パナソニック、ベルリン・フィル映像配信サービスを4K・HDR化(17.8.31)
パナソニック(株)(大阪・門真市、津賀一宏社長)は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(以下ベルリン・フィル)のコンサート映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を、従来のハイビジョン画質から4K・HDRへと進化させる映像システムを構築した。
パナソニックはベルリン・フィルと今年1月より、家庭や車室内での高品位なコンサート体験の実現を目指した技術開発協業を推進している。その主要な取り組みの1つである「デジタル・コンサートホール」の4K・HDR化に向けて、放送用カメラ9台、モニター7台、スイッチャーなどの業務用機器に加えて、市販向け有機ELテレビ2台(65EZ1000/55EZ950)を含めた最先端の4K・HDR機器を、ベルリン・フィルハーモニーの映像収録・編集スタジオに7月より順次納入した。
ベルリン・フィルは8月25日のコンサートを皮切りに、納入機器を用いた撮影および編集を開始。この4K・HDRのコンサート映像は、10月より全世界に向けてオンデマンド配信予定で、テレビ・ブルーレイディスクレコーダー/プレーヤー向けサービスについては、開始後120日間、パナソニック対応機器を通じてのみ先行視聴が可能。臨場感あふれるライブ体験が届けられる。