サイバーエージェントと阪大 石黒教授がAI「チャットボットによる話者感情制御」で特許共同出願(18.1.19)

(株)サイバーエージェント(東京・渋谷区、藤田 晋社長)における人工知能技術の研究開発組織「AI Lab」は、大阪大学基礎工学研究科 石黒教授との共同研究講座で、「チャットボットによる話者感情制御」に関する特許を共同出願したと発表した。
同社は、子会社を通じてチャットボットサービス「AI Messenger」を提供。今回、石黒教授とともに「チャットボットによる話者感情制御」に関する技術を開発し、特許を共同出願した。クレーム対応を模した実験環境での評価の結果、顧客の感情の抑制効果が期待できることが示されたという。カスタマーサポートでの顧客からの問い合わせの中には、単に怒りや苛立ちをぶつけたり、理不尽なクレームをつけるなど悪質なものも多く、これらに対して経験の浅いオペレーターが適切に対応することは難しく、精神的な苦痛を伴うことが問題になっている。
今回出願した技術を用いて実証実験を進め、チャットボットやロボットと人とが調和的に共存できる世界の実現を目指す。