プロ野球、9月度「スカパー! サヨナラ賞」はセ・リーグ吉川尚輝(読売)、パ・リーグ茂木栄五郎 選手(楽天)に決定(20.10.14)

スカパー! (スカパーJSAT(株)、東京・港区、米倉英一社長)は、プロ野球を盛り上げるべく、2012 年よりセントラル、パシフィック両リーグが制定する月間「スカパー! サヨナラ賞」に協賛してきた。今シーズンも本賞に協賛し、9月度受賞選手に選ばれた吉川尚輝選手(読売ジャイアンツ)と茂木栄五郎選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)の表彰式を行なった。
本賞は月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手を両リーグから1名ずつ選出し、スカパー! よりトロフィーと賞金30万円を贈る。
10月14日(水)、月間「スカパー! サヨナラ賞」9月度の受賞選手に、セ・リーグは吉川尚輝選手(読売ジャイアンツ)、パ・リーグは茂木栄五郎選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)が発表された。
表彰式を各会場で行い、両選手へトロフィーと賞金の30万円を贈呈。発表に先立ち10月13 日(火)に行われた茂木栄五郎選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)の表彰式には、今年で 5期目を迎えるスカパー! プロ野球PRアンバサダーの倉持明日香氏がオンラインで登場し、MCを務めた。

≪受賞選手コメント≫
吉川尚輝選手(読売ジャイアンツ)
この賞を頂き素直に嬉しく思っています。無観客の試合から始まって、今はたくさんのファンの方が足を運んでくださっている中でこういうサヨナラであったり試合が出来るというのはすごく僕たちの力になりますし、これからも引き続き頑張りたいと思います。あの時はみんなが繋いでくれた場面だったので、「なんでもいいのでヒットになれ」と思い切った気持ちで打席に立ちました。最高の結果に繋がって良かったなと思います。

茂木栄五郎選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
この度サヨナラ賞に選んで頂いてすごく嬉しく思いますし、もっともっと印象に残るようなプレーをたくさん出来たらなと思います。ありがとうございます。「とにかく打ってやろう!」といった気持ちで打席に入ったのでそれがホームランという最高の形になったので嬉しかったです。これからも熱い試合をたくさんお見せ出来たらいいなと思いますので、皆様の熱いご声援宜しくお願いいたします!

ⓒRakuten Eagles

≪受賞プレー概要≫
セントラル・リーグ 吉川尚輝選手(読売ジャイアンツ) 初受賞
吉川尚選手は、9月22日(火)東京ドームで行われた対広島東洋カープ14回戦、9回表同点に追いつかれた直後、9回裏2死3塁の場面で右前打を放ち、緊迫した接戦を制した。
読売・菅野投手の開幕12連勝をかけた試合は、8回が終わり4対3と読売が優勢。このままリードを守りたい読売は、守護神デラロサ投手に全てを託した。しかし9回表1死1塁の場面、広島・松山選手が左前打を放ち、走者の曽根選手が一気にホームへ生還。菅野投手の開幕12連勝は次回へ持ち越しとなった。
同点で迎えた9回裏2死1塁、バッターは9月1日(火)東京ドームでもサヨナラ打を放った吉川尚選手。何とかチャンスメイクを図りたい読売は、広島・フランスア投手の牽制悪送球により2死3 塁の場面を迎える。願ってもないチャンスを手にした吉川尚選手は、カウント1-1からの3球目を捉え、打球はライト前へ。今月2度目となる値千金のサヨナラ打となった。読売からのスカパー! サヨナラ賞受賞は、2019年8月度の石川選手以来となり、吉川尚選手は初の受賞となった。

パシフィック・リーグ 茂木栄五郎選手(東北楽天ゴールデンイーグルス) 初受賞
9月11日(金)楽天生命パークで行われた対北海道日本ハムファイターズ16回戦。1点ビハインドの延長10回裏、1死2塁の場面で茂木選手は右翼席へ飛び込む逆転サヨナラ本塁打を放ち、チームを今季初のサヨナラ勝利へ導いた。
東北楽天は初回から4安打を浴び2点を先制されるも、直後に1点を返し、すぐさま点差を縮める。4回には、茂木選手の三塁打でチャンスを作ると、小深田選手のタイムリーで勝ち越しに成功。そのまま逃げ切りを狙うも、9回に相手の執念で同点とされ、3対3で試合は延長戦に突入。
降雨による31分間の中断を挟んでスタートした延長戦は、10回表に2つの守備のミスで1点を献上してしまう。
後がなくなった10回裏、1死2塁の場面で打席には茂木選手。カウント2-2からの5球目をライトスタンドへ放り込んで、劇的な逆転サヨナラ勝利を遂げた。負ければ今季初の借金生活となるチームを窮地から劇的な一打で救った。
2018年8月12日以来自身2本目のサヨナラ本塁打は、球団史上初の延長戦での逆転サヨナラ弾となった。スカパー! サヨナラ賞は初受賞となる。