匂いのDXを推進するHorizon、Web3.0時代の新しいNFT活用方法を発表(22.12.30)
匂いをデジタル化する会社、Horizon(株)(東京・港区、蔡念佐代表取締役)は、匂いのデジタル化とNFT技術を用いた匂いデジタルコンテンツの管理、販売を推進していく。
ホライズンでは、「好きな時に、好きな香りをインターネットからダウンロードして楽しむ」「集中したい時、リラックスしたい時など、気分に応じて部屋の香りを切替える」。このように香りを楽しむシーンとインターネットを融合させることで香りのDXを推進し、人々の生活をより豊かにしていくことを目指している。
<香りのDXで実現できる世界>
芸能人・著名人・アーテイスト・キャラクターのイメージフレグランスを制作し、匂いもコンテンツの一つとしてファンに提供することができれば、ファンとのエンゲージメントは高まるだろう。楽曲に匂いをつける、あるいは動画作品に匂いをつけることで、パッケージとして販売することも可能となる。
現代のゲーム機器は、高性能機器の誕生で、表現できるポリゴンの数、音の数が増え、臨場感が格段に向上している。ホライズンは、ゲームに匂いの要素が加わるとさらなる発展を遂げると確信している。
例えばレーシングゲームで車が高速で走り、森の中を駆け抜ける時の森林の香り。 土煙の香り、急ハンドルを切ったときのタイヤが焦げる匂い、このような匂いがプレイ中に再現されれば、より臨場感がわくはずだ。戦車やガソリンスタンドが爆発する戦争ゲームでは、VFXの表現や爆発音によって臨場感を再現しているが、もし火薬の匂いやガソリンの匂いが再現できるとしたら、より興奮が増すことだろう。
現在では様々なメタバースが誕生しており、代表的なメタバースには、Meta platforms、Fortniteなどがあるが、どのメタバースにも匂いがない。もし、これらのメタバースで匂いが採用されれば、正真正銘のデジタルツインとなる。
<匂いをデジタル伝送する規格と合成方法>
ホライズンは匂いをデジタル伝送する統一規格(Digital Smell Format【以下、DSF】)を開発する。
DSFには、匂いを構成する情報、カートリッジ番号、噴霧時間、再生可能回数、承認コード等々の情報が記録されており、DSF対応のディフューザーはこれらの情報を読み取り、ディフューザーで香りを合成する。ホライズンはDSFをデュフューザーメーカー各社に公開しDSF対応のディフューザーを普及させていく。
<Web3.0技術を活用した著作権管理>
匂いの作者や権利者は、ホライズンに匂いのデジタル化を依頼。ホライズンは自社が開発する匂いの共通フォーマットである、Digital Smell Format(DSF)に、匂いをデータ変換し、依頼された権利者に納品する。変換された匂いのデータ(DSF)は、ホライズンがブロックチェーンを用いて構築する、Digital Smell Patentシステム(著作権管理システム)に登録され著作権管理が行われる。(特許出願済み)
匂いのデータ(DSF)を受領した権利者は、匂いのデータ販売サイトである、Smell Mafiaに匂いのデータ(DSF)を出品する。Smell Mafiaでは、匂いのデータ(DSF)はNFT化され掲載される。
消費者は、Smell Mafiaから匂いデータ(NFT化されたDSF)を購入ダウンロードし、ブルートゥースに接続されたディフューザーで匂いを再生。消費者が支払った匂いデータ(NFT化されたDSF)の購入代金には、著作権料も含まれており、著作権料はホライズンを通じて権利者に支払われる。これらの支払いプロセスはスマートコントラクトに基づいて自動的に行われる。
Horizon株式会社
https://horizon.inc/