TBSテレビ、Blackmagic Design社のATEM スイッチャーでニュース配信ワークフローを構築(19.11.21)

Blackmagic Design は、(株)TBSテレビがATEM 2 M/E Production Studio 4K、ATEM 1 M/E Production Studio 4K、および3台のATEM Advanced Panelを導入し、ニュース配信のワークフローを構築したことを発表した。これらは日々のニュース配信に使用され、今後の選挙特番でも使用される予定。
古くから報道番組に定評のあるTBSテレビだが、近年ではテレビ以外の視聴も増えているため、YouTube向けの突発ニュースの配信、24時間ニュースを配信し続けるストリーミング配信、その他TwitterやFacebookなどのSNS向けのニュース配信番組など様々な形態のニュースを制作している。それらの配信には全て、同社報道フロアに導入されたBlackmagic Design のATEMスイッチャーが使用されている。
導入について同社技術局報道技術部兼メディアビジネス局メディア事業部の担当部長、山本善尚氏はこう話す。「弊社ではニュースのストリーミング配信を運営している部署があり、今回、弊社の報道フロアの大規模なレイアウト変更を行うことを機に、設備の更新を決めました。また、今までの運用に加え、数年に一度行われる選挙特番にも同じ機材を使いたいと考えました。今までは、選挙の度に機材を持ち込んで配信を行っていましたが、その度に機材を組み上げるのも大変なので、今回の更新を機に、常設で多目的に使える設備にして今後の選挙特番でも使用できる
ようにしました」
ニュース情報本部編集番組センターニュース制作部の青山隼人氏はこう付け加える。「以前は、24時間のニュース配信プログラム用にATEM 1 M/E Production Studio 4Kを1台導入して運用していました。ただ、今後の配信番組を運営する上で、もっと入出力が欲しいと思い、ATEMスイッチャーの上位機種やATEM 1 M/E Advanced Panelを導入しました。また新しくSNS向けのニュース配信番組が始まったので、もう一台ATEM 1 M/E Production Studio 4Kを増やしました」
今回更新された配信用ATEMスイッチャー3台にはそれぞれ回線センターからの映像、VTR、テロップなどの素材が送られている。ATEM 2 M/E Production Studio 4Kに関しては入力数が20入力と多いため、そこにカメラからのフィードが加わり、さらに複数の入力系統を使ってテロップ出しも可能になっている。また、各スイッチャーはLAN経由でそれぞれATEM 1M/E Advanced Panelに繋がっており、直感的な操作が可能となっている。
また、BlackmagicのMini Converterも多数使われており、GPI & TallyはATEM 2 M/E Production Studio 4KでVTRの入力2系統に対して2台、ATEM 1 M/E Production Studio 4KへのVTR入力に対して、1台使用している。また、ATEM 2 M/E Production Studio 4Kは、カメラ入力があるためその音声をMini Converter SDI to Audioを経由して音声ミキサーに送って処理している。その後、全ての映像・音声信号はマトリクスルーターへ送られ、配信先ごとにプログラムが割り当てられエンコーダーを介して配信される。

ATEM 2 M/E Production Studio 4K