パナソニック アビオニクス、機内全体のホスティングソリューションを発表、AI活用で運航効率と乗客体験を向上(25.4.9)

パナソニック コネクト(株)(東京・中央区、樋口泰行プレジデント・CEO)のグループ会社で、機内エンターテインメントシステムと機内Wi-Fiサービスのパナソニック アビオニクス(株)(米国カリフォルニア州アーバイン、ケン・セーンCEO)は、4月8日(ドイツ・ハンブルク現地時間)に、オープンかつ中立的なアプリケーションホスティングプラットフォーム「Converix(コンヴェリックス)」を発表した。同プラットフォームは、安全上必須ではないサービスを対象とした機内全体の包括的なソリューションを提供する。

Converixは機内エンターテインメント・コネクティビティ(IFEC)システムの統合、客室やギャレー業務、照明、その他機内アプリケーションをサポートする。航空会社にとっては、航空機データの監視、乗務員の業務改善、客室備品在庫の管理、航空機整備の最適化が可能になる。Converixはあらゆる航空機メーカー、あらゆる機体への搭載が可能だ。

機内の1万以上のデータポイントと連携し、大規模言語モデル(LLM)とエージェントAIを活用し、構造化・非構造化データを複数テラバイト単位で分析。運航効率の大幅な向上を可能にする充実したデータ分析を航空会社に提供する。 各座席に設置されたAIバーチャルアテンダントは、乗客をパーソナライズ化されたサービスでサポートする。乗り継ぎ情報や手荷物追跡、ホテルやレンタカーの予約状況、レストランのおすすめなどの目的地サービスなど、サービスは多岐にわたる。パーソナライズされた広告やターゲット広告配信にも役立つ。