古河電工×シャープ、ケーブルテレビ事業者向けローカル5Gソリューションの商用化に向けて検討を開始(22.7.25)

古河電気工業(株)(東京・千代田区、小林敬一社長、以下、古河電工)とシャープ(株)(大阪・堺市、呉柏勲 社長執行役員兼CEO)は、集合住宅などに、設備投資を抑え省スペースで高速・大容量の無線通信環境を構築できる、ケーブルテレビ(以下、CATV)事業者向けローカル5Gソリューションの商用化に向けた検討を開始。2023年中のソリューション提供開始を目指す。

<ケーブルテレビ事業者向けローカル5Gソリューション 構成イメージ>

本ソリューションは、CATV事業者への豊富な納入実績を持つ古河電工のPONシステムと、さまざまな5G機器を手がけ、5G技術に強みを持つシャープのローカル5Gシステムが連携。CATV事業者が保有する既設ネットワークの活用により、光ファイバを各住戸まで配線することが困難な集合住宅でも、設備投資を抑えて高速・大容量の無線通信環境を構築することができる。また、古河電工が開発するONU※3とシャープが開発するローカル5G基地局を一体化することで、スペースが限られる集合住宅での設置性が向上。各住戸に専用端末を設置すれば、高速・大容量の通信サービスが提供可能となる。古河電工とシャープは、今後も両社の強みを活かして、ローカル5Gを利用したCATV事業者の新サービス創出に貢献していく。

なお、2022年7月28日(木)から29日(金)に東京国際フォーラムで開催される「ケーブル技術ショー2022※4」の古河電工ブースにて、本ソリューションを参考出展する。

※1 PONシステム:Passive Optical Network。通信事業者の機械室と加入者間が光ファイバと光信号分配器のみで構成されたシステム。

※2 OLT : Optical Line Terminal。光回線終端装置。通信事業者の機械室に設置する、加入者からの光信号を処理する装置。

※3 ONU : Optical Network Unit。加入者側光端末装置。加入者宅または無線基地局に設置する光電気変換装置。

※4 詳細は以下を参照。
https://www.catv-f.com/

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