ヤマハ、同社初の100ギガ/25ギガビット対応スイッチを12月発売(25.10.22)

ヤマハ(株)(静岡・浜松市、山浦 敦社長)は、企業とProAV市場向けに、同社初となる100ギガ/25ギガビット対応ネットワークスイッチの新製品4モデルを12月に発売する。今回発売する4モデルは、すべてのモデルで100ギガビットスロット(QSFP28)を2基、25ギガビットスロット(SFP28)を4基搭載している。

インテリジェントL2スイッチ「SWX2320-30MC」「SWX2322P-30MC」は、従来から好評の「SWX232xシリーズ」の機能を継承し、24ポートの10ギガ/マルチギガビットに対応した高速LANポートを備えている。「SWX2322P-30MC」は、PoE++(IEEE 802.3bt)給電にも対応し、現在導入が進むWi-Fi 6/6E(IEEE 802.11ax)や、今後普及が見込まれるWi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応の無線LANアクセスポイントへの給電、また高速LANポートを搭載したアクセススイッチの収容に適しており、基幹ネットワークを支えるフロアスイッチとして活用できる。

スタンダードL3スイッチ「SWX3220-30MC」「SWX3220-30TCs」は、従来から好評の「SWX3220シリーズ」の機能を継承している。「SWX3220-30MC」は24ポートの10ギガ/マルチギガビット対応の高速LANポートを、「SWX3220-30TCs」は20スロットのSFP/SFP+スロットを備えたモデル。いずれのモデルも100ギガビットスロットを活用したスタッキングや電源の冗長化と故障時のホットスワップによる高い耐障害性を備え、基幹ネットワークを支えるコアスイッチやディストリビューションスイッチとして活用できる。

「SWX3220-30MC」「SWX3220-30TCs」は、IEEE 1588 PTPv2 BC(Boundary Clock)に対応しており、高精度なメディア同期環境の構築が可能。これにより、放送市場におけるIPベースの映像・音声伝送にも活用できる。