WOWOW、パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」発のスポーツイベントを6月1日に開催(19.5.9)
(株)WOWOW(東京・港区、田中晃社長)は5月9日の定例会見で、パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」のシーズン4を8月に放送開始することを発表した。
「WHO I AM」は、国際パラリンピック委員会(IPC)とWOWOWとの共同プロジェクトで、2016年から2020年まで5年にわたり、世界最高峰のパラアスリートに迫る大型ドキュメンタリーシリーズ。シーズン1からシーズン3の全24番組では、17カ国24組のメダリストにスポットをあててきた。同日の会見では、シーズン4で登場する世界8選手のうち、パラリンピックの花形種目・男子100mで2大会連続金メダルを獲得したジョニー・ピーコック選手(イギリス)、日本から個人として、東京大会出場を一番乗りで決めた車いすテニスの上地結衣選手など、4選手のビジュアルが発表された。残る4選手は後日発表予定。なお、これまでに放送した全24番組が、公式サイトと会員向けオンデマンドサービスで無料配信を開始したことも同日に発表された。
さらに、「WHO I AM」発の新プロジェクトとしては、TOKYO 2020とその先の未来を見据えたユニバーサルスポーツイベント「ノーバリアゲームズ」が6月1日(土)午後、日比谷公園(東京・千代田区)第二花壇で開催される。WOWOWでは番組制作にとどまらず、「WHO I AM」シリーズの映像を基軸として、さまざまな放送外展開に取り組んできたが、本イベントでは《#みんなちがってみんないい》 をテーマに、性別も国籍も障害の有無も問わない多様な参加者たちが、“みんなで楽しめる運動会”のような催しを目指す。
田中社長は、「2012年のロンドンパラリンピックはエポックメイキングな大会となった。開催以降、ロンドンでは健常者と障害者という差別意識が薄まり、多様性を尊重する意識が醸成されつつある」と同大会を高く評価する一方で、「パラアスリートには拍手が贈られるが、そうでない障害者に対しては、やはり差別意識が向けられている」という課題も指摘。そこで、「健常者も障害者も、世界を目指す子供も目指さない子供もいる。多様性を超えたインクルージョンな世界ができるよう、WHO I AMが貢献できたらよい。そういう思いを込めてノーバリアゲームズを開始するので、絶対に成功させ、今後も継続していきたい」と意気込みを示した。
■「ノーバリアゲームズ」開催概要
日時: 2019年6月1日(土)午後
場所:日比谷公園 第二花壇
MC:松岡修造
スペシャルゲスト:パトリック・アンダーソン(カナダ/車いすバスケットボール金メダリスト)
ゲスト:萩原智子(シドニーオリンピック競泳日本代表) 他 順次発表予定
音楽:梁 邦彦(「WHO I AM」音楽制作、平昌オリンピック開会式&閉会式音楽監督)
特別協力:art4sport
協力:一般社団法人ZEN、NPO法人STAND、上智大学 ソフィアオリンピック・パラリンピック 学生プロジェクト Go Beyond
最新情報は「WHO I AM」公式サイト:http://wowow.bs/whoiam
公式twitter & Instagram: @WOWOWParalympic #WhoIAm にて