テレビ朝日、ホビーメーカー・壽屋との資本業務提携を発表(23.12.11)

(株)テレビ朝日ホールディングス(東京・港区、早河洋会長)は、連結子会社の(株)テレビ朝日(東京・港区、早河洋会長)が(株)壽屋(東京・立川市、清水一行社長)と資本業務提携することを明らかにした。テレビ朝日は12月13日(水)、壽屋の発行済株式総数の12.6%に相当する106万株を、多摩信用金庫、西武信用金庫、三井住友銀行、三菱 UFJ 銀行、山梨中央銀行およびいっこう社から市場外相対取引で取得する。取得価額は、総額1,925 百万円。

壽屋はフィギュア、プラモデルなどホビー関連商品の企画・製造・販売において、長年培ってきた企画開発力を強みに、国内だけでなくグローバルでもトップレベルを維持。近年は、自社IP拡充に向けた投資・育成やプラモデル・フィギュアに続く新領域の確立などを成長戦略に掲げている。

一方、テレビ朝日グループは、2023年度より新たな中期経営計画「BREAKOUT STATION!新しい時代のテレビ朝日 経営計画2023-2025」を推進。コンテンツをあらゆるメディアへ360度に展開していく「360°戦略」を掲げ、成長の好循環を生み出すための500億円の戦略投資枠を設定していた。そうしたなか、両社の強みを生かしてIP(Intellectual Property:キャラクターなどの知的財産権)やコンテンツの開発・展開等において連携を深め、良質なコンテンツを生み出し続ける“エコシステム”を構築してそれぞれの企業価値を向上させることを目的とし、今回の決定に至ったとしている。

今後の主な取り組み
  1. オリジナルIP・コンテンツの共同開発および二次利用の共同展開
  2. 両社の保有するIP・コンテンツを活用した商品化、メディア展開等におけるさらなるビジネス展開
  3. メタバースなど新領域でのビジネス展開
  4. 人事交流を通じた両社のコンテンツ開発・展開力の強化