小峰無線電機、西新宿の高層ビル街でも高精度測位を実現する2周波対応マルチGNSSアンテナを新発売（20.6.30）

小峰無線電機（株）（神奈川・川崎市、加藤晴生社長）は、高精度測位を実現するマルチGNSSアンテナ「QZG12fQ」の発売を開始した。
2019年秋以降、大手携帯電話事業者が相次いで衛星測位を用いた高精度の位置情報配信サービスに参入している背景から、今後、様々な分野において測位のニーズが増えていくことは必然となっていることから、本製品を展開する。
小峰無線電機はこれまで、高精度なアンテナのメーカーとして、マルチGNSSアンテナ「QZシリーズ」の開発、製造、販売を手掛け、肥料散布用ドローンや農業機器、リモートセンシング、スポーツインフラなどの分野で利用されている。その中でも今回リリースする「QZG12fQ」は、QZシリーズで上位に位置し、衛星測位利用には厳しいと云われる高層ビルが林立する西新宿でも高精度な位置測位を取得する。

【QZG12fQの想定される利用シーン】
・農機の走行ガイダンスシステムなどによる農業の作業効率化
・建機等の工事車両の運用などのインフラ管理
・鉄道管理や列車制御による安全運航支援
・津波・高波予測など海洋管理
・RTK基準局用途　等

【製品概要】
製品名：QZG12fQ
外形寸法：φ140mm×46.5mm
質量：270g以下
コネクタ：TNC-female（プッシュオンフルロックで結合可能なQTNCと互換）
周波数帯：
GPS/QZSS：L1、L2　GLONASS：L1、L2　Galileo：E1、
E5b　BeiDou：B1、B2b/B2I
耐候性　：防塵・防水IP67

QZG12fQ天面