HTB制作テレメンタリー2023『欠員議会 ひまわりの町の憂鬱』9月2日放送(23.8.18)

北海道テレビ放送(株)(北海道・札幌市、寺内達郎社長、以下HTB)は、9月2日(土)深夜1時から、テレメンタリー2023『欠員議会 ひまわりの町の憂鬱』を放送する。

テレメンタリー2023『欠員議会 ひまわりの町の憂鬱』9月2日放送 (C)HTB


「ひまわりのまち」として知られる空知の北竜町。その明るい町のイメージとは裏腹に、町政の意思決定機関「町議会」には暗雲が立ち込めている。今年2月、北竜町では町議会議員選挙の候補者が定数より1人少なく、町政史上初めて「定員割れ」となった。2人下回れば「再選挙」となっていたのだが、告示直前に議員経験のない82歳の男性が出馬を決意し、なんとか「再選挙」を免れていたのだ。議員の「なり手」が現れず、辞めるに辞められない80歳のベテラン議員は「惰性でやっている」とこぼす。

定数8に対し出馬は7人(C)HTB
82歳で初当選した木村和雄さん(C)HTB

北海道で特に顕著な地方議員のなり手不足。4月の統一地方選で改選となった道内100町村のうち、無投票は約半数の48。このうち定員割れは11町村と、全国の都道府県で最多だった。

地方の議会に、いま何が起きているのか?また、議員のなり手不足は自治体運営にどのような影響を与えるのか?番組では、北竜町で無投票当選した82歳の新人議員に密着。地方自治の危機的な状況を浮き彫りにする。

1席空いた北竜町議会(C)HTB
20~30代の女性3人が初当選した浦幌町議会(C)HTB

一方、定員割れをきっかけに議会改革に乗り出し、なり手発掘に成功した町もある。十勝の浦幌町では、2015年の議員選挙で全国の町で唯一の定員割れに。町政が滞ると危機感を持った議会は、議員報酬の見直しや産休・育休制度の整備などに取り組み、今年の選挙では20代から30代の女性3人が初当選。議会でも子育て政策などで活発な議論が交わされるようになった。
「欠員」で民主主義の危機に揺れる議会に未来はあるのか?岐路に立つ地方議会の進むべき道を探る。


■番組名:テレメンタリー2023『欠員議会 ひまわりの町の憂鬱』
■放送日時:2023年9月2日(土)深夜1時00分~深夜1時30分(日時違い全国放送)
系列局での放送時間 https://www.tv-asahi.co.jp/telementary/timetable/
■ナレーター:土屋まり(HTBアナウンサー)
■番組HP:https://www.htb.co.jp/telemen/ketsuin/
■制作スタッフ:プロデューサー 広瀬久美子、ディレクター 立田祥久

200万本が咲き誇る北竜町の「ひまわりの里」(C)HTB


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