日立×パナソニック コネクト、生体認証の共創を推進(23.9.12)
パナソニック コネクト(株)(東京・中央区、樋口泰行 プレジデント・CEO)は、(株)日立製作所(東京・千代田区、小島啓二 社長兼CEO、以下、日立)との生体認証の共創を推進し、日立グループ最大規模のイベント「Hitachi Social Innovation Forum 2023 JAPAN」でパナソニック コネクトの顔認証技術を披露することを発表した。
具体的には、生体情報を暗号化する日立の特許技術を活用した公開型生体認証基盤PBI(Public Biometric Infrastructure)(※1)とパナソニック コネクトの世界1位(※2)の顔認証技術を融合し、安心・安全かつ快適な生体認証を追求した新サービスの創出に向けた取り組みの第一弾であるANA FESTA「顔認証スタンプラリー」で活用されている顔認証技術が体験可能。
■これまでの協業の取り組み
2023年2月に協業を発表してから第一弾の取り組みとして、ANA Digital Gate(株)、全日空商事(株)、ANA FESTA(株)、日立の4社が2023年3月29日から行なっている、ANA FESTAの店舗来店時の顔認証でマイルが貯まる「顔認証スタンプラリー」の実証実験において、パナソニック コネクトの顔認証技術が活用されている。
店頭では設置のタブレット端末で顔認証するだけで簡単に来店チェックインが可能。さらに日立のPBIとパナソニック コネクトの顔認証技術を活用した生体認証統合基盤サービスを融合することで、顔情報は復元できない形に暗号化され、漏洩する恐れの無いセキュアなシステムを実現している。認証回数は10万回を超え、多くの利用者に安心・安全で快適な、新たな顧客体験を提供してきた。
今回、共創をより拡大すべく2023年9月20日(水)~21日(木)に開催される日立主催の「Hitachi Social Innovation Forum 2023 JAPAN」にて、パナソニック コネクトの顔認証技術の体験を予定しており、地域創生・スマートシティ「地域振興(観光DX)」の展示ブース内でANA FESTA「顔認証スタンプラリー」などを、デモンストレーションを通じて体験(※3)できる。
パナソニック コネクトは、今後もこのような実証実験やイベント連携などを通じて、日立と共同で可能性の模索を推進することで、生体認証市場を牽引し、安心・安全で快適な社会、持続可能な未来の実現に貢献していく。
※1 PBI(Public Biometric Infrastructure):指静脈や顔、虹彩などの生体情報を暗号化し、登録・照合することで、安全かつ確実に本人を特定する株式会社日立製作所の独自技術。
PBIを活用した日立の生体認証:
https://www.hitachi.co.jp/products/it/finance/innovation/pbi/index.html
※2 2022年11月6日のNIST(FRVT 1:1)経年変化評価において、Mugshot(人種・経年変化を含む正面顔データ、他人受入率:10万分の1)で世界1位を獲得しました。同時にBorder(顔向き・照明変動を含むデータ、他人受入率:10万分の1 )で世界4位、KIOSK(下向き・見切れデータ、他人受入率:10万分の1)でも世界5位にランクインするなど世界最高水準の評価結果を得ている。
※3 本デモンストレーションはマイル対象外。
【Hitachi Social Innovation Forum 2023 JAPAN 開催概要】
・会期:2023年9月20日(水)~21日(木)
・会場:東京ビッグサイト 会議棟
・主催:株式会社日立製作所
・参加:事前登録制(無料)
詳細は、オフィシャルサイト(https://www.service.event.hitachi/regist/)にて確認のうえ登録。