アクセルスペース、地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」事業の新プロダクトラインナップを発表(22.1.26)

(株)アクセルスペース(東京・中央区、中村友哉代表取締役)は、同社が進める次世代地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」の順調な事業進捗を踏まえ、今年新サービスを開始する。また、2022年第4四半期に次期AxelGlobe衛星「GRUS」4機を打ち上げ予定で、これにより9機の観測体制を構築、地球上のあらゆる地点を毎日観測することが可能となる。

AxelGlobe 5機体制サービス開始後の事業進捗
次世代地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」は、2021年6月に衛星5機体制で新サービス「AxelGlobe Tasking & Monitoring」を開始して7ヶ月が経過し、売上は対前年比1,860%、販売パートナーシップは全世界で50社以上に拡大し、ほぼ全世界のマーケットをカバーしている。
「AxelGlobe」を構成する自社衛星GRUSは従来の衛星と比較し小型でありながら、高品質な地上分解能2.5m(地上の車を識別できる程度)の光学画像撮影が可能。2019年5月より本サービスを開始、2021年6月から2日に一度の頻度での撮影が可能となり、国内外の様々な産業で利用が開始されている。国内では農業や防災、報道用途などで活用が進み、海外では南米政府の地図作成や北米での大規模精密農業、東南アジアでのインフラモニタリングなど地域・用途ともに様々な分野で利用されている。

AxelGlobe新プロダクトラインナップについて
2022年には順次新プロダクトのリリースを予定。

AxelGlobe Archive
• 5機の衛星コンステレーションでこれまで撮影した全世界の過去画像を自由に利用できるサービス。
• Web Platform上で場所や日時、雲量などの条件から目的の画像を簡単に検索可能、最小5㎞×5㎞の単位で利用可能。
• 2022年2月以降に段階的にリリース予定
AxelGlobe Cloudless Mosaic
• 撮影時期の異なる複数の画像から雲のない画像を作成し提供するサービス。
• 光学衛星画像でネックとなる雲を取り除くことで、地図作成用途や防災用のベースマップ等幅広い用途での利用が可能となる。
• 2022年3月以降に段階的にリリース予定
AxelGlobe Custome Capture
• 撮影日を自由に設定して撮影可能なサービス。
• 最短で翌日の撮影も可能、災害等不測の事態における緊急撮影も可能。将来的には数時間後のタイムリーな撮影予約も可能となる予定。
• 2022年3月以降に段階的にリリース予定
AxelGlobe Reservation
• 撮影と画像利用を別々に行うことが可能なサービス。
• 将来的にアーカイブ画像が必要でも現時点では画像が必要ない場合、希望地域の撮影だけ行うことが可能。その後画像が必要となった際に、撮影された画像の中から必要な画像だけ購入することが可能。
• 2022年3月以降に段階的にリリース予定

次回衛星打上げ時期について
2022年第4四半期に更に4機のGRUS衛星打上げを予定。既存5機と併せて9機の衛星コンステレーション体制が整備されることで、地表上のあらゆる地点を毎日観測することが可能となる。

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