スカパー、大規模オフィスビル向け非常通信用「アンテナ共有衛星通信サービス」を開始(17.5.10)
スカパーJSAT(株)(東京・港区、高田真治社長)は4月1日より、三菱地所(株)(東京・千代田区、吉田淳一社長)が所有・管理する「新丸の内ビルディング」(東京・千代田区、以下新丸ビル)において「アンテナ共有衛星通信サービス」を提供開始した。
同サービスは、大規模オフィスビルに入居するテナント企業を対象とした事業継続計画(BCP)対策サービス。オフィスビル屋上にアンテナ径75cmの共有アンテナを設置し、そのアンテナとビル内の回線を用いることで、衛星インターネット接続サービスを利用できるようになる。
これまで大規模オフィスビルに入居するテナント企業は、BCP対策等で衛星通信サービスを利用したくとも、屋上へのアンテナ設置やケーブル敷設を行うためのコスト面やスペース面でのハードルが高かった。「アンテナ共有衛星通信サービス」ではそれらの課題を解消することで、テナント企業も導入しやすいものとした。すでに新丸ビルでは、入居テナント企業のAGC硝子が同サービスを契約している。