プロ野球、9、10月度「スカパー! サヨナラ賞」はセ・リーグ丸山和郁(ヤクルト)、パ・リーグ宗佑磨(オリックス)両選手に決定(22.10.19)

スカパー! (スカパーJSAT(株)、東京・港区、米倉英一社長)は、プロ野球を盛り上げるべく、2012年よりセントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー! サヨナラ賞」に協賛している。本賞は月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手を両リーグから1名ずつ選出し、スカパー! よりトロフィーと賞金30万円を贈呈するもの。

10月19日(水)、月間「スカパー! サヨナラ賞」9、10月度の受賞選手に、セ・リーグは丸山和郁選手(東京ヤクルトスワローズ)、パ・リーグは宗佑磨選手(オリックス・バファローズ)が発表され、発表に先立ち各会場で表彰式が行われた。

【9、10月度「スカパー! サヨナラ賞」表彰式の様子】

丸山和郁選手

宗佑磨選手


≪受賞選手コメント≫
丸山和郁選手(東京ヤクルトスワローズ)
一年目でサヨナラ賞を受賞できたことは本当に嬉しく思います!なんとか食らいついて、事を起こそうとだけ考えて打席に立ちました。打った時は実感が湧かなくて、「これ本当にサヨナラで勝ったのかな?」「これで優勝したのかな?」の思いがありました。もっとレベルアップしてチームの勝利に貢献したいです!いつも試合終了まで応援いただきありがとうございます!ファンの皆さんの力が加わって「サヨナラ」の結果につながったと思います。これからも引き続き応援よろしくお願いします!

宗佑磨選手(オリックス・バファローズ)
あまりこういった賞を頂いたことが無いので素直に嬉しく思います。球をどうやって仕留めようか、それだけを考えて打席に入りました。(打った瞬間は)一瞬、音が全部無くなったような感覚で、その後にファンの方の歓声が聞こえてきて…もうグチャグチャでした。ヒーローインタビューでは、泣いてはいませんがちょっと感極まってしまいましたね。あの日は“宗の日”でした!ファンの皆さん、いつも応援ありがとうございます。これからも熱いプレーを見せれるように頑張ります!


≪受賞プレー概要≫
セントラル・リーグ 丸山和郁選手(東京ヤクルトスワローズ) 初受賞
丸山和選手は、9月25日(日)神宮球場で行われた対横浜DeNA24回戦、0対0で迎えた9 回裏、一死二塁の場面で左中間へサヨナラ二塁打を放った。
東京ヤクルトが優勝マジック2として迎えた注目の一戦は、東京ヤクルトの小川投手、横浜DeNA・今永投手、両先発の意地がぶつかる投手戦となった。小川投手が6回を投げ、2安打無失点でマウンドを降りると、今永投手は7回を投げ、3安打11奪三振、無失点と両投手とも気迫の投球を見せた。0対0で迎えた9回表、マクガフ投手が3者凡退に抑え流れを引き寄せると、その裏、先頭打者のオスナ選手が内野安打で出塁し、続く中村選手がバントで送り、一死二塁のチャンスを作る。打席には8回途中からライトの守備についた丸山和選手。1ボールからの2球目を強振すると、打球は左中間を破り、代走の塩見選手が一気にホームイン。
自身初となるサヨナラ安打は、チームのリーグ連覇を決定づける一打となった。
ルーキーの丸山和選手にとってプロ入り後、初のサヨナラ安打でスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。

パシフィック・リーグ 宗佑磨選手(オリックス・バファローズ) 初受賞
宗選手は、9月19日(月・祝)京セラドーム大阪で行われた対福岡ソフトバンクホークス25回戦、同点で迎えた延長10回裏、二死満塁の場面でセンターへサヨナラ安打を放った。
オリックスは初回に吉田(正)選手の右中間への2点本塁打で先制すると、3回裏にも打線が繋がり、2点を追加し4対0とリードを広げた。しかし4回表、エラーが絡み3点を返されると、6回に投手陣が踏ん張り切れず逆転を許してしまう。試合はそのまま進み、1点ビハインドで迎えた9回裏二死一、二塁の場面で、吉田(正)選手がライトへの同点タイムリーを放ち、試合は延長へ。
10回裏、福岡ソフトバンクのマウンドには10番手のレイ投手。オリックスはヒットと相手のエラーなどで無死満塁と絶好のチャンスを作るが、後続が倒れ、二死満塁となる。打席にはこの試合ここまで2安打の宗選手。2球目の速球を強振すると打球は二遊間を抜け、サヨナラ適時打となった。4回の守備では失点につながる悪送球、9回には送りバントを失敗したが、汚名返上の劇的打でチームを勝利に導いた。この勝利でチームは首位福岡ソフトバンクとの直接対決を3連勝とし、ゲーム差なしに肉薄した。パ・リーグ連覇を目指すチームを勢いづける価値ある一打となった。

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