イッツコム、子どもの留守番や外出の見守り実証実験を開始(23.12.13)

イッツ・コミュニケーションズ(株)(イッツコム、東京・世田谷区、金井美惠社長)は、子育て世帯が生き生きと暮らし働ける社会の実現に向けた取り組みとして、IoTデバイスを用いた子どもの見守り実証実験を開始した。

本実証実験は、玄関ドアの開閉が確認できる「ドア・窓センサー」、センサーの反応をきっかけに玄関や室内の様子を撮影し、通知する「IPカメラ」、マイクとスピーカーを内蔵した双方向通話対応の「コミュニケーションカメラ」、子どもの移動経路を保護者のアプリで確認したり、子どもがよく行く場所を設定し到着/出発を保護者のスマホに通知する「GPSタグ」などを用い、子どもの見守り課題に対する利用価値と商品開発課題を確認するもの。

幼児~中学3年生の子どもがいる同社のインターネットサービス利用者を対象に参加者を募集(募集人数に達し次第終了)し、実際にデバイスを使ってみた結果についてWEBアンケート、インタビューなどを実施する。

実施概要
実施内容見守りIoTデバイスおよびIoTプラットフォームのご利用とWEBアンケート等の実施
実施期間2023年12月~2024年5月末(予定)
対象見守り対象となる幼児~中学3年生の子どもがいるインターネットサービス利用者
募集人数30名
検証機器ドア・窓センサー1台、IPカメラ1台、コミュニケーションカメラ1台、GPSタグ1台、ゲートウェイ1台
応募方法https://www.itscom.co.jp/lp/mimamori.html

イッツコムでは今後、子どもの留守番や外出見守りに加えて、習い事などの送迎時のMaaS*の連携、室内環境(湿度・温度・CO2濃度など)のセンシング**による家の見守りや家族の見守りなど、「地域のインフラを担う企業として先進的で温かみのある取り組みを進めていく」としている。

*Mobility as a Serviceの略。複数の交通手段を最適に組み合わせて、検索・予約・決済などを一括して行うことができるようにするサービスの総称

**センサーを使用して、物理的、化学的、生物学的特性の量を検出して情報を取得し、付加価値の高い情報に変換する技術

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