宇宙ベンチャーのALE、人工衛星2号機「ALE-2」の運用終了を発表(23.4.19)

「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」をミッションに掲げる宇宙ベンチャーの(株)ALE(東京・港区、岡島礼奈 代表取締役/CEO)は、人工衛星2号機「ALE-2」(以下、2号機)の運用を終了したことを発表した。2号機の軌道が低下してきた為、2号機の停波作業を2023年4月4日19時41分に地上より実施し、これをもって同衛星の運用を終了した。なお、2号機は4月後半に大気圏に再突入し、燃え尽きる見込み。

運用終了時の様子
人工衛星2号機ALE-2

2号機は2019年12月6日に打ち上げられ、2020年に世界初の人工流れ星を実現する予定だったが、流星源(人工流れ星の素となる粒)装填機構の動作不良があったため、実現が不可能となった。
しかし、動作不良が発覚した箇所以外は正常に機能しており、そのため2号機を用いて軌道上での動作検証やデータ収集などを続けてきた。2号機により蓄積されたデータや知見は、現在開発中の人工衛星3号機(以下、3号機)に活かされている。3号機は2024年後半に打ち上げ予定。また、3号機開発に関する最新情報を近日中に発表する。

■株式会社ALE 代表取締役社長/CEO 岡島礼奈氏コメント
2号機は開発期間から打ち上げ時など、人工流れ星の実現に向けて多くの方々にご期待いただき、また、多大なる応援をいただきました。動作不良発表後も多方面から励ましのメッセージを頂戴しております。これまで2号機にご協力・ご支援をいただいた関係各機関や個人の皆様に改めて深く御礼申し上げます。
2号機で蓄えた知見と経験をもとに、ALE一丸となって、3号機の開発に取り組んでおります。楽しみにしてくださっている皆様のご期待に沿えるよう頑張ってまいりますので、引き続き応援いただけますようよろしくお願い申し上げます。

■株式会社ALEについて
社名:株式会社ALE(エール)
本社住所:東京都港区芝大門2-11-8
代表者:代表取締役/CEO 岡島礼奈
設立: 2011年9月1日
事業内容:宇宙エンターテインメント事業「SKY CANVAS」・大気データ事業・宇宙デブリ対策事業
U R L: https://star-ale.com/