富士通エフ・アイ・ピー、映像管理を支援する新サービス「メディアリュック」を販売開始(19.7.31)

富士通エフ・アイ・ピー(株)(東京・港区、島津めぐみ社長)は、映像コンテンツを扱う企業に向けて、映像管理を支援する新サービス「FUJITSU メディアソリューション メディアクラウド メディアリュック(以下、メディアリュック)」を販売開始した。
本サービスは、映像コンテンツをクラウド上でセキュアに管理・共有できるSaaS型のサービス。プレビュー用の低解像度映像の自動生成やメタデータ(※1)の入力・検索などにより、企業の映像管理における負担を軽減する。また、二段階認証やSSL-VPN(※2)通信などセキュリティにも配慮し、ブラウザ上の操作でインターネットを介して関係者への映像の共有が可能だ。
近年、SNSや動画配信サービスなどにより、映像コンテンツの視聴が日常的な習慣として定着。映像コンテンツはVRやAR、ドローンによる空撮映像など新技術を使った映像や、4Kや8Kの高解像度な映像のほか、AIの画像認識技術の向上など、その種類や利活用の幅において広がりを見せている。さらに、世界各国で2020年までに次世代通信規格である5Gの商用化が進められており、映像視聴環境の飛躍的な向上により映像に対するニーズが一層高まり、あらゆる分野において映像コンテンツの流通の活性化が見込まれている。
その一方で、映像コンテンツを扱う企業は、大量の映像から必要なシーンを抽出する作業や、複数の関係者へ映像を共有する作業など、映像管理における様々な負担の解消が課題となっている。さらに、磁気テープなどの物理メディアに映像を保存している企業では、保存容量の上限への対応やバックアップの確保、紛失リスクの低減なども課題となっている。
富士通エフ・アイ・ピーは、これらの課題解決のため、SaaS型の「メディアリュック」を販売。本サービスの提供を通じて、映像を活用したより豊かで快適な生活に向けて、映像コンテンツの流通活性化に貢献していく。
※1 メタデータ:デジタルデータの作成日時やタイトル、サイズなどをはじめとする、データに関する付帯情報。
※2 SSL-VPN:暗号化にSSL/TLSを用いたVPN技術。