パナソニック、開発中のクラウドサービス実証実験でVリーグの公式14試合をライブ配信(22.4.19)

Vリーグ試合中のKAIROSクラウドサービス実証の様子

パナソニック コネクト(株)(東京・中央区、樋口泰行社長・CEO、以下パナソニック)は、排球堂マーケティング(株)(東京・中央区、牧野美則社長)およびパナソニック映像(株)(大阪・都島区、宮城邦彦社長)とともに、2021年11月から22年3月まで開催された(一社)日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)が主催する「V.LEAGUE DIVISION1 MEN」14試合で、開発中の「KAIROS(ケイロス)クラウドサービス」※を活用した、ライブ配信の実証に成功したことを発表した。

Vリーグ機構の関連会社として、Vリーグを中心に、バレーボールの映像配信やマーケティング活動を手掛ける排球堂マーケティング(株)は、Vリーグ独自の映像配信プラットフォーム「V.TV」の運営を行なっており、V1(Vリーグの中でのトップカテゴリー)だけでも年間400試合にのぼるライブ・オンデマンド配信を実施しており、現場業務の効率化とともに、独自の配信プラットフォームとしての価値を高めるため、視聴者を一層楽しませるコンテンツ配信が求められていた。この「効率化」「付加価値提供」への解決策を探る中で、実証実験という形でKAIROS クラウドサービスが活用された。

様々な会場で長期に渡り開催されるリーグ戦のライブ配信には、中継車やプロ向けの映像制作機材の持ち込み、システム構築など、都度発生するリソースやコスト面が大きな負担となる。そこで、本実証実験では、試合会場(大阪)にパナソニック製カメラレコーダー(AG-CX350)に加え、リモートカメラ(AW-UE150)を活用することで現場スタッフを削減。さらに、映像制作・配信、試合の実況・解説を、会場から離れたコントロールルーム(東京)で行うことで、現場への機材搬入や設置時間の短縮、人の移動時間削減により業務効率化を実現した。

試合会場のカメラ映像は、一般のネットワーク回線を用いて、KAIROS クラウドサービスに伝送。コントロールルームにあるパソコンからKAIROSクラウドサービス環境にアクセスすることで、音声ミックスやスイッチング、スコア追加、スローモーションなど、多様な演出でライブ配信を実現した。
さらに、視聴者やファンからの「試合の様子以外の映像もみたい」というニーズに応え、試合前の様子を各チームのマネージャースタッフがスマートフォン(※1)で撮影、その映像をKAIROSクラウドサービスに自動伝送。コントロールルームにてリアルタイムに映像を確認し、試合前やセット間の配信コンテンツに即座に差し込むことで、視聴者から高く評価された。

※1:専用のアプリケーションのインストールが必要。

【今回の実証実験のポイント】
現場「効率化」と「付加価値提供」を両立したライブ配信で視聴者体験を向上
1)「効率化」:制作業務分散化により、会場への機材搬入や準備、ハイライト映像の制作・配信を効率化することで、14試合の長期に渡るリーグ戦でも、安定した配信を実現。
2)「付加価値提供」:視聴者ニーズによる新たな映像素材を加えることで、よりファンや視聴者が楽しめるリッチなコンテンツ配信の実現

【各社の役割】
排球堂マーケティング株式会社:運営全般の各種調整・撮影スタッフの手配
パナソニック映像株式会社:撮影、配信時の各種設定・映像制作・スイッチング・オペレーション
パナソニック:KAIROSクラウドサービス・各種カメラシステム・ノートPC等システム構築
パナソニックは、「KAIROS クラウドサービス」のサービスインに向け、スポーツをはじめとする様々な現場での映像価値を高めることにより、映像制作現場の皆様と“視聴者の感動体験”を創造し、さらにエンターテインメント領域の「現場」をイノベートしていく。