JCTAとNetflixがサービス提携を発表(20.6.11)

(一社)日本ケーブルテレビ連盟(東京・中央区、渡辺 克也理事長、以下JCTA)と、エンターテイメントに特化した世界最大級のオンライン動画配信サービスNetflixの日本法人Netflix(株)(東京・港区)は、Netflixが配信するジャンル豊かな映画やドラマシリーズをより多くの視聴者へ提供することを目的にサービス提携することを発表した。
今回の提携により、ケーブルテレビ業界の共通ID連携基盤「ケーブルIDプラットフォーム」を活用した、利便性の高いエンターテイメントを提供するサービスを展開する。同サービスは6月11日から順次開始し、年度内には全国50局での展開を予定。JCTA、Netflixの担当者は以下のようにコメントしている。

◇仲見政仁氏(JCTA企画部次長)
ケーブルテレビを取巻く競争環境は大きく変化しており、インターネットを介して多くの情報、映像、コンテンツが流通する時代となっています。その流れの中心に位置するのがOTT事業者であり、とりわけ日本国内で最も勢いのある事業者がNetflixです。お客様からはケーブルテレビ局によるワンストップでのNetflixサービスの提供を望む声が多く寄せられています。この声に応え、日本ケーブルテレビ連盟が中心となり、Netflixとの連携を実現しました。幅広いジャンルのオリジナル作品のご提供によりお客様の満足度を飛躍的に上げられると期待しております。

◇下井昌人氏(Netflix ビジネス・デベロップメント部門 ディレクター)
JCTAに加盟する日本全国のケーブルテレビ局との提携を通じて、より多くのお客様にNetflixでしか観られない話題作や、数々の権威ある賞を受賞した長編映画などをお楽しみいただけるものと期待をしております。また、地域のケーブルテレビ局が提供するNetflixが視聴可能なセットトップボックスやインターネットサービスとNetflixとを同時にご加入頂く事で、ワンストップで加入と合算請求が可能となり、より身近なサービスとして全国津々浦々のお客様に素晴らしいエンターテインメントをお届けできれば幸いです。

<サービス連携内容>
本年6月以降、Netflixを視聴可能なケーブルテレビ局のセットトップボックスを利用すると、Netflixが配信する幅広いジャンルの長編映画やアワード受賞をするようなドキュメンタリー、話題のアニメシリーズなどを簡単に家庭のテレビで視聴できるようになる。新たに作成したNetflixのアカウントで、利用者はパソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイスで同じように作品を視聴可能。
また、ケーブルテレビ業界の共通ID連携基盤「ケーブルIDプラットフォーム」を活用することにより、月額料金をケーブルテレビの料金とまとめて支払うことができる様になり利便性が向上する。
北海道、東北、信越、東海地区の6社がNetflixの提供を開始する予定。また、本年度上期中に25社程度、年度末には計50社程度が提供を予定しており、Netflixを提供する局数は随時拡大する。

〇2020年6月連携開始予定局(6社)
株式会社ニューメディア(NCV)(米沢、函館、新潟、福島の各センター)
株式会社キャッチネットワーク(KATCH)(CNCIグループ)
知多メディアスネットワーク株式会社(medias)(CNCIグループ)
知多半島ケーブルネットワーク株式会社(CCNC)(CNCIグループ)
シーシーエヌ株式会社(CCN)(CNCIグループ)
スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社(starcat)(CNCIグループ)

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