スカイAとねこじゃらし、メディア配信プラットフォーム「Roadstead」向けNFTコンテンツを共同開発(22.10.17)
CSスポーツチャンネル「スカイA」((株)スカイA、大阪・大阪市、小林正太郎社長)は、クリエイター向けクラウドデータ共有・配信サービスを提供する、(株)ねこじゃらし(東京・中央区、川村 岬代表取締役)と共同で、NFTコンテンツを共同開発する。
共同開発するのは、ブロックチェーン技術とDRM(Digital Rights Management/著作権保護)技術を活用し、メディア作品の流通過程で発生する利益配分を権利者(元著作権者・クリエイター等)が完全にコントロールでき、ユーザー(利用者・生活者)は正しいルールの元で安全に作品を鑑賞・展示・販売できる映像配信プラットフォーム「Roadstead」で配信するNFTコンテンツだ。
Roadstead https://www.nekojarashi.com/roadstead/
■ねこじゃらし × スカイA の共同開発コンテンツ
ネット動画が溢れる時代において、デジタルデータは複製が容易という特性により、海賊版(違法コピー)、不当転売(非正規購入者への視聴提供)、偽物(無断改変)等が氾濫しており、これらが権利者の正当な利益を失わせている。ブロックチェーン技術により、NFTとしてコンテンツの権利(所有者情報)を管理することができるようにはなったが、作品のデータ自体は依然として複製のリスクを回避できておらず、大多数に鑑賞されることで利益を生んできたデジタル動画や音楽等のコンテンツ公式作品は、現在のNFTマーケットプレイスではほとんど流通していない。
ねこじゃらしの開発する「Roadstead」は、ブロックチェーン技術とDRM技術を組み合わせ、この問題を解決。著作権者が安全にコンテンツを発表することができるだけでなく、従来のメディア配信プラットフォームのような「作り手」から「受け手」への一方通行的なコンテンツ流通と違い、「受け手」自身が積極的に作品の流通に関わることを可能にした、Web3.0時代の新しいプラットフォーム。
■第一弾で、プロクライマー安間佐千に密着したドキュメンタリー映像を制作
共同制作第一弾コンテンツとして、プロクライマー安間 佐千(あんま・さち)に密着したドキュメンタリー映像・三部作を制作する。2015年にスカイAで放送した、スペインを代表するハードルート「Fight or Flight」に挑戦する姿を追ったドキュメンタリー番組『もうひとつのクライミング〜世界最難関への挑戦〜』の再編集版を第一部に、未発表の貴重映像を編集する第二部、さらには11月に開催されるクライミングイベント「瀬戸内JAM」の一環として行われる、小豆島の未公開エリア、日本では珍しい50m級岩場「赤岳」でのルート開拓の様子に密着した第三部を新たに制作、NFTコンテンツとしてシリーズで配信する。
■売上の一部を岩場の開拓・保全活動に寄付、クライマーの表現の場を拡充・支援
Roadsteadの特徴である、権利者自身が作品の価格や分配率を設定できる機能、あるいはコンテンツを購入したユーザーが二次販売や貸出を行える仕組み等を活用することによって得られた売上の一部を、クライマーの表現の場であるアウトドア・フィールドの拡充・支援(岩場の開拓・保全活動等)を目的に、関連団体へ寄付する。
1989年9月23日生まれ、栃木県出身。 12歳からフリークライミングを始める。 2006年世界ユース大会ユースA優勝など、クライミング開始後、数年で国際大会で結果を残し、2012年 / 2013年にはワールドカップ総合優勝(リード種目)。現在は外岩を中心に活動し、高難度ルートを登攀。