キヤノンカメラ「EOS R5」で撮影した8K映像がTBS「世界遺産」に初登場(20.12.25)

キヤノン(株)(東京・大田区、御手洗 冨士夫 会長兼社長CEO)は、同社が番組提供しているTBSテレビ「世界遺産」(毎週日曜日18:00から放送)で、4Kおよび8Kでの撮影に挑戦した「4K8K特別篇」の第二弾を放送する。
同番組は、“人類共通の財産である世界遺産を最新の技術で記録し、未来に残す”ことをコンセプトとして、高精細な映像で世界遺産の魅力を伝えている。
今回の撮影の舞台は、北海道の北東部に位置する「知床」。紅葉や流氷など自然豊かな景色や、動物たちの姿を約1年かけて記録した特別篇。なかでも、フルサイズミラーレスカメラEOS R5で8K撮影した映像は、TBSテレビ初登場。細部まで記録された高精細映像が楽しめる。

■テーマ
放送25年スペシャル「4K8K特別篇 知床の四季」

■放送日時
2021年1月10日(日)18:00~18:30(8K撮影映像は本編の一部)
※ 地上デジタル放送対応のため、4Kおよび8K撮影映像をフルHDに変換して放送される。BS-TBSでは、2021年2月27日(土)18:30~19:00に、地上波放送の未公開カットを加えた「ディレクターズカット版」の4K放送が予定されている。

・EOS R5で8K撮影した映像
ヘリコプターから臨む色鮮やかな知床五湖や知床連山、大自然に生きるエゾシカ、サケが遡上する川の中の様子など、知床の雄大な景色や動物たちを、大空や水中などさまざまな視点から8K撮影。EOS R5の高感度性能やダイナミックレンジを生かした、濃淡の美しい知床の高精細映像が楽しめる。

カムイワッカ湯の滝の上流の様子

・EOS R5の特長を生かした8K撮影の様子
EOS R5は小型・軽量なため、ドローンに装着して8K撮影を行うことができた。また、通常、ファインダー撮影が難しい水中撮影では構図決めに時間がかかるが、バリアングルモニター搭載のため、防水ケースに入れた状態でもスムーズな撮影を実現。さらに、内部RAW収録が可能なため外付けレコーダーが不要で、現場へ持ち込む機材を削減することができた。8K撮影にかかる負担を軽減し、快適な撮影となった。

ドローンによる空撮

「世界遺産」制作チーム 小川 直彦 4K8Kプロデューサーのコメント
今回、キヤノンの8K業務用カメラと、発売になったばかりのEOS R5の二つのシステムを持ち込み、知床の大自然の中で超高精細8K撮影を行いました。8K業務用カメラでは、8K非圧縮RAW収録というこれまで経験した中で最高品質の映像で撮影しました。知床五湖の紅葉が圧倒的な階調表現で色鮮やかに写し撮られています。EOS R5ではそのコンパクトさを生かし、ドローンに搭載してのダイナミックな空撮と防水ケースに入れたサケの遡上の水中撮影を行いました。知床の大自然をつかみ取った最高品質の映像美をぜひお楽しみください。

EOS R5での撮影の様子