プロ野球、10、11月度「スカパー! サヨナラ賞」はセ・リーグ高橋周平(中日)、パ・リーグ井上晴哉(千葉ロッテ)両選手に決定(20.11.19)

スカパー! (スカパーJSAT(株)、東京・港区、米倉英一社長)は、プロ野球を盛り上げるべく、2012年よりセントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー! サヨナラ賞」に協賛してきた。今シーズンも本賞に協賛しており、10、11月度受賞選手に選ばれた高橋周平選手(中日ドラゴンズ)と井上晴哉選手(千葉ロッテマリーンズ)の表彰式を行なった。
本賞は月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手を両リーグから1名ずつ選出し、 スカパー! よりトロフィーと賞金30万円を贈る。
11月19日(木)、月間「スカパー! サヨナラ賞」10、11月度の受賞選手に、セ・リーグは高橋周平選手(中日ドラゴンズ)、パ・リーグは井上晴哉選手(千葉ロッテマリーンズ)が発表された。
発表に先立ち11月11日(水)と11月18日(水)に各会場で表彰式を行い、両選手へトロフィーと賞金の30万円を贈呈した。

 

高橋周平選手(中日ドラゴンズ)

≪受賞選手コメント≫
高橋周平選手(中日ドラゴンズ)
このような賞を頂けて素直に嬉しいです。あの場面普通ならヒットを狙うのですが、球の速いピッチャーだったので真っ直ぐ一本に絞って狙っていたのでホームランになったのかなと思います。あそこで連勝を伸ばせたのは良かったです。ファンの皆様、今年はこういった状況の中でなかなか球場にも足を運べない中、テレビの前で応援してくださって本当にありがとうございます。またこのような感動や夢を与えられるように頑張っていきたいと思います。

 

井上晴哉選手(千葉ロッテマリーンズ)

井上晴哉選手(千葉ロッテマリーンズ)
この度はこういった賞を頂きありがとうございます。僕自身、サヨナラヒットも勝利に直結する一打を打てるのを光栄に思いますし、常に勝つことを考えてプレーしているので、良いところが出てそれを表彰してもらえて本当に嬉しく思っています。勝利を信じて最後まで、球場でテレビで応援してくださっているファンの皆さんのお陰で最後の一打が打てたと思うので、また勝利に直結する一打を打てるように頑張っていくので引き続き応援よろしくお願いします。

 

≪受賞プレー概要≫
セントラル・リーグ 高橋周平選手(中日ドラゴンズ) 初受賞
高橋選手は、10月15日(木)ナゴヤドームで行われた対阪神タイガース21回戦、1点ビハインドで迎えた9 回裏2死2・3塁の場面で左翼ポール際へ劇的な逆転3ランホームランを放ち、Aクラス入りを激しく争うチーム同士の戦いに勝利をもたらす大きな一打となった。
4連勝と絶好調をキープする中日は、8回表に1点差とされてなおも続く2死2・3塁の場面、阪神原口選手によるセンターへのタイムリーヒットで逆転を許してしまう。このまま試合終了となれば6回終了時にリードしていた場合の連勝記録(31連勝中)が途絶える中、迎えた9回裏、中日は京田選手の四球、遠藤選手の左前安打で連続出塁し、相手チームの失策が絡み、2死2・3塁と逆転サヨナラのチャンスを作る。ここで打席に向かうは主将の高橋選手。カウント1-1からの3球目、阪神の守護神スアレス投手が投じた159km/hの直球を振り抜き、打球はレフト左翼ポール際へ突き刺さった。高橋選手は、プロ9年目で初のサヨナラ打となった。
中日からのスカパー! サヨナラ賞受賞は、2016年3、4月度の杉山選手以来となり4年振り。

 

パシフィック・リーグ 井上晴哉選手(千葉ロッテマリーンズ) 初受賞
井上選手は、10月13日(火)ZOZOマリンスタジアムで行われた対東北楽天ゴールデンイーグルス19回戦、同点で迎えた9回裏1死1塁の場面で右中間を破るサヨナラ二塁打を放った。
首位福岡ソフトバンクを猛追し、負けられない戦いが続く千葉ロッテだが、この試合は5回を終えて0対3とリードを許す苦しい展開となった。しかしここから粘りを見せ6回以降1点ずつ返し8回を終え3対3の同点に追いつく。そのまま同点で迎えた9回裏、1死から福田秀選手がレフト前へ安打を放ち出塁すると、井上選手が打席に立つ。10月上旬に新型コロナウイルス感染のため主力選手が多数離脱した千葉ロッテの中で、残された主力としてチームを引っ張って来た井上選手だが、打撃状態は下降線を辿っていた。この試合の打順は、長く任されていた五番から七番に下がり、ここまで3打数無安打と苦しい状況であったが、カウント0-1からの2球目を振りぬくと打球は右中間を真っ二つ。スタートを切っていた一塁走者の福田秀選手の激走もあり、劇的なサヨナラ勝利となった。二塁ベース上で仲間からもみくちゃにされた井上選手の目には涙が溢れていた。
井上選手のサヨナラ打は通算3本目。初のスカパー! サヨナラ賞受賞。