ、覚醒せよ~」(講師:野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部 上席コンサルタント 北俊一氏)、「更なる付加価値とARPUの向上に向けたMSOの挑戦 ~J:COMの電力一括受電サービスと、JCNスマートテレビサービス」(講師:ジュピターテレコム、ジャパンケーブルネットの担当者)と題した講演も行う。
また2日目には「半径500mシェア100%を目指して!百貨店が届ける地域への愛」(講師:ダイシン百貨店 代表取締役社長 西山敷氏)、「ご近所主義!地域密着の底力!ロイヤルカスタマーを囲い込む究極の顧客サービス」(講師:ヤマグチ 代表取締役社長 山口勉氏)の2講演も開催される。
■スペースシャワーTV、スマートフォン向けサイトで24時間ストリーミング配信開始(13.1.25)
(株)スペースシャワーネットワーク(東京・港区、清水英明社長)が運営する音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」のスマートフォン向けサイト「スペースシャワーモバイル」で、1月25日からオリジナル動画コンテンツの24時間ストリーミング配信サービスを開始した。
スペースシャワーモバイルでは、番組情報、オススメライブ/イベント情報のほか、プレミアム会員(月額315円)になると、アーティストのコラム等のコンテンツも閲覧できる。今回「SWEET LOVE SHOWER 2012アーティスト別特集」や「THE BAWDIES A GO-GO!!」など、スペースシャワーTVの人気番組等がスマートフォン上でも楽しめるようになった。コンテンツは随時追加予定。
■スカイ・A、朝日放送との連携深め、阪神情報を強化(13.1.25)
「スカイ・A sports+」((株)スカイ・エー、大阪・大阪市、美田政志社長)は、今年から朝日放送テレビ・ラジオの阪神タイガース応援キャンペーン『虎バン主義。』に参加する。
同社は、「スカイ・Aは虎バン主義。」と名付け、最新情報をより多く深く放送するため、2月1日に始まる『タイガース春季沖縄キャンプ生中継・猛虎キャンプリポート』を昨年より1日あたり2時間長く放送する。また、今シーズン入団した藤浪投手への密着取材や、高知県・安芸キャンプからも生中継を行い、注目の新人・北條選手のインタビューも予定している。
■ソフトバンク、地デジ・BS/110度CS対応「エリアフリー 録画対応デジタルTVチューナー」販売開始(13.1.23)
ソフトバンクBB(株)(東京・港区、孫 正義社長兼CEO)は、iPhoneやiPadで地上デジタル放送およびBSデジタル放送、110度CSデジタル放送の視聴や録画を自宅だけでなく、無線LANの環境がある外出先でも視聴できる「エリアフリー 録画対応デジタルTVチューナー」((株)ピクセラ製)の販売を、SoftBank SELECTION取扱店およびSoftBank SELECTIONオンラインショップで1月25日から開始した。
「エリアフリー 録画対応デジタルTVチューナー」は、12年7月に発売した「録画対応デジタルTVチューナー」の上位モデルで、iPhoneやiPadでテレビ番組を自宅内でワイヤレス視聴できるだけでなく、外出先でもインターネット経由で視聴することができる。同社直販サイトでの価格は1万9800円。
専用アプリの「エリアフリーTV(StationTVi)」をインストールしたiOS端末を使い、宅内はもちろん、世界中どこでも番組の視聴・録画の再生ができる。iOS端末は無線LANでネットに接続する必要があり、3G/LTE回線では視聴できない。推奨されるネットワーク環境は、上り(チューナー)/下り(iOS端末)ともに1Mbps以上。
■ラボ、「ハイブリッドBOXによるケーブルビジネスを考える」シンポ開催(13.1.23)
一般社団法人日本ケーブルラボ(東京・港区、奥村博信理事長、以下JLabs)は1月23日、都内会場で、第4回「ハイブリッドBOXによるケーブルビジネスを考える」シンポジウムを開催した。
はじめに、JLabs専務理事の松本修一氏が挨拶し、次世代のケーブルテレビ向けセット・トップ・ボックス「ハイブリッドBOX」の仕様JLabs SPEC-023 1.2版について、その申請状況とケーブルサイトの開設およびアプリ検証の受付開始等、最近の活動状況を紹介した。
シンポジウムでは、はじめにJLabs認定グループ長の内藤明彦氏が、「ハイブリッドBOX」の機器認定とアプリケーション審査について説明した。機器認定では、ゴールド、シルバー(DAEシルバー、Androidシルバー)、ブロンズの3段階(計4種)の認定カテゴリーを設定。ただし、2014年4月からは原則ゴールドのみの申請受付とする。またハイブリッドBOX用アプリを提供する「ケーブルサイト」は今春の本運用開始を予定しており、アプリ検証の受付を開始したことを発表。アプリ開発に必要なドキュメントやツールの配布、アプリ開発ベンダー登録やアプリ申請の手順等が説明された。
続いて、ヒューマックスジャパン(株)技術部長の青山泰忠氏、パイオニア(株)ケーブルネットワーク事業部参事の岩瀬宗彦氏と同社営業部営業開発課長の三浦武司氏が、それぞれ開発したJLabs準拠のハイブリッドBOXについて、その機能の特長やDAEアプリ開発環境等について説明した。
最後に、(株)ジュピターテレコム(J:COM)取締役技術部門長の山添亮介氏が講演し、J:COMにおける次世代STBへの取り組みについて、その方針と進捗状況を報告した。J:COMではJLabs SPEC-023が策定された後、メーカーとJ:COMとで役割分担をした上で、ラボ仕様準拠DAEベースのSTB開発をヒューマックス、パイオニアと共に進めてきた。J:COMとしては「操作性の向上、新たな番組視聴スタイル(DLNA対応、スマホやタブレットとの連携、3チューナー搭載等)の提案、J:COMオリジナルのUIやリモコンの開発により、メーカー/ベンダーや機種に依存しない画面表示・操作性を実現する」等、ユーザーの使用感を最優先とする次世代STBとアプリの開発を進めていると説明。実際に加入者に次世代STBの設置を開始するのは今年8月を予定している。
■イッツコム、「ブロードバンドアワード2012」最優秀回線事業者を受賞(13.1.22)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(東京・世田谷区、市来利之社長、以下イッツコム)は、「ブロードバンドアワード2012」において「最優秀回線事業者」(関東)および「サポートの部」(関東)を受賞した。
「ブロードバンドアワード」はRBB TODAY主催のアワード。ブロードバンドのベストサービスをweb投票などによって選出するもの。イッツコムは両賞とも5年連続の受賞となる。
■KDDI、テレビでスマホ向け動画やアプリが楽しめる「Smart TV Stick」提供開始(13.1.15)
KDDI(株)(東京・千代田区、田中孝司社長)と沖縄セルラー(株)は、インターネット上の映像サービスや多彩なAndroidアプリが、家庭のテレビ(Wi-Fi環境とHDMI入力端子が必要)で楽しめるStickタイプの小型STB「Smart TV Stick」を2月中旬以降に提供開始する。
これまでスマートフォン、タブレットおよびPCで視聴していたビデオパス、YouTubeやニコニコ動画などの映像サービスで話題の最新動画はもちろん、うたパスなどの音楽コンテンツ、スマートパスで提供されるゲーム、ショッピング、フィットネスなど、さまざまなコンテンツを、「Smart TV Stick」を使用することによって、テレビの大画面で簡単に楽しむことができる。
また、「Smart TV Stick」はBluetoothを利用した付属専用リモコンや、リモコンアプリをインストールしたスマホやタブレットでゲームなども簡単に操作できる。
■J:COM、12年12月末加入世帯数発表。総加入世帯374万1,200世帯に(13.1.18)
(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は、12年12月末現在の加入世帯数を発表した。
連結ケーブルテレビ子会社(16 社51 局)の総加入世帯数は、前年同月末比3.3%、12 万300 世帯増加し374 万1,200 世帯となった。また、ケーブルテレビ、高速インターネット接続、電話の3 サービス合計提供数(RGU合計)は、前年同月比で6.6%、46 万8,800 増加し757 万7,700。バンドル率は2.03(同1.96)。
ケーブルテレビ加入は311万6,800世帯(同1.4%増)、高速インターネット接続が198万300世帯(同8.8%増)、電話が248万600世帯(同11.9%増)。
■スカパー!、MPEG-2での放送を14年5月31日に終了(13.1.17)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)は、スカパー!プレミアムサービスの放送方式を変更し、MPEG-2による標準画質の放送を14年5月31日で終了することを発表した。
スカパー!は現在、124/128度衛星でのスカパー!プレミアムサービスで、H.264方式によるハイビジョン化を進めている。
MPEG-2での放送終了となるのは、チャンネル番号100番台、200番台、300番台、700番台とCh.900~917まで。ただし、「ベターライフ」(Ch.216)、「セレクトショッピングCh.217」(Ch.217)、「ショップチャンネル」(Ch.220)、「QVC」(Ch.222)は除く。
MPEG-2による標準画質の放送は終了するが、H.264によるHDチャンネルは500番台、600番台、Ch.942~975で継続して放送する(H.264による標準画質含む)。同サービスは、チューナーを交換すれば、従来通り楽しむことができる。
■ハリウッドチャンネル、「ドラMAXアリーナ」ヤマダ電機会員向けサービスを開始(13.1.16)
ハリウッドチャンネル(株)(東京・中央区、橋本太郎社長)は、(株)ヤマダ電機(群馬・高崎市、一宮忠男社長)と業務提携し、ヤマダ電機が運営するPC用オンラインショッピングサイト「ヤマダモール」にて、「ヤマダ ドラMAXアリーナ」を提供開始した。
同サービスはハリウッドチャンネルの提供する映像配信サービス「ドラMAXアリーナ」のヤマダ電機会員向けサービス。ヤマダ電機のIDを保有するユーザーなら誰でも、月額840円(税込)で韓国ドラマや海外ドラマを見放題で楽しめる。PC、スマートフォン、タブレット端末で視聴可能。
■スカパーとNECとNTT Com、防衛省と「Xバンド衛星通信中継機能等の整備・運営事業」契約を締結(13.1.15)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)、日本電気(株)(東京・千代田区、有馬彰社長、以下NEC)、NTTコミュニケーションズ(株)(東京・千代田区、遠藤信博社長、以下NTT Com)は、3社の出資により設立された(株)ディー・エス・エヌ(東京・港区、小山公貴代表取締役、以下DSN)が、防衛省と「Xバンド衛星通信中継機能等の整備・運営事業」に係る事業契約を締結したと発表した。
同事業は、国の次期Xバンド衛星通信システムを整備・運営するPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ:公共施設等の建設・維持管理・運営等を民間の資金や経営能力、技術的能力を活用して行う手法)事業。今回の契約締結により、DSNは2機の通信衛星の製造と打ち上げ、さらに官制設備機器等の地上施設の整備を実施する。15年度~30年度の期間、当該設備の運用・維持管理を行う予定。事業主体はDSNとなり、その傘下においてスカパーJSATが衛星の調達・運用、全般管理等を担当。NECは衛星の製造や局舎以外の地上施設の整備等を行う。NTT Comは局舎以外の地上施設の維持管理等を担当する。また前田建設工業(株)が局舎の整備及び維持管理を行う。
衛星の打ち上げは1号機が15年12月、2号機が17年1月を予定している。
■「第70回ゴールデン・グローブ賞」受賞結果が発表(13.1.14)
「第70回ゴールデン・グローブ賞授賞式」が現地時間1月14日、アメリカ・ロサンゼルスにて開催され、受賞作品が発表された。
「ゴールデン・グローブ賞」は映画とテレビの優れたエンターテイメント作品を表彰するアワード。アカデミー賞の前哨戦としても知られている。
主な受賞作品および受賞者は以下の通り。
<映画の部ドラマ部門>
▼作品賞=『アルゴ』▼男優賞=ダニエル・デイ=ルイス(『リンカーン』)▼女優賞=ジェシカ・チャステイン(『ゼロ・ダーク・サーティ』)
<映画の部ミュージカル・コメディ部門>
▼作品賞=『レ・ミゼラブル』▼男優賞=ヒュー・ジャックマン(『レ・ミゼラブル』)▼女優賞=ジェニファー・ローレンス(『世界にひとつのプレイブック』)
<映画の部>
▼監督賞=ベン・アフレック(『アルゴ』)▼助演男優賞=クリストフ・ヴァルツ(『ジャンゴ 繋がれざる者』)▼助演女優賞=アン・ハサウェイ(『レ・ミゼラブル』)▼アニメ作品賞=『メリダとおそろしの森』▼外国語映画賞=『愛、アムール』▼脚本賞=クエンティン・タランティーノ(『ジャンゴ 繋がれざる者』)
<テレビの部ドラマ部門>
▼作品賞=『HOMELAND』▼男優賞=ダミアン・ルイス(『HOMELAND』)▼女優賞=クレア・デインズ(『HOMELAND』)
<テレビの部ミュージカル・コメディ部門>
▼作品賞=『GIRLS』、▼男優賞=ドン・チードル(『HOUSE OF LIES』)▼女優賞=レナ・ダナム(『GIRLS』)
<テレビの部ミニシリーズ・テレビムービー部門>
▼作品賞=『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』▼男優賞=ケヴィン・コスナー(『宿敵 因縁のハットフィールド&マッコイ』)▼女優賞=ジュリアン・ムーア(『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』)
<テレビの部>
▼助演男優賞=エド・ハリス(『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』)▼助演女優賞=マギー・スミス(『ダウントン・アビー』)
■UQ、12年12月度も純増、392万超に(13.1.10)
UQコミュニケーションズ(株)(東京・港区)は、2012年12月における加入者数を発表した。12月度に7万7,600件純増し、累計契約数が392万9,100件となった。
■スカパー、2012年12月末現在の総加入件数は380万954件(13.1.8)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)は、12年12月末現在のスカパー!サービスの加入件数を発表した。総加入件数は前月比703件増の380万954件。旧スカパー!e2サービスが1万6,096件増加し、187万9,290件。スカパー!プレミアムサービス(124/128度CS)が181万2,181件(前月比1万4,550件減)、スカパー!プレミアムサービス光が10万9,483件(前月比843件減)となっている。
■ケーブル連盟番協等事業者部会、モニター視聴による多チャンネルサービス加入拡大施策を実施(13.1.8)
一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟 番協等事業者部会(岡本光正部会長)は、2012年11月より、モニター視聴による多チャンネルサービス加入拡大施策を実施している。
同施策はケーブルSTBが設置されている地デジ・BS再送信サービス契約者および多チャンネルサービススモールベーシックコース契約者を対象に、一定期間多チャンネルサービスのモニター視聴を提供し、その魅力を体感してもらうことで、多チャンネルサービスやビッグベーシックコースへのアップグレード促進を図るもの。実施期間は今年3月までを予定している。
現在多チャンネルサービス加入拡大施策にはケーブルテレビ57事業者が参加。引き続き参加ケーブル局を募っていく。
■楽天とJ:COM、ワンソース・マルチユース型の料理コンテンツ提供を開始(13.1.7)
楽天(株)(東京・品川区、三木谷浩史社長)と(株)ジュピターテレコム(東京・千代田区、森修一社長、以下J:COM)は、楽天のレシピサイト「楽天レシピ」と、J:COMがコミュニティチャンネルで放送するオリジナル番組『ステキ+Life』の料理コーナー「ステキ キッチン」を相互連携させ、テレビ・webサイト・電子書籍の複数メディアを通じて料理コンテンツを配信するワンソース・マルチユース型のサービスを開始した。
具体的には、J:COMでの「ステキ キッチン」放送で「楽天レシピ」が提供するキーワードごとの人気レシピランキングを紹介。一方「楽天レシピ」ではサイト内に専用ページ「ステキ キッチン教室」を設置し、「ステキ キッチン」で紹介したプロの料理家によるレシピを放送と連動する形で更新する。またユーザーが実際に調理した感想を「楽天レシピ」で「つくったよレポート」として投稿すると、楽天スーパーポイントを獲得できる。さらに番組紹介レシピを電子書籍化し、楽天の子会社であるkobo社が運営する電子書籍ストア「koboイーブックストア」で無料コンテンツとして配信する予定。