プロ野球、7、8月度「スカパー! サヨナラ賞」にセ・リーグ大山(阪神)、パ・リーグ髙濱(北海道日本ハム)の両選手が決定(21.9.15)

スカパー! (スカパーJSAT(株)、東京・港区、米倉英一社長)は、プロ野球を盛り上げるべく、2012年よりセントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー! サヨナラ賞」に協賛している。本賞は月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手を両リーグから1名ずつ選出し、スカパー! よりトロフィーと賞金30万円を贈呈するもの。
9月15日(水)、月間「スカパー! サヨナラ賞」7、8月度の受賞選手に、セ・リーグは大山悠輔選手(阪神タイガース)、パ・リーグは髙濱祐仁選手(北海道日本ハムファイターズ)が発表され、表彰式が行われた。

 【7、8月度「スカパー! サヨナラ賞」表彰式の様子】

≪受賞選手コメント≫

大山悠輔選手(阪神タイガース) 髙濱祐仁選手(北海道日本ハムファイターズ)
この賞を頂けたということは、試合に勝てた、その試合に貢献できたということだと思うのと、なかなか獲れる賞ではないので本当に嬉しいです。僕一人ではなく、チーム全員がまわしてくれたチャンスだったので、その勢いのままに追いついただけでなくサヨナラ勝ちできたことが大きな1勝になったと思いますし、個人的にも大きな一歩でした。コロナという状況の中でなかなか球場に行きたくても行けない中で、TVを通じてファンの皆さんに一生懸命頑張っている姿を見せることで少しでも元気になれる方がいればいいと思っています。 まさか僕がこのような賞を頂けるとは思っていなかったので本当に嬉しいです。球界を代表する投手から打つことで自分の中でもすごく自信になりました。最終打席に入るまでは全然打てなかったのですが、あの時はなぜか打てるような気がしていたので、このような結果になって良かったです。なかなか苦しい状況が続いていますが、僕のような若い選手たちが多いので力を出して活躍出来ればと思っています。残り全試合勝つ気持ちで全力でのプレーをしっかりやってチャンスで打点を稼ぐように、とにかく一生懸命やりたいと思います。

≪受賞プレー概要≫

セントラル・リーグ 大山悠輔選手(阪神タイガース) 初受賞
大山選手は、7月12日(月)阪神甲子園球場で行われた対横浜DeNAベイスターズ13回戦、3対3の同点で迎えた9回裏2死1、3塁の場面で打席に立つと、センター前への強烈な安打を放ち、チームを劇的な逆転サヨナラ勝利に導いた。
横浜DeNAの投手陣を攻略できない阪神は、3点のビハインドを追ったまま9回裏を迎えると、相手は守護神の三嶋投手を投入。2008年以来となる前半戦を首位で折り返したい阪神は、2死1塁と後がない状況を迎えたが、その直後から代打・佐藤輝選手、近本選手、糸原選手、マルテ選手が4者連続安打を放ち一気に同点とし、2死1、3塁の一打サヨナラの場面で4番の大山選手へ繋ぐ。球場全体に緊張感が漂う中、大山選手は初球を振り抜くと、打球は見事センター前へ放たれた。4連打の勢いそのままに4番打者の一振りが、チーム全体を歓喜に包んだ。
阪神からのスカパー! サヨナラ賞受賞は、2019年7月度のソラーテ氏以来となり、大山選手は初の受賞となった。
パシフィック・リーグ 髙濱祐仁選手(北海道日本ハムファイターズ) 初受賞
髙濱選手は、7月6日(火)旭川スタルヒン球場で行われた対埼玉西武ライオンズ10回戦、3対3 の同点で迎えた9回裏、2死1塁の場面でセンターフェンス直撃のサヨナラ二塁打を放った。
北海道日本ハムは1点ビハインドの3回裏、清水選手と王選手の本塁打で逆転に成功。しかし、4回表に1点差にされると、8回表に守備の乱れから同点に追いつかれ、試合は振り出しに。雨が激しさを増す中、試合は最終回に突入。北海道日本ハムの守護神・杉浦投手が上位打線を三者凡退に抑え、負けをなくすと、その裏、埼玉西武のマウンドには開幕から39試合連続無失点のプロ野球記録を更新中の平良投手。先頭打者が出塁するもあとが続かず2死1塁で打席には髙濱選手。カウント1-2と追い込まれながらも5球目を捉えた打球はセンターフェンスを直撃し1塁走者が一気に生還。値千金のサヨナラ打で劇的な幕切れとなった。
髙濱選手はスカパー! サヨナラ賞初受賞となる。

≪スカパー! プロ野球 PR アンバサダー 倉持明日香さんコメント≫

【大山悠輔選手(阪神タイガース)の受賞に対するコメント】
3対0で迎えた9回裏、ヒットで繋ぎ劇的なサヨナラで勝利を掴み取りました。この場面で4番に打順が回ってくるのは、ここで試合を決めてくれ!と託されているような不思議な巡り合わせを感じましたが、2アウトからの5連打…本当に痺れました。大山選手もお立ち台で話していましたが、まさに“チーム一丸”で手に入れた大きな一勝だったと思います。チームを優勝に導く頼もしいキャプテンの一振りに後半戦も期待が高まります!

【髙濱祐仁選手(北海道日本ハムファイターズ)の受賞に対するコメント】
雨の旭川、9 回裏2アウトと追い込まれてから勝負強いバッティングでチームを勝利に導きました!打った相手というのが今季、開幕連続試合無失点記録を更新し続けていた西武ライオンズの平良投手。“自分が止めてやるという強い気持ちで打席に入った”と、その言葉通りフェンス直撃の力強いバッティングでこの1本が髙濱選手、自身初のサヨナラ打となりました。満面の笑みでチームメイトから頭をぽんぽんされる姿が印象的でとても微笑ましかったです。
現在、厳しい順位ですがファンのために、チームのために、そして自分のために1つ1つ勝利を重ねていってほしいと思います。