朋栄、米キャメロン大学が校内スタジオに同社システムを導入したことを発表(23.2.10)

(株)朋栄(東京・渋谷区、清原克明社長)は、米国名門大学の1つであるキャメロン大学(米オクラホマ州・ローントン、https://www.cameron.edu)が、学生たちに一流の体験型教育を提供するという施策の一環としてテレビスタジオを改修し、朋栄のHVSビデオスイッチャーをはじめ、メディアサーバー、グラフィックスシステムを導入したと発表した。

キャメロン大学は、実体験を優先した教育を行なっており、今回のシステム導入により学校全体の制作能力を向上させるとともに、学生に提供する教育機会を大幅に拡充することが可能になった。システム構築は、ノースカロライナ州に本拠を置くSCMS, Inc.(https://scmsinc.com)が担当した。

キャメロン大学でジャーナリズムとメディア制作を学ぶ学生は、スタジオ運用とテレビ番組制作の授業の一環として、新たに導入されたビデオスイッチャーHVS-490、Odyssey製メディアサーバーInsight、ClassX製グラフィックスシステムClassXを使った実践的なトレーニングが受けられる。 学生は、授業のほかに、週に最大4本のテレビ番組を制作、キャンパス内にあるテレビ局CU-TVで放送するほか、キャメロン大学のデジタルニュースプラットフォームAggieCentral.comでストリーミングするコンテンツを制作している。

キャメロン大学の英語および外国語コミュニケーション学部でジャーナリズムとメディアの授業を担当する教授であるマティソン・ジェンキンス(Mattison Jenkins)博士は、システムの導入について次のように話している。

「システムは何の問題もなく運用できました。 非常に直感的で、以前のシステムよりもはるかに使いやすく、最初のライブ制作もスムーズに進められましたし、その場ですぐに変更を加えられることには驚かされました。 学生と教職員は番組の仕上がりの改善に感動していましたが、何よりも、このシステムで学生に提供される体験型教育が飛躍的に向上したことを、とても嬉しく思っています」

ジェンキンス教授が最も期待している新しい機能に、ClassXのLiveBoardに搭載されているNDI®ストリーム10系統の入力がある。LBconnectアプリケーションを使用することで、HVS-490のコントロールパネルから制御することが可能。また、HVS-490のWeb GUIが、VRAM (ビデオRAM) を取り込めることや、マウスをクリックするだけでPCから直接画像をスチルストアに読み込めること、プレイリストを再生/停止するためのInsightサーバーのVDCP制御についても、その他のメリットとして挙げている。

「P-in-Pの動的なDVEトランジションに任意のNDI®ソースを挿入したり、主要なビデオ会議プラットフォームのいずれかを使用してフィールドレポーターをストリーミングしたりすることができます。 これにより、すべての番組で、ネットワーク局に匹敵するグラフィックスを用いた見栄えのある番組を制作できるようになりました。 朋栄製品を導入する前と後では、私たちのスタジオには雲泥の差があります。 このシステムを使用して学生たちに授業ができることに、この上ない喜びを感じています」

FOR-A Corporation of Americaの兼村聡社長は、今回納入したシステムについて、次のようにコメントした。

「HVSスイッチャー、Insightサーバー、ClassXグラフィックスを組み合わせた強力なソリューションを提供できたことを嬉しく思います。キャメロン大学の学生が制作する番組を見るのが、今からとても楽しみです。HVS-490にNDI®入出力オプションを追加搭載することでシステムは簡単に拡張が可能になり、 どんなタイプのコンテンツを考えたとしても実現する準備が整います」

※ NDI®はVizrt Groupの登録商標

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