カゴメ、東京・町田市と共同で、野菜摂取量推定機「ベジチェック」による小学生向け食育授業を開発（23.1.13）

カゴメ（株）（愛知県名古屋市、山口 聡社長）と町田市教育委員会は、市内小学生の野菜摂取量を増やすことを目的に、当社の野菜摂取量推定機「ベジチェック（※１）」を活用した食育授業を共同開発した。食育授業は、2023年１月～２月にかけて市内小学校4校において、同社・市教育委員会・小学校が共同して実施する。なお、23年４月以降は、町田市が中心となり市内の公立小学校にて展開する予定。

町田市は食を通じた市民の健康的な生活の実現を目指して「第２次町田市食育推進計画」で野菜摂取量増を重点的な視点とし、様々な取り組みを行なっている。小学校給食においては、市内産の食材や旬の食材、日本の行事食や郷土料理を取り入れながら、成長期の児童の発育に必要な栄養や食品構成を考えて多彩な野菜を活用した献立を作成しており、特徴的なお取り組みとして、年２回、全校で町田産農産物ブランド「まち☆ベジ（※2）」を使用した「まち☆ベジ給食」を実施している。

カゴメは、長期ビジョンとして「トマトの会社から、野菜の会社に」を掲げ、野菜の価値を活かした様々な商品を提供し、人々の健康への貢献を考えている。18年からは、これまで同社が長年実施してきた食育活動や、野菜の機能に関する研究活動を活かした、人々の食生活の改善を目的とした健康サービスの提供を行なっている。本取り組みは健康サービスの一環として、町田市への「ベジチェック」のレンタルと共に、町田市の栄養教諭の皆様と「ベジチェック」を活用した食育授業で使用する資料の共同開発を実施した。

今回、市と共同で開発した食育コンテンツは「まち☆ベジ もり☆もり！大作戦」。「楽しく、わかりやすく」、授業を受けた児童だけではなく、児童を通じてご家庭の皆様にも食生活改善のきっかけとなることを目指す他、町田市が展開している「まち☆ベジ」や「まち☆ベジ給食」の良さを伝え、活動を盛り上げていく。

※1 野菜摂取量推定機「ベジチェック」
自身の推定野菜摂取量が約30秒でわかる機器。センサーに手のひらを当てるだけで結果がわかる。測定の簡便さが特徴で、他のサービスと組み合わせることで、より行動変容を促すことが期待できる。（※ベジチェックは医療機器ではなく、表示値はあくまでも目安）

※2「まち☆ベジ」
地産地消を推進していくために町田産農産物のシンボルマークとネーミングを一般公募して決定した。「まち☆ベジ」と呼べるのは、町田市内在住の農業者、又は町田市内に農業経営の拠点がある農業者が、生産記録等の管理の下で生産した農産物となる。