サイバーエージェント、スマートフォンアプリ広告の不正を事前検知する独自の対策ツールを提供(20.11.12)
(株)サイバーエージェント(東京・渋谷区、藤田 晋社長)はインターネット広告事業において、スマートフォンアプリ広告主向けに独自のアドフラウド対策ツール「CAF(CyberAgent Anti Fraudsystem 読み:キャフ)」を開発し、提供を開始した。
スマートフォンアプリ広告市場は堅調な伸びが続く一方、広告主からはデジタル広告配信において発生し得るアドフラウド(※)へのより強固な対策が求められている。これまでのアドフラウド対策は、成果発生後のデータから不正成果を調査し、不正成果の制御・減算処理を行う事後対応が主流となっており、計測ツール上で確認できるデータは減算処理を行う前の不正成果が含まれてしまうため、レポーティングや配信計画を立てる際の課題の一つとされていた。
このような課題の解決を目的に提供を開始した「CAF」は、広告クリック時点で不正と思われるアクセスの検知・制御を行うことで、不正成果の発生を未然に防ぐ。
「CAF」では事前に不正クリックを検知・制御対応を行うリアルタイム不正検知機能によって、不正ユーザーによるアクセスで発生し得る広告コストを削減し、広告の品質・効果改善を図る。また、約30の不正検知項目を実装することで、より強固な不正対応の実現に取り組んでおり、今後もさらなる不正検知項目の追加実装を予定している。
サイバーエージェントは今後も、インターネット広告における品質および広告効果改善の実現に尽力する方針。
【CAFの主な特徴と導入メリット】
①リアルタイム不正検知機能を搭載
広告クリック時点での不正検知・制御を行うことで、不正成果の発生を未然に防ぐ。
②約30の不正検知項目を実装
より強固な不正対応を実現するため、約30に上る不正検知項目をカバー。
不正検知後のクリックブロック機能により、無駄コストの削減に繋がる。
(※)アドフラウドとは、デジタル広告配信においてボットや自動プログラムを用いて不正にインプレッションやクリックなどの成果を水増しする不正行為のこと。