静岡県、台湾で初開催の「台日土砂災害技術シンポジウム」に参加。事例を発表(23.9.29)
静岡県(川勝平太知事)は、台湾北部にある新北市で9月14日に開催された「新北市政府2023年度 台日土砂災害技術シンポジウム」に日本の自治体として唯一参加した。
静岡県交通基盤部河川砂防局砂防課の大野正敏課長代理、静岡県台湾事務所の市川美奈子所長が出席。同シンポジウムは、昨年10月に新北市と台湾の国立成功大学が締結した「土砂災害の防止に向けた協力に関する覚書」に基づき、初めて開催されたもの。
シンポジウムでは、大野課長代理が「静岡県の土砂災害対策」をテーマに発表し、日台の関係者と意見交換を行なった。質疑応答では、静岡県の土砂防行政及び防災行政について、台湾側の関係者が積極的に質問するなど、活発な意見交換が行われた。
静岡県は、新北市を含む8つの台湾の自治体と防災に関わる相互応援協定を締結し、職員の相互派遣など、防災分野での交流を進めている。静岡県が防災先進県であることや、台湾とのこれまでの交流実績が評価されたこと、また、静岡県と新北市の地質・気候条件等が似ており相互の経験を参考にできることなどから、日本の地方自治体として唯一、静岡県が同シンポジウムに招待された。
静岡県では今後も、防災を含む様々な分野で、台湾各地においての交流事業に取り組んでいく方針。
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