ABEMA、AI技術を活用した広告手法「バーチャルプロダクトプレイスメント」の実証実験を開始（23.12.4）

by satemaga · 公開済み 2023-12-04 · 更新済み 2023-12-06

（株）サイバーエージェント（東京・渋谷区、藤田晋社長）が展開する「ABEMA（アベマ）」は、バーチャルプロダクトプレイスメント（VPP）技術を提供するRyff社（米国・カリフォルニア、ロイ・テイラーCEO）と共同で、新たな広告手法の実証実験を実施する。

VPPとは、既に収録された番組内の登場人物やシチュエーションなどをAI技術によって解析し、どのようなブランド商品を、どのような形状で、どのように配置できるかを可視化するもの。従来のプロダクトプレイスメントは、映画やテレビ番組の制作段階でブランド商品をシーン内に自然に配置し撮影する広告手法として採用されてきたが、VPPは放送を終了した後でもブランド商品を映像内に合成できる新しい広告手法として、近年期待を集めている。

今回の実証実験では、コーセー、ポッカサッポロフード&ビバレッジの2社が参加。VPPを活用して各社の製品やポスターが、ABEMAの番組本編内に登場する予定となっている。番組の視聴者に対するブランドサーベイにおける意識変容や、ブランド商品が実際に配置されたシーンにおける商品へのアテンション効果などを可視化し、VPPがもたらす広告効果の検証をしていく。