挑み続けるフロントランナー
1996年、武蔵野三鷹ケーブルテレビ(株)(現 (株)ジェイコム武蔵野三鷹)でわが国初のケーブルインターネット接続サービスが開始されてから四半世紀が経ちました。 FTTH化の進展でテレワークやモバイルのオフロードによる活用が多くなり、ライフラインとしての位置づけもすっかり定着したケーブルテレビの固定系ブロードバンドですが、基礎となるインターネット技術は広く電話やVOD、ホームIOTなど、さまざまな分野に活用されて今後は放送サービスへの応用も期待されています。
放送サービスから始まったケーブルテレビは、今では通信も重要なサービスの柱になっていますが、新しいサービスや事業が業界で広く普及するには、長い年月がかかります。
トリプルプレイの要素であるケーブルインターネットや固定電話サービスは、武蔵野三鷹ケーブルテレビや杉並ケーブルテレビ(株)(現 (株)ジェイコム東京)が他社に先駆け、フロントランナーとしてさまざまな困難を乗り越えて、徐々に業界に広がり始め、全国各社に展開することができました。
そこで、インターネットの基礎技術を活用した新たな事業やサービスに挑むフロントランナーを訪ね、着想から社内外の調整、システム構築、運用上の課題や成果までを、山添亮介氏((株)JPIX 顧問)がレポートする、新シリーズが月刊『B-maga』2022年7月号よりスタートします。
業界での横展開が加速されることを期待して、雑誌(月刊『B-maga』)での掲載記事に加え、WEB(サテマガBIサイト)で詳細な解説記事を掲載、さらにYouTubeChannelでは経営層から企画や技術の担当者にご登場いただき、生の声を紹介するという、メディアミックスでお届けします。
Report by山添亮介
(株)JPIX 顧問