アリアンスペース社、木星氷衛星探査機「JUICE」の打ち上げ日を4月13日に設定(23.4.5)

アリアンスペース社(フランス・クールクーロンヌ、ステファン・イズラエルCEO)は、⽇本時間4⽉13⽇(⽊)、南⽶フランス領ギアナにあるギアナ宇宙センターからアリアン5ロケット(フライトVA260) を打ち上げる。搭載衛星は欧州宇宙機関(ESA)の⽊星氷衛星探査機JUICE(Jupiter ICy moons Explorer)。

打ち上げ日時
2023 年4 月13 日 (木曜日)午後9 時15 分 – 日本時間

打ち上げから衛星切り離しまでの所用時間
27 分45 秒

軌道投入時目標パラメータ
目標軌道|地球脱出軌道   無限遠速度|2.5 km/s   軌道傾斜角|-2.95°

探査機JUICE は欧州初の木星系へのミッションで、地球スイングバイと金星スイングバイを行い、2031 年に木星周回軌道に投入される。JUICE は生命の誕生や太陽系の起源を解明することを目的として、生命体の手がかりが存在する可能性をもつ木星の3つの氷衛星、エウロパ、ガニメデ、カリストを観測する探査機。10 台の最先端の科学装置を搭載し、探査機の通信装置と地上の電波望遠鏡システムを使った科学実験も計画されている。探査機の重量は約6 トンで、エアバス・ディフェンス・アンド・スペース社が製造した。

JUICE は、ESA の宇宙科学プログラム コズミック・ビジョン(※1) 最初の「大型ミッション」です。コズミック・ビジョンはESA の科学プログラム委員会が策定した宇宙探査長期計画で、選定されたミッションは短期F(Fast)、小型S(Small)、中型M(Medium)、大型L(Large)の4 種類に分類されている。大型ミッションは今回のJUICE (L1)、X 線天文衛星Athena (L2) 、宇宙重力波望遠鏡LISA (L3)の3 つで、欧州の宇宙探査分野の発展に大きな役割を果たす。

アリアンスペース社はこれまでに30 機の宇宙探査機を打ち上げ、宇宙科学の研究に貢献してきた。それらの探査機には、太陽系で最も謎が多い水星への探査機「ベピコロンボ」、恒星と銀河の成立ちと進化を研究する赤外線天文衛星「ハーシェル」、ビッグバン直後に発生したと考えられる宇宙マイクロ波背景放射を観測する天文衛星「プランク」、約20 億個の天体を調査して銀河系の立体地図を作成する位置天文観測衛星「ガイア」、月探査機「スマート1」、彗星探査機「ロゼッタ」、 宇宙の起源を探る最先端の宇宙望遠鏡「ジェームズウェッブ」 などの衛星が含まれる。
(※1)ESA の宇宙科学プログラム コズミック・ビジョン

詳細は以下参照
https://newsroom.arianespace.com/ariane-flight-va260/