THK(株)

地震被害は予想できても、地震を予知することはできません。
いつか来る地震は、いま来る地震かもしれません。

マシンルームにも設置可能な地震対策製品を紹介

マシンルームのヘッドエンドやサーバーラックの地震対策はお済みでしょうか。
災害発生時でも正確で迅速な報道を行い、地域社会の信頼にこたえているケーブルテレビ局のマシンルームは24時間稼働しています。
THKは、地域社会の信頼に応えているケーブルテレビ局の放送を停めないことと、「BCP(事業継続計画)」の一環として地震対策の免震装置を紹介します。


■ LMガイド

THKは1971年に創業した機械要素部品のメーカーで、主要部品の直線運動案内LMガイドのシェアは国内約70%、世界でも50%超を有します。
このLMガイドは、産業用機械、検査機器などの内部の直線運動部分に使用されているほか、産業用ロボットの内部や搬送機械など幅広い分野に使用されています。
創業以来、幅広い分野で培われた技術を応用し、地震から建物や機器を守る免震・制震装置を開発しました。

直線運動案内LMガイド
直線運動案内LMガイド
■ 免震テーブルTSD型

免震テーブルTSD型は、サーバーラックの地震対策を主目的とし2007年に発売を開始しました。
発売以前のサーバーラックの地震対策は、サーバーラックと床を固定し転倒を防ぐものが定石でしたが、固定だけではサーバーラック内部に収容したマシンの損傷を軽減させることは困難でした。
この免震テーブルTSD型をサーバーラックと床の間に設置し、地震の揺れを免震装置で受け流すことで、マシンに伝わる地震の揺れが低減され、損傷を大幅に軽減させることができます。サーバーラックの新規導入時やレイアウト変更時にも対応可能な製品で、発売以来、データセンターや放送局のサーバーラックなどで導入されています。

免震テーブルTSD型
免震テーブルTSD型
採用事例
採用事例
■ 免震モジュールTGS型

免震モジュールTGS型は2011年に発売を開始した製品で、免震テーブルTSD型では対応が困難であった「広範囲」「重荷重」「長ストローク」に対応した製品です。
LMガイドを使用した機構に、ダンパー(減衰装置)を取り付けることにより、応答解析が可能となり、設置条件や搭載物に応じ最適な免震性能がカスタマイズ可能な製品です。
免震モジュールTGS型は、サーバーラックと床の間に設置することでサーバーラック単体にも使用しますが、OAフロアの床下全体に敷き詰めることでフロア全体の床免震にも使用できます。床免震でマシンルーム全体を地震から守ることもでき、建物全体の免震と比較し、低価格でのフロア全体の地震対策が可能な製品です。
搭載物や予算に応じた使用が可能な免震モジュールTGS型はケーブルテレビ局のデータセンターや通信設備にも導入されています。

免震モジュールTGS型
免震モジュールTGS型
採用事例
採用事例
お問い合わせ先THK(株) 東日本第一営業統括部 柴田 聡 TEL.03-5730-3820 FAX.03-5730-3821 https://www.thk.com/

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