隈研吾氏デザイン、「さがみはら津久井産材」を使用した「公共トイレ〈森のコミチ〉」が渋谷に完成(21.7.2)
公益財団法人日本財団主催の「THE TOKYO TOILET」事業にて、世界的建築家、隈研吾氏がデザインし、内装に「さがみはら津久井産材」を使用した渋谷区立鍋島松濤公園トイレ「森のコミチ」が6月24日より供用開始となった。
■事業の概要
「THE TOKYO TOILET」事業は、『性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に使用できる公共トイレを渋谷区の協力を得て、世界で活躍する16人のクリエーターがデザインし設置する』もので、今回、その一つである渋谷区立鍋島松濤公園トイレに世界的建築家、隈研吾氏が「さがみはら津久井産材」を活用して公共トイレを設置したもの。内装には「さがみはら津久井産材」を贅沢に使用。5つのトイレブースの内装には、桜・コナラなどの「さがみはら津久井産材」が使用されている。
■「公共トイレ〈森のコミチ〉」について
材料の「さがみはら津久井産材」は、相模原市緑区で木製品の加工販売や森づくり事業を進める一般社団法人さがみ湖 森・モノづくり研究所が提供した。現地で行われた会見では、隈氏が「内装には、たくさんの種類の「さがみはら津久井産材」を贅沢に使っている」ことを明かした。
相模原市では、市内で生産される木材を「さがみはら津久井産材」としてブランド化することを目指しており、本事業を通じ、多くの人々に「さがみはら津久井産材」の魅力を届けていく考え。
※「さがみはら津久井産材」とは
相模原市内で生産された針葉樹、広葉樹等の木材。 丹沢山の北側の寒冷な土地で育ち、年輪の目が詰まり虫食いが少ないと言われている。
「THE TOKYO TOILET」事業 https://tokyotoilet.jp/