コムスコープ社、通信事業者の5Gネットワーク展開を促進するHELIAX モジュラー FTTA ソリューションを発売(21.6.24)
米通信機器大手コムスコープは、通信事業者が5G ネットワークのアップグレードをスピードアップするソリューションを発売する。
世界中の国々が、製造、輸送、および医療を近代化するために国の重要インフラに投資し、5G ネットワークのアップグレードを迅速化する方法を模索している。そこでコムスコープはこのニーズに応え、ネットワーク事業者が信頼できるモバイル・ネットワークを迅速に配備することを支援する HELIAX® SkyBlox™を発売。
HELIAX SkyBlox™は、重量が1キログラムで、基地局への負荷を最小限に抑え、通常の設置時間を半分以下に短縮することができる。この設置作業には、ボックスの基地局への取り付け、ファイバーの構成、そしてすべての電源ケーブルの固定が含まれる。
コムスコープのアウトドア・ワイヤレス・ネットワークス担当シニア・バイス・プレジデント、Farid Firouzbakht氏は、次のようにコメント。「モバイル接続は経済全体をリニューアルするカギとなります。ネットワーク事業者は、課題に対処し、設置をシンプルにできるようなテクノロジーを選択することで、5Gネットワークの展開を促進できます。このたび発売する HELIAX SkyBloxのイノベーションは、より迅速な導入とCO2の削減という点において、新たなマイルストーンであるといえます」。
ファイバーベースの5Gへの道を開く
コムスコープのHELIAX® SkyBlox™は、新規または拡張中のファイバー・トゥ・ザ・アンテナ (FTTA) の配備に最適なネットワーク性能の効率化、簡素化、およびサポートを目的に設計。100%リサイクル可能な素材で作られた新しいシステムは、基地局整備の遅れという課題に取り組む事業者を支援する。複雑なファイバーや電源アーキテクチャ、また既存のセル・サイトに追加できる負荷が制限されるという、基地局に設置する際の重量制限などによって、遅れが生じている。
Mobile Expertsのファウンダーおよびチーフ・アナリストであるJoe Madden氏は、「事業者は、すでに既存の設備でいっぱいになっている携帯電話基地局に 4G と 5G の機器を組み合わせて導入するという大きな課題に直面しています。シンプルな設計と軽量な構造で、モードとバンドを結び付けるように設計されたアンテナ・システムを求められています。電源とファイバーを迅速に配置することは、将来に備えたネットワーク戦略の重要な要素になります」と述べている。
5G の導入をさらにシンプルにするために、コムスコープは HELIAX モジュラー FTTA ソリューションも展開し、ベースバンド装置と無線装置間の柔軟な接続を提供する。拡張性がありスタッカブルなコムスコープ HELIAX モジュラー FTTA ソリューションにより、モバイル・ネットワーク事業者は、スリムでフレキシブルな屋外仕様のファイバーと電源の両方を迅速に設置可能となる。また、リサイクル可能で、金属を使わずに耐久性にすぐれた材料でケーブルをバンドルすることにより、PIMによる干渉を軽減し、基地局にかかる重量を軽減する。
コムスコープによる最新のHELIAX®の革新的なコネクタ・ソリューションは、ネットワーク事業者およびOEMのパートナーに、今日の複雑で混沌とした5G対応ネットワークの要求に対処するための新しいRF接続ソリューションを提供する。
コムスコープ https://ja.commscope.com/