コネクティッドソリューションズ社、自社スタジオ「Studio CONNECT」を開設(21.11.2)

パナソニック(株)(大阪・門真市、楠見雄規社長)の社内分社であるコネクティッドソリューションズ社(東京・中央区、樋口泰行社長、以下CNS社※)は、常設の自社スタジオ「Studio CONNECT」を開設した。2021年10月18日、本社浜離宮ビル15階に「Studio CONNECT」を開設し、運用テストを重ね、本日11月2日より本格運用を開始。本スタジオの機材は、大規模スポーツイベントの中継やテレビ放送などで定評のあるCNS社の放送・業務用映像システムで構成している。
※パナソニックグループの持株会社制への移行にともないパナソニック(株) コネクティッドソリューションズ社は 2022年4月より、「パナソニック コネクト(株)」に変更。

新型感染症の長期化により、オンラインでの情報発信が益々重要になっている。CNS社では記者発表会等のライブ配信や顧客向けウェビナー、社員とのコミュニケーションに、これまでも積極的にオンラインで情報発信を行なってきたが、スタジオ専用ではないスペースをオンラインイベントに使う際に、他の案件と重なっていて使えないケースもあり、発信したい時にいつでも、難しい操作無しに社員が情報発信を行えるスタジオを常設することが急務だった。また、機材の設置に時間がかかり、機動的な発信ができない点も課題だったが、「Studio CONNECT」開設に伴い、これらの課題を解決できるようになる。

本社浜離宮ビル15階にスタジオ専用スペースを確保。スタジオ予約さえすれば、イベント配信が可能になる。またオペレーターが常駐し、発信したい社員の操作をサポートする。いつでも誰でも、難しい操作無しでオンラインイベントの配信が可能になる。

「Studio CONNECT」では、自社開発の広角で20倍以上のズームを搭載するリモートカメラ注を3台採用した。通常の配信システムでは、一定のアングルでしか人を映すことができないが、リモートカメラは天井や壁面に設置することができるため、有効に空間を活用し、人が撮影しにくいアングルの撮影も可能にする。同社独自開発の自動追尾ソフトウェアAW-SF100G/AW-SF200G(別売)との連携で、話し手を追いかけ、常に映し続けることで、臨場感を生み出す。リモートカメラを使い、省スペースで様々なカメラワークを駆使することで、見る人を飽きさせない映像演出を実現する。

またリモートカメラを使うことにより、カメラマンが立ち入ることなく遠隔制御でクオリティの高い映像の撮影・操作が可能になり、現地ではオペレーター1名、イベントスピーカー1名の、最小2名でのイベントのオンライン配信が行える。この度撮影用の小型カメラクレーンやカメラレールも導入するため、異なる角度からの様々な映像演出も可能になる。さらにはCNS社のタッチスクリーン液晶ディスプレイなども活用し、ディスプレイ上の資料に文字を書き込みながらの説明や、簡単にホワイトボードに切り換えて参加者とコミュニケーションを行うことも可能。

今後は「Studio CONNECT」を活用し、マーケティング、営業関連の情報発信、また国内のみならず海外の社員とのコミュニケーション機会を増やし、対話の強化に専念していく。またスタジオソリューションとして、「Studio CONNECT」をショーケースとして顧客に提案していくことも検討。
CNS社(2022年4月よりパナソニック コネクト(株))は、様々なパートナーとともに、多様な「現場」に寄り添うことで、顧客そして社会の課題を解決し、A Better Life, A Better Worldを実現する。

<「Studio CONNECT」イメージ>

<「Studio CONNECT」概要>
広さ:48m2
プロンプター、フラットパネル、スイッチャー、パームカメラ2台、リモートカメラ3台、ワイヤレスプレゼンテーションシステム PressIT、タッチスクリーン液晶ディスプレイ、撮影用小型カメラクレーン1台、撮影用カメラレール1台
配信プラットフォーム:Teams, Teams Live, Zoom(その他のプラットフォームにも順次対応予定)
想定最大登壇人数:プレゼンター4名、MC1名

注:「PTZカメラ」とも呼ばれ、遠隔でカメラの向きなどを操作できるカメラのこと(パン(横方向)・チルト(縦方向)・ズーム、略してPTZ操作と呼ばれる)。これにより近くに撮影者がいなくとも、カメラを自在に動かして広い範囲の撮影が可能になる。

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