ジャパンケーブルキャスト、北海道留寿都村の地域・防災情報配信アプリ「JC-Smart」導入を発表(23.12.27)

ジャパンケーブルキャスト(株)(JCC、東京・千代田区、大熊茂隆COO)は、海道留寿都村(佐藤ひさ子村長)が同社提供の地域・防災情報配信アプリ「JC-Smart」を導入し、2023年10月20日より「るすっぴーナビ」として運用していることを明らかにした。留寿都村は、住民に向けた行政・防災情報の主な伝達手段として、各戸に設置した防災行政無線の受信機やコミュニティメールを主に活用していたが、配信情報の充実化やリアルタイムな情報配信を目指し、令和4年度第2次補正予算デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプTYPE1)の採択を受けていた。

「るすっぴーナビ」は、「JC-Smart」の特徴であるクラウド上での自動連係機能により、JアラートやLアラートを含む豊富な防災情報、地域に特化したピンポイント天気情報、定点カメラ情報などを、役場の運用負荷を軽減しながらタイムリーに住民へ配信するもの。万が一の災害時などには、防災情報アプリ「全国避難所ガイド」のデータベースを利用した全国約17万カ所の避難所を確認することが可能で、村内外を問わず、現在地から最寄りの避難所を検索できる。

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地域情報は役場からの情報だけでなく、村内の教育機関や事業者、施設などからの情報も配信可能で、「生活ガイド」メニューを通じて、地元高校が生産した農産物や栽培した鉢花の販売会を案内するなど、地域連携やコミュニケーション活性化のツールとしても利用できるという。

運用開始以降、留寿都村とJCCは、26年度までの情報伝達手段の一本化を目指し、広報誌を通じた告知や、村内各所でのオリジナルポスター掲示、ワクチン接種会場でのダウンロード促進など、住民への普及活動を一体となって進めている。さらに「るすっぴーナビ」を幅広い世代が利用できるよう、高齢者など、スマートフォンを保有しない住民に向けたタブレット型端末の配布も視野に入れ、住民の安心安全な地域生活や利便性の向上を目指すとしている。