日本テレビ、AI自動モザイク編集ソフトの開発でWORK DESIGN AWARD2023 部門賞を受賞（23.11.24）
日本テレビ放送網（株）（東京・港区、石澤顕社長）が、（株）SmartHR（東京・港区、芹澤雅人社長）主催の「WORK DESIGN AWARD2023」において、AI自動モザイク編集ソフト「BlurOn」（ブラーオン）の開発によりPRODUCT部門 部門賞を受賞した。
WORK DESIGN AWARDは、「ACTION」「PRODUCT」「PERSON」の分野において、働きやすさを前進させた取り組みをビジネスパーソン1万名が選ぶアワード。昨年の開催時は受賞率約6％で、今年は昨年をさらに上回る応募数となった。
テレビ番組の映像編集作業の中で、個人情報保護・プライバシーの観点から通行人の顔などに「モザイク」を入れる作業は時間も手間もかかる上、単純作業のためモチベーションが低下しやすく、映像編集者にとって大きな課題となっていた。 日本テレビでは、その課題を解決すべく（株）NTTデータ（東京・江東区、佐々木裕社長）と「BlurOn」を共同開発。画像認識AI技術によりモザイク入れ編集を自動化することで、作業時間を最大90%削減することに成功したという。
今回、審査員から、「AIの良い使い方で、この製品のおかげで人間でしかできない仕事に集中できる」「労働面で課題のあるメディア業界において、AIをはじめテクノロジーを使って最も効果を出せる取り組みの一つ」といった評価を得て、受賞に至った。同社では今後も、「社会全体の働き方改革に貢献できるよう取り組みを進めていく」（社長室新規事業部・杉町夏実氏）としている。
■「BlurOn」WEBサイト
■「BlurOn」主な受賞歴
- 2023年度（一社）日本民間放送連盟賞 技術部門優秀賞受賞
- 2023年度（公財）放送文化基金 第49回放送文化基金賞 放送技術部門受賞
- 2022年度（一社）日本映画テレビ技術協会 第76回技術開発賞受賞
- 2022年度（一社）映像情報メディア学会 技術振興賞進歩開発賞 現場運用部門受賞
