BICと東京マルチメディア放送、J.COTTと連携し、緊急地震速報をi-dioの放送波で配信(17.2.15)
(株)エフエム東京(東京・千代田区、千代勝美社長)が中心となって設立したBIC(株)(東京・千代田区、梅本宏彦社長)と東京マルチメディア放送(株)は、(株)J.COTT(東京・千代田区、美齊津敬二社長)と連携し、気象庁の緊急地震速報(予報)データをi-dioの放送波を用いて配信するスキームの構築に着手し、ケーブルテレビ局の緊急地震速報サービスの高度化とi-dio放送の屋内受信の安定化を図る。
i-dioによる配信方式は、従来のネット回線や専用線を用いた配信方式とは異なり、気象庁の緊急地震速報データをそのままi-dioの放送波にのせて直接専用端末に届けるもの。専用端末では、受信したデータ内の震源情報をもとに当該地点での予測震度と予測猶予時間をピンポイントで割り出し、情報を発報する。
多くのケーブルテレビ局は、センター演算型の緊急地震速報サービスを展開しているが、i-dio方式によるものは、端末演算を基本とするため、センターに設置する演算装置や送信システムが不要になる。