シャープ、日光市民病院および月夜野病院に「遠隔応対ソリューション」を納入(20.10.29)

シャープ(株)(大阪・堺市、野村勝明社長執行役員 兼 COO)は、医療機関や福祉施設向けの「遠隔応対ソリューション」を、栃木県の公益社団法人 地域医療振興協会 日光市民病院(以下、日光市民病院)および群馬県の医療法人パテラ会 月夜野病院(以下、月夜野病院)に納入した。
本ソリューションは、病室のベッド脇とナースステーションなどのスタッフルームにスマートフォンやタブレットを設置することで、ビデオ通話機能による“非接触”での双方向のコミュニケーションを実現する。今般、両病院の感染症病床に、本ソリューションが採用された。映像や音声により、患者の顔色や体調の確認(※1)などを遠隔で行うことで、防護服の着用が必要な病室の見回り回数を減らし、業務の効率化や感染リスクの低減に貢献する。
日光市民病院では、本年7月30日から10月末まで、スマートフォン2台、タブレット6台を使用して実証試験を実施。医療従事者の業務効率の向上や患者との対面時間の削減に効果があるとして、このたび本格的に導入することとなった。
月夜野病院では、同病院が導入する電子カルテシステムアプリ「i-MEDIC Plus」(※2)と本ソリューションが連動。タブレットで電子カルテを確認できるほか、電子カルテにあるアイコンからツータップで患者とのビデオ通話を開始することができる。接続の手間を軽減し、患者とのスムーズなコミュニケーションに貢献する。

※1 診断行為には使用していない。
※2 医療・介護ICTシステム開発などを手掛ける(株)レゾナが、自社のパソコン用ソフトウェア「i-MEDIC Plus」を、Android(TM)アプリとして新たに開発したもの。
●「i-MEDIC Plus」は(株)レゾナの登録商標。

<本ソリューション詳細>
http://k-tai.sharp.co.jp/business/remote_response_solution/

月夜野病院 感染症病床における利用シーン(病室)

月夜野病院 感染症病床における利用シーン(スタッフステーション)

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