キヤノン、市川海老蔵主演・演出の公演に技術協力(21.2.16)
キヤノン(株)(東京・大田区、御手洗 冨士夫会長CEO)は、2021 年2 月20 日(土)19 時よりオンラインリアルタイム配信される、歌舞伎俳優の市川海老蔵が代表理事を務めるNPO 法人「Earth & Human」の設立を記念した『EBIZO THEATER NPO 法人設立記念公演「Earth & Human」 by 1→10』の撮影にボリュメトリック技術で協力することを発表した。
本公演は、XR やAI など先端技術で社会課題の解決に取り組む、“近未来クリエイティブ集団”(株)ワントゥーテン(京都・京都市、澤邊芳明社長 CEO)が、五穀豊穣と天下泰平を祈願する伝統的な「三番叟(さんばそう)」から着想を得た舞踏を、最先端のテクノロジーでアップデートした演目。撮影・ライブ配信は、キヤノン川崎事業所に開設した「ボリュメトリックビデオスタジオ-川崎」にて実施され、撮影とほぼ同時に高精細な3D 空間データを生成するキヤノンのボリュメトリックビデオ技術と、ワントゥーテン社の没入型リアルタイム映像演出が融合することで、市川海老蔵の迫力の舞踊に、デジタル空間演出が混ざり合い、圧倒的な映像美に彩られた臨場感を楽しむ映像体験が可能だ。
なお、本公演は、文化庁委託事業に採択された「文化芸術収益力強化事業」として上演される。
<ワントゥーテン Executive Creative Director 引地耕太氏コメント>
今回の『EBIZO THEATER NPO 法人設立記念公演「Earth & Human」by 1→10』では「IMMERSIVE XR ONLINE」というコンセプトのもと視聴者に圧倒的な没入体験をLIVE 配信で提供します。コロナ禍において世界中のエンターテインメントが危機に瀕し、新しいオンラインでのコンテンツの視聴体験が求められる中で、撮影とほぼ同時に高精細な映像や3D データを生成することが可能な「ボリュメトリックスタジオ-川崎」の技術活用に可能性を感じました。ボリュメトリック映像技術は、我々の手掛けるXR コンテンツとの相性が良く、今後もさまざまな視聴体験へ拡張の可能性を感じています。