「MM総研大賞2017」発表。大賞は日立のIoTプラットフォーム『Lumada』(17.7.12)

(株)MM総研(東京・港区、中島洋所長)は7月12日、都内ホテルにおいて「MM総研大賞2017」の表彰式・レセプションを開催した。
「MM総研大賞」(審査委員長:安田浩 東京電機大学学長)はICT分野の市場、産業の発展を促すきっかけとなることを目的に04年に創設した、今年で14回目を迎える表彰制度。優れたICT技術で積極的に新市場の開拓に取り組む企業を表彰している。受賞企業は次の通り。
「スマートソリューション部門賞」は5分野で8件が受賞した。「IoT分野」では日立製作所のIoTプラットフォーム『Lumada』と、京セラコミュニケーションシステムのIoTネットワーク『SIGFOX』、「AI分野」ではNTTコミュニケーションズの『Communication Engine“COTOHA”』と、米DataRobot, inc.の機械学習プラットフォーム『DataRobot』、「セキュリティ分野」ではNECの『AIを活用し、未知のサイバー攻撃を自動検知するセキュリティシステム』と、NTT東日本の『トータルセキュリティ対策の推進』、「コンテンツ・プラットフォーム分野」ではNTTドコモの『DAZN for docomo』、「ヘルスケアICT分野」では富士通の「居住者の見守りソリューション」。
「話題賞」は将来的な影響力が高いと期待される製品・サービス6件が受賞した。ビッグローブの『エンタメフリー・オプション』、NTT西日本の『スマート光チャレンジ』、Googleの『Android One』、レノボの『YOGA BOOK』、宇宙システム開発利用推進機構の『宇宙ビジネスコート』、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの全自動衣類おりたたみ機「ランドロイド」。以上の中から、日立製作所のIoTプラットフォーム『Lumada』が「大賞」を受賞した。
表彰式・レセプションには、受賞企業14社をはじめ審査委員・来賓など120人を超える関係者が出席。安田審査委員長は「IoTやAIなどの先進的な技術に加え、セキュリティなど、これからのスマート社会の基盤となる商品群が着実に育ってきている」と総評した。

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