アストロデザイン、JAMSTECの深海環境調査に協力して海底の8K撮影に成功(18.8.28)

アストロデザイン(株)(東京・大田区、鈴木茂昭社長)は、今年7月27日から8月8日にかけて実施された国立研究開発法人 海洋研究開発機構(神奈川・横須賀市、平 朝彦理事長、以下JAMSTEC)の海底広域研究船『かいめい(※1)』による深海環境調査に協力し、深海仕様の8Kカメラで水深1500mの海底における撮影に成功したことを発表した。
調査にはサポートとして、同社スタッフ1名が乗船。撮影は、深海曳航調査システム「ディープ・トウ」(※2)に水中用8Kカメラを実装して行われた。
アストロデザインは、今後も8Kの技術を活かして様々な産業や研究開発分野に貢献していく方針を示している。

▼深海環境調査概要
乗船地:横須賀
下船地:沖縄、那覇新港
観測地:沖縄トラフ(奄美大島沖、久米島沖など)
使用機材:8K水中カメラ「AB-4805」、SHVカメラ光ケーブル受信装置「AR-4804」、CCU&リモートコントローラ「AC-4802」、8Kレコーダ「HR-7518」(いずれもアストロデザイン製)

※1「かいめい」は、海底資源の分布等海底の広域調査を効果的に行うとともに、鉱物・鉱床の生成環境を捉える総合的科学調査を可能とする最新鋭の研究船。最先端の調査機器を装備し、採取した試料を新鮮な状態で分析・解析できる洋上ラボ機能を有するとともに、汎用研究船としての機能を兼ね備え、気候変動研究、地震・津波に対する防災・減災研究にも貢献する。

※2「ディープ・トウ」は、全長数千メートルのケーブルの先端にソーナーやカメラを装備した曳航体を取り付け、海底付近をごく低速で曳航するシステム。

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