香港のPCパーツメーカー大手ZOTAC、日本法人「(株)ゾタック日本」設立を発表(18.9.12)
コンピューターハードウェアメーカーのZOTAC Technology Limited(香港)は、日本法人「(株)ゾタック日本」の設立を発表。9月12日に都内で会社設立発表会を開催した。
ZOTAC Technology Limitedは、香港の大手エレクトロニクス製造、PC PARTNER GROUP LIMITED傘下のコンピューター製品ブランドとして 2006 年に設立された。以来、グラフィックスカードやミニ PC、VR 専用のバックパック PC など、高性能で独創的な製品を世界に向けて提供している。今回の日本法人設立によって、国内のBtoB市場に本格参入する意向だ。
発表会冒頭では、ZOTAC本社プレジデントのTony Wong氏が挨拶に登壇。「当社にとって、日本は革新と技術の中心地であり重要な市場の一つ。ゾタック日本は、母体となるPC パートナーグループ全体における技術的な拠点として、エンドユーザー、パートナー企業とのつながりを一層深めてくれるだろう。今後に大いに期待している」と述べた。
プレゼンテーションでは、ZOTACの主な取り組みや今後の展開、新製品の紹介が行われた。ZOTACは2017年にゲーマー向けブランド「ZOTAC Gaming」を立ち上げ、製品・デバイスを製造している。更に遡れば、同社は2007年から、世界中のゲーマーが無料で利用できるオンラインeスポーツプラットフォーム「ZOTAC Cup」を提供するなど、国内でも関心が高まっているeスポーツ分野に注力してきた。
会場には近々市場投入予定の「GeForce RTX 20」シリーズ搭載製品をはじめ、VR、デジタルサイネージ、スマートホーム・ゲートウェイ、防災関連など、幅広い分野での応用が見込まれる各種機器が展示され、注目を集めた。
なお、同日は2つのテーマで、ゲスト講師を招いて以下の特別セッションが行われた。
①「VRアミューズメントシーンの今後」講師:(株)ハシラス代表取締役社長 安藤 晃弘氏、
②「IoT技術で未来社会をデザインする」講師:立命館大学教授 西尾 信彦氏