ソシオネクスト、車載ヘッドアップディスプレイ向け小型グラフィックス・コントローラーの提供を開始(18.12.4)

(株)ソシオネクスト (神奈川・横浜市、井上あまね社長)は、車載ヘッドアップディスプレイ用途に最適化された、小型グラフィックス・ディスプレイ・コントローラー「SC1711」の量産出荷およびSDKの提供を開始した。
「SC1711」は同社独自の2Dグラフィックスエンジン「SEERIS」および高速インターフェース「APIX 2」を搭載し、さらに各種セーフティー機能の充実により、安全性が高くコスト競争⼒のある⾞載ディスプレイシステムの実現を可能にする。
近年、車載システムの安全装備に対する関⼼は急速に高まっており、なかでもヘッドアップディスプレイ(HUD)は運転に必要な情報を少ない視点移動で得られるため、ドライバーの疲労軽減、安全性の向上につながるとして注目を集めている。
「SC1711」はこのHUDの表示制御向けに開発されたデバイスで、当社が⻑年にわたる⾞載ディスプレイ向け製品の開発で蓄積したノウハウに基づく高性能2Dグラフィックスエンジン「SEERIS」を搭載、またInova Semiconductor社が提供する高速シリアルインターフェース「APIX 2」に対応している。
HUDに利用される中規模解像度のディスプレイ制御に向けて機能と性能を最適化したことで、20mm x 20mm というコンパクトなパッケージサイズを実現、システムの小型化に貢献する。同時に、パッケージの温度特性の改善を徹底して行い、ダッシュボード上の厳しい温度条件に耐える仕様を実現した。

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