Wovn TechnologiesのWebサイト多言語化ソリューションがJR九州の運行情報に導入(23.10.4)

Wovn Technologies(株)(東京・港区、林 鷹治社長、以下、WOVN)は、同社が提供するWebサイト多言語化ソリューション『WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)』が九州旅客鉄道(株)(福岡・福岡市、古宮洋二 社長執行役員、以下JR九州)の列車運行情報に導入され、多言語公開が開始されたことを発表した。これにより、JR九州の鉄道を利用する多くの外国人客にきめ細かくタイムリーな情報発信を実現する。


予測不能、刻一刻と変化する列車運行情報をスピーディに多言語発信
九州地方は、韓国や中国と海を隔てて隣接しており、アジア圏を中心にインバウンド観光客が多く訪れる地域である。こうした背景から、JR九州では従来列車運行情報の多言語対応を実施していた。
これまでの多言語対応は、人の手で翻訳・Web サイトへの公開作業を行なっていた。また、あらかじめ異常時の運行情報アナウンスに備えて、定型案内文や多言語での対訳を用意していた。しかし、手作業での更新・定型文のレパートリーには限界があり、外国人利用客に対してきめ細やかさとタイムリーさのある情報発信が十分ではなかった上、多言語対応に充てる社内リソースも多く割かなければいけない状況だった。また、Webサイトでのアナウンスの遅れにより、駅での外国人対応が逼迫してしまうこともあった。
列車運行情報の中には、計画運休や長期の運転見合わせなど事前に予測できるものもあれば、そうでない情報もある。特に「予測できず突発的に発生する」「刻一刻と状況が変化する」情報について、多言語でも“きめ細やかでタイムリーに”情報を発信し、外国人利用客の利便性を向上するべく、WOVN.io を導入した。
WOVN.ioであれば、国際特許を取得した「未翻訳箇所の自動検知」技術により、日本語で情報を更新するだけで自動的に情報が多言語化されタイムリーに発信することができるようになる。また、運行情報に関わる独特な表現や専門用語をあらかじめ用語集に登録することで、機械翻訳を用いながらも一定の翻訳品質を担保することができる。これらによって、従来生じていたタイムラグを解消するとともに、多言語対応にかかる社内リソースの削減も実現した。

導入サイトについてhttps://www.jrkyushu.co.jp/trains/info
JR九州の運行情報案内を英語、繁体字、簡体字、韓国語の4言語に展開している。言語ごとに表示するコンテンツや URL の出しわけを行い、届けるべき情報を届けたい人に届けられるようになった。
また駅窓口では、多言語対応された列車運行情報ページの QR コードを掲出するなど、対面での外国人対応における利便性向上にも寄与している。


WOVN.ioについてhttps://mx.wovn.io
WOVN.ioは、「世界中の人が、すべてのデータに、母国語でアクセスできるようにする」をミッションに、Webサイトを最大45言語・79のロケール(言語と地域の組み合わせ)に多言語化し、海外戦略・在留外国人対応を成功に導く多言語化ソリューション。大手企業をはじめ18,000サイト以上へ導入されている。既存の Web サイトに後付けすることができ、多言語化に必要なシステム開発・多言語サイト運用にかかる、不要なコストの圧縮・人的リソースの削減・導入期間の短縮を実現する。

企業情報
会社名: Wovn Technologies株式会社
所在地:東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山9F
代表者:代表取締役社長 林 鷹治
設立: 2014年3月
資本金: 53億6,701万円(資本準備金含む)※2021年9月1日現在
事業内容: Webサイト多言語化ソリューション「WOVN.io」、アプリ多言語化ソリューション「WOVN.app」の開発・運営
会社 HP: https://wovn.io/ja